横浜で接待にも使える料亭10選。おいしい料理と美しい庭園が自慢

緑ゆたかな日本庭園を眺めると、なんとなく気持ちが安らぎますね。きれいなお庭を眺めながらおいしいものをいただいていると、日本人でよかったとしみじみ思います。横浜には、お庭がきれいな和食のお店があり、どれも手入れのされた庭園が見事です。たまにはこんなところでしっとり、優雅に過ごしたいですね。

横浜の緑の多い郊外にあり、自然豊かな中にある庭園を楽しめる料亭や、都心部にあるという驚きの庭園空間を持つお店など、様々なロケーションにあり接待にも使えるお店を10選してご紹介します。

1.    猪之鼻庭（いのはなてい）

もとは小料理屋さんだったお店を、お蕎麦屋さんにリニューアル。門構えも池のあるお庭がいかにも高級そうですが、おそばは意外とリーズナブル。平日のお昼は、お客さんでいっぱいです。

お料理はかも南蛮♪

かもを使ったお蕎麦が自慢なので、一度はおためしを。手打ちそばはコシがしっかりあっておいしいです。お刺身とてんぷらの定食もあり、見た目もキレイ。やっぱり、和食はいろどりも大事ですね。半個室もあるので、使い道がいろいろあるお店です。

2.横浜うかい亭

こちらはゴージャスですね。明治時代の豪商の館を移築した建物のなかには、美術品や工芸品がさりげなく置かれています。何よりもこの庭園がお見事。

結婚式場に使われることもおおいので、日柄のいい時は貸し切りになります。こんなところでウェディング、さぞかし花嫁さんがきれいに映ることでしょう。

お料理は黒毛和牛と魚介♪

お料理は、厳選した黒毛和種のうかい特選牛をつかったもの。これを目の前のシェフズテーブルで調理してくれます。香りや音も、おもてなしになる臨場感はさすがです。

3. 桂川（ホテル横浜キャメロットジャパン）

ホテルのなかにおいしい和食屋さんがあり、庭園がみえるのも珍しくありませんが、ビルの6階にお庭があるというのは、すごいですね。ホテル横浜キャメロットジャパン　6階にある桂川です。ひとでごった返す横浜駅から5分歩くだけで、こんな静かな場所にいけるなんて、おどろきです。

お庭にはお茶室まであるんですよ。お茶会がおこなわれていることもあり、着物姿がはなやかです。

お料理は季節の懐石♪

色あざやかに盛りつけられたお料理。どの品も季節をきちんと踏まえてあります。和食ならではの細かい心づかいがうれしいですね。優雅な空間のわりにリーズナブルなので、穴場的なお店ですよ。夜は接待もあり。

4.隣花苑（りんかえん）

隣花苑は、本牧三溪園のとなりにある料亭です。窓越しには緑のお庭が見え、花が咲き乱れ、夏は個室の間を風が通りぬけていきます。なんとも気持ちがいいですね。


敷地内の建物はどれも雰囲気が良く、室町時代のものだとか。奥の建物は徳川時代なので、新しいといっても３００年以上前のもの。歴史がありますね。

お料理は、三渓そば♪

三渓園の創始者、原三渓が考案した「三渓そば」が看板メニュー。グルメだった三渓さんが、自作のそばをお客に振る舞っていたというもので、素朴な味がします。きれいに盛り付けられていますが、食べる時は好きなように混ぜていいそうです。豪快ですね（笑）。

９月には、三渓園の蓮池の実で作る「蓮の実ご飯」があって、例年、大人気です。

5.木の花（横浜ベイシェラトンホテル＆タワーズ）

横浜駅西口のベイシェラトンホテル　8Fにある　日本料理のお店です。8階ですがこのように、季節を感じられるよう、しっかりしたお庭がつくってあります。これを見ながらの懐石は、文句のつけようがない。

いついってもおばさまたちが、優雅にランチを楽しんでいらっしゃいます。

お料理は季節の懐石♪

味はほどよく、上品。そして盛り付けがすばらしい。毎月、月替わりで献立が変わりますが、変わるたびにくるリピーターがいるというのも納得ですね。個室だとスタッフが1人専属でついてくれるので、多少お金を払ってもゆっくりしたい人には、事前予約をおススメします。

料亭 田中家

安藤広重の東海道五十三次の神奈川・台之景に描かれている旅館「さくらや」は、文久３年（1863）に田中家となりました。初代から五代目まで約150年もの間を経て、かつて1,300軒あったとされる神奈川宿の家屋の中で唯一現存し、横浜で最も歴史ある料亭が田中家です。

幕末の偉人とされている坂本龍馬の妻、おりょうが龍馬亡き後に住み込み仲居として働いていたり、高杉晋作、伊藤博文、西郷隆盛など、幕末の志士が訪れたことでも知られているお店です。

お料理は会席料理が中心

横浜で一番古い料亭という歴史を持つ田中家のお料理は、和食をメインにした会席料理が中心となっています。季節いちばんの食材を用いて贅を尽くした「その月のお献立」では、旬の味を存分に堪能することが出来ます。

平日昼席限定となっている「神奈川宿御膳」や「葉山牛ステーキ御膳」は、いずれも事前予約制ながら、気軽に田中家の料理を味わうことが出来るおすすめメニューとなっています。

料亭 滝川

旧東海道が通る元神奈川宿があった台町にある料亭 滝川は、創業者の出身地だった北海道の滝川を亭名にして、まだ台町から横浜駅西口が見下ろせた、戦後間もない昭和22年（1947）に創業されました。

横浜駅西口の喧噪から離れており、マンションの１階にありながらも、料理はもちろんのこと、客室から庭を眺めることが出来て、和の風情を十分に感じることが出来ます。お部屋には、全室化粧室が設けられているという、心配りの嬉しいお店です。

お料理は懐石料理がメイン

四季折々の季節の味を、見て楽しみ、食べて楽しむことが出来る懐石料理のコースは、昼の懐石コースと、夜の懐石コースが、それぞれ３コース用意されています。懐石コースのほかには、旬の素材が使われた懐石料理が手軽に楽しめる、２種類の懐石弁当などがあります。

マンションの１階にあるとは言え、落ち着いた雰囲気とゆとりの空間の中で、くつろぎのひとときを素晴らしい懐石料理と共に味わいたいものです。

九つ井 本店

横浜市の郊外となる栄区田谷には、戦国時代の玉縄城主、北条綱成の妻だった平戸御前が住んでいました。平戸御前の住居は山上にあったことから、麓の田谷の里に湧き出ていた泉を、九つ井と名付けて住居の水源として守るようになりました。

いつの頃からか、清冽な九つ井の泉がある里を九つ井と呼ぶようになり、九つ井 本店は、九つ井の山里そのままの風情を残しているお店となっています。

寛ぎながら離れで食べるいろり焼き

九つ井 本店には、母屋と言えるテーブル席がある家屋と、山里の自然に囲まれたいく棟もある離れに分かれており、テーブル席と離れでは提供される食事が異なっています。

山里の風情を存分に楽しむなら、離れでの食事がオススメです。３コースあるいろり焼きや、古式に則った手打ち蕎麦が味わえるそば懐石が２コース、そのほかしゃぶしゃぶ、みずたきなどのメニューがあります。お昼のみとなっているメニューには、そば懐石と懐石松花堂弁当があります。

金沢園

旗亭 金沢園は、昭和５年（1930）に遊園地、割烹旅館として、亀木浦と呼ばれた入り江に面した地に創業されました。汐干狩、海水浴、釣り、遊覧船に、四季折々の花木を愛でたり、大弓場が設けられるなど、京浜地方の郊外リゾート施設として発展しました。

与謝野晶子や高浜虚子などの文人墨客が訪れたこともある、創業当時そのままの入母屋造り、浅瓦葺き木造２階建ての建物は、国の登録有形文化財に指定されています。

お料理は会席料理がメインで和風喫茶もあります

レトロな昭和初期の趣たっぷりある和室お部屋でいただけるのは、３コースからなる御会席膳で、四季折々の食材を使った品々を味わうことが出来ます。

ランチタイムには御会席膳コースのほかに、乙舳膳、季節の天麩羅膳などのメニューが用意されています。和風喫茶にもなっており、お庭にはカフェ席があり、ペットも入ることが出来るので、ワンちゃんと一緒にカフェ席で昭和ノスタルジーを感じることも出来ます。

横浜 みなとみらい 大志満

みなとみらいの横浜ランドマークタワーとパシフィコ横浜との間にある、横浜ベイホテル東急１階には、加賀・山中温泉の老舗旅館を前身とした横浜 みなとみらい 大志満があります。

ゆったりとしたホール席では、四季折々に姿を変えるお庭を眺めながら、和の伝統を受け継ぎつつ洗練されて来た加賀料理の数々を楽しむことが出来ます。ホール席のほかには、ゆったりと寛ぎぐことが出来る個室が６室あります。

お料理は京懐石の流れを受ける加賀料理

雪月風花、四季の彩りを心ゆくまで味わうことが出来る加賀料理の会席コースは、小懐石コースをはじめとして、合わせて４コース。季節に応じた季節の小懐石コースが設けられる候もあります。懐石コースのほかには、牛しゃぶしゃぶのコースや寿しのコースやセットがあります。

お昼の時間帯には、懐石コースのほかに加賀御前、昼御前、お弁当「浦舟」などが用意されており、平日のみのメニューには、お弁当「白帆」やちらし寿しがあります。

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歴史と由緒ある料亭から、落ち着きと共にスタイリッシュな雰囲気を持つお店など、様々なお店が横浜にはあります。大切な接待に使うならどこがよろしいでしょうか？気になるお店、お気に入りのお店は見つかりましたか？