湖=ブルー。そんな概念をくつがえす、おどろきの色彩をした湖がこの世には存在します。自然というのは偉大で、目を疑うような色彩を生み出すのです。世界に奇跡の絶景とも言える、カラフルな湖をご紹介します。!
1. ヒリアー湖【オーストラリア】
http://www.thepinnaclelist.com/2015/02/20/21910/remarkable-pink-lake-hillier-wes…
オーストラリア西部にあるミドル島。ここにあるヒリアー湖はまるで絵の具を溶かしたかのようなイチゴミルク色!なんだかちょっとおいしそう。全長600mの湖で、周囲はペーパーバークとユーカリの木々に囲まれています。 http://www.thepinnaclelist.com/2015/02/20/21910/remarkable-pink-lake-hillier-wes…
なぜ湖の水がピンク色なのかは完全には解明されていないそうですが、塩表面に生息する細菌が作り出す染料による色ではないかという説が有力。実は西オーストラリアにはヒリアー湖以外にもピンクの湖が多く存在するそうです。 ■ 基本情報
- ・名称: ヒリアー湖 (Lake Hillier)
- ・住所: Middle Island, Western Australia, Australia
- ・アクセス: エスペランスより車でアクセス
- ・公式サイトURL: http://hillierlake.com/
2. 九寨溝【中国】
Jean-Marie Hullot
中国四川省北部にある自然保護区。ここはユネスコの世界自然遺産にも登録されている湖です。水の透明度が大変高く、山から流れ込んできた水に石灰岩が含んでいるため、日中は青、夕方にはオレンジ…など独自の色彩を変化させます。 流れてきた腐植物が石灰分に固定され、その場所に植物が生えるため、森林に囲まれた独特の景観をもつのがこの湖の特徴。この付近は、野生のジャイアントパンダの生息地としても有名なんだそうです。
■ 基本情報
- ・名称: 九寨溝 (Jiuzhaigou Valley)
- ・住所: Jiuzhaigou, Sichuan, China
- ・アクセス: 成都の新南門バスターミナル(成都新南门车站旅游客运中心)から「九寨溝バスターミナル(九寨沟客运中心)」行きに乗車(1日1往復)
- ・電話番号: +86 837 773 9753
- ・公式サイトURL: http://www.jiuzhai.com/
3. ダロル湖【エチオピア】
Achilli Family | Journeys
アディスアベバの北およそ600kmにあるダロル。そこにはなんとも毒々しい不気味な色をした湖があります。まるで化学薬品をぶちまけたような、人工的な色…だけど、これも自然が創り出した色彩です。美しいとは言いがたいですが、すごい景色なことは確かです。 http://reversehomesickness.com/africa/dallol-volcano-worlds-strangest-volcanic-l…
実は、これは火山が創り出した色。つまりこの湖は温泉なのです!かつてここは塩鉱山だったとのことで、塩分を含んでいるよう。とはいえ、あまりに高濃度ですので温泉に浸かることはやめましょう(笑)。 濃度の高い温泉の温度と、外気温の高さで急速に蒸発していくため、このような独特な結晶ができるとのこと。このショッキングな色は硫黄と鉄化合物の色ということなんですね。
■ 基本情報
- ・名称: ダロル湖(Dallol Lake)
- ・住所: Dallol, Ethiopia
- ・アクセス: メケレもしくはアディスアベバからツアーが一般的
- ・料金: Visit Ethiopia Tours社1泊2日メケレ発ツアーの場合:4人で1人 $987、12人で1人$610ほか(米ドル/大人)
- ・所要時間: およそ3日(1日目は移動とキャンプ宿泊、2日目はダロル周辺観光、3日目はメケレまで移動)
4. ナトロン湖【タンザニア】
http://xdesktopwallpapers.com/soda-formations-on-the-surface-of-lake-natron-5812…
ナトロン湖は、アフリカ・タンザニア北部のアルーシャ州にある強アルカリ塩湖。およそ長さ57 km、幅22 kmの赤色の湖。エワソ・ンギロ川や湖底から、噴き出す熱いソーダが多く含まれた湧水が湖水の水源。暑く乾燥した環境のために湖の蒸発率は高く、とても塩分濃度が高いのが特徴。 http://www.epicdash.com/32-surreal-places-earth-belong-dream-ive-never-wanted-tr…
湖のpHは9~10にもなり、アンモニア並みに強いアルカリ性。植物が育たないはもちろんのこと、動物も湖に落ちると石灰化、化石のようにそのままの形で永久に残るのだそうです。 ■ 基本情報
- ・名称: ナトロン湖 (Lake Natron)
- ・住所: Lake Natron, Tanzania
- ・アクセス: Arushaなどから現地ツアーが一般的
- ・料金: 同祖神社 東京大阪発13日間タンザニアツアー(ナトロン湖含む)の場合:618,000円~
- ・オススメの時期: 9~10月(湖が赤く染まるのは乾季の終わり)
5. レンソイス・マラニャンセス国立公園【ブラジル】
ブラジル北東部にある、広大な砂丘が広がる国立公園。真っ白な砂丘とエメラルドの湖が特徴ですが、この湖が出現するのは雨季の時期だけ!雨季になると石英の下にある地下水が増し、砂丘の谷間に湧き出て湖が出現するんです。エメラルドグリーンに輝く不思議な湖は絶景!
ただ、この湖に魚が現れるのが不思議。これらの魚が乾季の間どうしているかは、調査が行なわれておらずいまだ謎です。
http://shibamataxx.blog16.fc2.com/blog-entry-476.html
乾季の様子がこちら。砂丘の砂の成分はほぼ100パーセント石英で、太陽光に反射して輝くため白く見えるのだそう。 ■ 基本情報
- ・名称: レンソイス・マラニャンセス国立公園(Parque Nacional dos Lençóis Maranhenses)
- ・住所: Barreirinhas – MA, 65590-000, Brazil
- ・アクセス: バレイリーニャスやサンルイスから現地旅行会社のツアーに参加するのが一般的
- ・料金: UNIVER RECEPTIVO AGENCIA DE VIAGENS 社のツアーの場合:US$755.00(日帰りツアー/大人1人)
- ・所要時間: サンルイス発日帰りツアー:約14時間
- ・オススメの時期: 6月~9月(雨季で湖が出現する季節)
6. ラグナ・コロラダ【ボリビア】
Carlos Adampol
ボリビアのアルティプラーノ南西部、チリとの国境近くにある塩湖。ボリビアの湖といえばウユニ塩湖が有名ですが、この「ラグナ・コロラダ」の色彩も素晴らしい!湖には白色の硼砂の島があり、湖水の赤い色は藻の色素によって赤みがかっています。ウユニ塩湖とのセットツアーが人気です。 lisa_aw
フラミンゴの一大生息地として知られています。フラミンゴの体がピンク色なのは、この食べている藻の色素によるものなんですって!藻を食べなければフラミンゴもただの白い鳥…というわけです。 ■ 基本情報
- ・名称: ラグナコロラダ(Laguna Colorada)
- ・住所: Laguna Colorada, Bolivia
- ・アクセス: ウユニからツアーバスが一般的
- ・料金: オンリーワントラベル社ウユニ発チリ国境行き1泊2日ツアー(日本語)の場合:$430~(大人1人)
- ・所要時間: およそ1日半(9:30-翌日14:00)