静岡の温泉地24個まとめ。一度は行ってみたい！

国内有数の温泉地がある静岡県。今回はそんな静岡県の温泉地を分かりやすくまとめてみました。伊豆にも温泉地がいくつも分かれているのでどこか良いのか迷ってしまう人も多いのでは？温泉地によって特徴や趣が変わるので、おすすめのお宿と共にご紹介します。ぜひ参考にして下さい。

伊東温泉について

伊豆の中でも伊東は、別府や熱海と一緒に日本三大温泉郷と呼ばれています。豊富な湯量で、年間多くの観光客が集まる温泉地です。静岡県内では一番の湧出量を誇ります。

伊東温泉内には多くの温泉施設があり、宿泊出来る施設も含めて150以上にもなります。カップルから高齢のご夫婦、また家族連れまでいろいろなシーンに合わせて温泉を楽しめます。足湯だけではなく、手湯もあり靴下を脱ぐ手間もなく簡単に入浴できます。

泉質・効能

伊東温泉の泉質はその場所や施設によって若干異なりますが、ほとんどが単純泉・弱食塩泉です。単純泉は刺激が少なくリウマチや病後の回復に適しています。お子さんの初めての温泉デビューや、刺激に弱いお肌でも入りやすいと言われています。

弱食塩泉は舐めると少ししょっぱいお湯です。「熱の湯」などとも呼ばれ、体の芯までポカポカと温まります。冷え性の女性にもうれしいですね。どちらも無味無臭で入りやすい温泉です。

豊富な海の幸

伊東市にはいとう漁港があり、漁協も発足しています。味や鯖などの食卓にも並ぶ定番の魚から、サザエやあわび、そしてイカやキンメダイなどの魚も豊富に採れます。定置網漁や一本釣りなど漁業の種類も多種多様です。

こうした漁協直営の食堂などもあり、伊東温泉は海の幸も豊富です。温泉でゆっくりと休んだ後は、少しお酒を飲みながら旬の魚をいただくのも良いですね。

まんぼうのひゃくひろとは？

伊東には海の幸が豊富にありますが、滅多に市場へ出回らない幻の珍味があります。それが「まんぼうのひゃくひろ」です。まんぼうはそのまま魚のマンボウを指し、ひゃくひろとは「百尋＝小腸」を表しています。

普通はひゃくひろはくじらの小腸のことを指しますが、伊東市の「伊豆鮮魚商まるたか」ではマンボウのひゃくひろを提供します。これはとても珍しく、ほとんどここでしかいただけません。淡泊ながらも「コリ」とした軟骨のような不思議な食感を味わえます。

伊東遊季亭

昭和3年にオープンし、2008年にリニューアルオープンした伊東温泉を代表するお宿です。客室は和モダンを中心に、ゆっくりと寛げる空間です。

自家源泉を利用した温泉は、自然の木々と共に外の景色を堪能できる露天風呂などがあります。男女でお風呂が入れ換わるのでどちらも楽しめるのがうれしいですね。食事はプライベートダイニングで季節の食材をふんだんに使用したお料理です。

熱海温泉について

熱海温泉といえば、全国的にも有名な静岡の温泉地です。都心からも比較的近いので、週末には多くの観光客で賑わいます。特に最近では若いお客様に人気で、カップルやサークルの合宿などにも使われているようです。

熱海温泉は全国で第2位の宿泊者数を誇ります。あの徳川家康も湯冶に訪れたとされ、歴史も古い温泉地ですね。宿泊施設も多種多様です。

泉質・効能

熱海温泉は無味無臭で、肌への刺激が少ないので女性にも人気です。塩化物温泉は保温効果が高いので、温泉からでたあとも体がポカポカするので冷え性の人にも嬉しい泉質です。また硫酸塩温泉は神経痛や筋肉痛にも良いとされるので、旅の疲れを癒すにはピッタリです。この2つの泉質が熱海温泉の90％を占めます。

お湯はとても柔らかく、赤ちゃんにも優しいとされています。初めての温泉デビューを熱海温泉で迎えてみるのも良いですね。

温泉といえば熱海！

日本三大温泉にも数えられ、温泉といえば熱海を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか？これは徳川家康に愛され、その後も徳川将軍に親しまれ続けたことから全国的にも有名となりました。特に8代将軍時代には、熱海の温泉を将軍に献上するほどだったとか。

その後も日本の文化人や偉人などにも愛され続けた熱海温泉は、首都東京からのアクセスも良いことから、多くの人々に今でも愛され続けています。

温泉まんじゅう

温泉といえば温泉まんじゅうですね！熱海には老舗の温泉まんじゅうのお店がありますが、その中でも温泉まんじゅうの元祖のお店があると言われています。それが「延命堂本店」です。

ここの初代店主が庭の温泉の湯気でまんじゅうを作ったことが始まりとされています。熱海の観光のために試案していたら思いついたらしいこの温泉まんじゅう。優しい甘みと昔ながらの歴史も感じる味です。お土産にも良いですね。他にも熱海には温泉まんじゅうのお店がいくつもありますよ。

星野リゾート リゾナーレ熱海

熱海といえば昔ながらの温泉地ですが、そういった固定概念を覆してくれるお宿です。アクティブに過ごしたい人におすすめで、ホテルからは熱海の温泉地を一望できます。また大浴場からは星空や外の景色を楽しむことが出来ます。

熱海と言えば花火大会！花火がない日でも楽しめるよう、施設内には花火をモチーフにしたデザインがされています。残念ながら花火を見れなかった人でも雰囲気だけでも楽しめます。

伊豆長岡温泉について

伊豆長岡温泉は伊豆の国市にある温泉地です。伊豆半島の玄関口に位置し、車でのアクセスが良いと人気のスポットです。

伊豆最南端の下田までは行けないけど、伊豆の温泉を楽しみたいという人にもおすすめです。沼津港で採れた新鮮な魚介をいただくことができ、また30軒ほどの趣向を凝らしたお宿があります。芸妓学校もあり、約40人の芸妓が活躍しています。伊豆長岡温泉にお越しの際は、ぜひご覧ください。

泉質・効能

ここの泉質は弱アルカリ単純泉で、とろっとしたお湯が特徴です。しかし肌への刺激が少ないので、家族連れでも訪れやすい温泉地です。美肌の湯とも呼ばれ、角質を柔らかくしてくれるので、一皮むけたツルツルのお肌にしてくれますよ。

伊豆長岡温泉は源氏山を挟んで東西に分かれており、そのうち東の古奈地区は伊豆三古湯と呼ばれていました。昔ながらの歴史と、比較的新しい文化とが融合した温泉地です。

晴れた日は富士山も！

伊豆半島の中でも沼津に近く、伊豆の温泉地の中では一番富士山に近いとも言える伊豆長岡温泉。内陸にありながら、天気の良い日には富士山を拝むことが出来ます。駿河湾沿いの温泉地からも富士山を見ることが出来ますが、内陸からは高い山々があるので非常に貴重です。

温泉と富士山なんて、まさに日本の温泉ならではですね。そんな贅沢な景色を伊豆長岡温泉を散策しながら満喫して下さい。

伊豆長岡温泉 温泉旅館 吉春

自慢の客室からは箱根連山などの山々を眺めながらゆっくりと寛ぐことが出来ます。また露天風呂付の客室はそれぞれ雰囲気が違うお部屋で、自分好みのお部屋に宿泊出来ます。露天風呂とテラスのどちらも楽しめるので、お風呂に入らなくてもテラスで楽しく過ごせます。

自然豊かな空間でほっと一息つける大浴場はもちろん、貸切露天風呂もあります。女性にうれしい貸切岩盤浴は3種類から選べますよ。

伊豆長岡温泉 福狸亭 小川家

伊豆長岡温泉に佇む、客室15室の小さなお宿です。小さいながらもサービスが行き届いていて、居心地の良さで定評があります。ここの自慢は何と言っても料理です。料理長自ら沼津漁港へ仕入れに行って、旬の食材を厳選しています。

24時間入浴可能な大浴場は、入ればお肌の角質が取れてツルツルに。旅の疲れを癒すには最適なお風呂です。日頃の疲れも角質と一緒に落としましょう。

伊豆高原温泉について

伊豆高原は伊豆半島のちょうど真ん中付近に位置しています。周辺はその名のとおり、緑豊かな高原があり一年を通して多くの観光客が訪れます。おしゃれなカフェやペンションも多く、春には桜まつりがおこなわれ華やかな雰囲気となります。

そんな伊豆高原温泉は個人経営のペンションでも入ることが出来ます。大室山などを眺めながらゆっくりと浸かる温泉もおすすめですよ

泉質・効能

泉質は単純泉がほとんどで、皮膚病や神経痛に効果があるとされています。アルカリ性単純泉なので、温泉に慣れてない人でも安心して入れます。傷などにも効果があるとされています。

伊豆高原はペンションや民宿など小さなぬくもりのあるお宿でも、このような温泉を楽しむことが出来ます。一碧湖付近もそういったお宿が多く、またレジャー施設も集中しているので旅の拠点にもピッタリです。

海と山、どちらも楽しめる

伊豆高原はふっくらとしたお椀形が特徴の大室山と、変わった海岸の城ヶ崎海岸のちょうど間に位置しています。そのため少し車で行けばどちらも楽しむことが出来ます。また大室山はリフトで頂上まで行くことができ、散策も楽しめます。

伊豆高原駅付近では、毎年春にさくら祭りが開催されます。また同じ時期に大室山でも行われ、桜の名所として県内外から多くの観光客で賑わいます。

隠れ宿 香旬華

4つの客室と2つの離れというプライベート空間を重視したお宿です。小さいからこそスタッフの心遣いを受け取ることが出来ます。

客室は露天風呂付で、おしゃれな和モダンの造りです。外の景色や伊豆高原の豊かな自然を満喫しながら入る露天風呂は最高ですね。また料理はどなたでも満足出来るような和洋折衷なお食事です。伊豆半島の海の幸を存分に味わえます。

花の森 クラリス

西洋のおしゃれな建物が目印のお宿です。素敵な庭は日本ではないような不思議な空間で、四季折々の植物を楽しむことが出来ます。

本館含め全室に露天風呂が完備されています。そのためヨーロッパのような雰囲気なのに温泉も楽しめるという、まさに贅沢なお宿です。お料理はシェフ自慢のフレンチ料理をいただけます。アンティークな空間で贅沢な時間を過ごしませんか？

熱川温泉について

熱川温泉は伊豆半島に位置し、都心からも約2時間というアクセスの良さから日帰りでも人気がある温泉地です。江戸城を築城した太田道灌がこの熱川温泉を発見したと言われている、歴史の長い温泉です。海に面しているので海水浴場としても有名です。

また一番人気があるのが熱川バナナワニ園です。温泉の熱を上手く利用し、熱帯地方の植物や多くのワニを飼育しています。

泉質・効能

熱川には多くの源泉があるとされ、熱川ほっとぱぁーくでは足湯を楽しめます。またここには源泉から湯気が立ち込める姿も見ることが出来ます。

源泉の温度は100℃近いとされ、その煙を街中で見かけることがあります。このように高温泉なので菌が少なく安心して入浴できます。泉質は主に塩化物泉で、効能は神経痛や皮膚病に効果的とされています。熱川を満喫したあとはじっくりと汗を流しながら入りたいですね。

山桃茶屋

熱川温泉の小高い丘の上にある1日2組限定のお宿です。まるで自分の家にいるかのような寛ぎの空間を提供してくれます。

昔ながらの土蔵造りに囲炉裏がある懐かしい雰囲気のお宿です。お風呂は樹齢700年の木を使用しています。料理はしし鍋を始め、山の恵みをふんだんに使用した食事です。ここでしか味わえない空間、そしてお料理をお召し上がりください。

懐かしの自然湯　熱川温泉 一柳閣

木のぬくもりを感じる木造の建物が目印です。どこか懐かしさを感じる外観に、清潔感がある内装にほっと一息つけます。

ここは3つの貸切露天風呂があり、それぞれ趣向を凝らしたお風呂に入れます。お部屋は落ち着くわしですが、ベッドタイプもあります。温泉は貸切風呂以外にも大浴場もあります。食事は伊豆の恵みをたっぷり使用した贅沢な和食料理です。
いかがでしたか？静岡の温泉地は伊豆半島を始め、ここでは紹介しきれないくらい多くの場所にあります。都心からも近いので、ぜひ一度足を運んでみて下さい。

素材提供：トリップアドバイザー