地球の鼓動を感じる絶景！高知へ行くなら絶対訪れたい「臼碆」の景色

まるで日本とは思えないくらいスケールの大きな絶景が広がる高知県の「臼碆（うすばえ）」。海岸線に広がる花崗岩の断崖は長い年月をかけて黒潮が岩を浸食し、その歴史が岩に刻まれていることを感じることができます。地球の鼓動・息吹を感じるような壮大な光景は高知県を訪れたら必ず行っておきたい素晴らしい場所です。

臼碆とはどんなところ？

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臼碆は高知県の足摺半島の西側に位置しており、日本列島で黒潮が一番最初に接岸する唯一の海岸です。臼碆の近くの海では、渦を巻きながら移動していく黒潮の白い潮目を観察することができ、スケールの大きな海岸線とあわせてダイナミックな海面の動きの両方をのぞむことができます。

見どころ1：碧い海と褐色の岩肌

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碧い海の色・褐色の岩・深い緑が映え、息をのむほど雄大な光景が広がっています。長い年月をかけて徐々に黒潮に浸食された海岸線は、それぞれ変化に富んだ形をしていて、これまでの自然の歴史を物語るかのようなスケール大きさです。まるで日本とは思えないような景色でもあります。

見どころ2：白亜の臼碆灯台

臼碆（うすばえ）という地名は黒潮が海岸に渦を巻いてぶつかって白いしぶきをあげている様子が、まるで臼を挽いているかのように見えることから、「臼」と浅瀬を意味する「碆」をいう文字を合わせた地名になったという言い伝えがあります。ちょうど右上に見えるのが臼碆灯台です。

http://sakura3939bunbun.blog.so-net.ne.jp/2011-06-10

松尾海岸西端に突き出た断崖に建つ白亜の灯台です。高さは9.6mでこじんまりとした灯台です。近くで見るとタイル貼りになっています。初点灯は1961年(昭和36年)3月。50年以上たった現在も稼働しています。灯台の近くには展望台があり、東側には足摺岬、西側には竜串や叶崎まで見渡すことができます。

見どころ3：豊漁祈願の竜宮神社

臼碆の海岸線からひときわ海に突き出した岩山の上に赤い鳥居があるのがわかりますか？この鳥居は竜宮神社の鳥居です。竜宮神社のご神体は弁財天でお参りすると必ず豊漁になるという言い伝えがあり、古くからの航海の安全と豊漁祈願のための神社として知られています。

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このあたりの沖合はカツオの漁場で、そのほかにもブリやサバ、トビウオやクエなどの魚がたくさん生息しています。また松尾海岸という地名もカツオを意味する松魚（まつうお）漁が盛んであったことに由来しているのだとか。この地域の人にとって、カツオ漁は生活と切り離すことのできない大切なものであることがわかります。