このスタンプにひとめぼれ！海外旅行に行きたくなっちゃう～世界のパスポートスタンプコレクション

海外旅行に行くとき必須のパスポート。そこに押してもらえる入出国のスタンプには色々な種類のものがあります。それぞれのお国柄が反映されたスタンプは、旅の思い出として眺めるだけでも楽しいもの。今回は色々な国の入出国スタンプを集めてみました！

カナダ

アメリカの北に位置するカナダ。世界で二番目に大きい面積の国で、国土の5分の2がツンドラに覆われた寒さの厳しい国でもあります。
そんなカナダの出入国スタンプにデザインされているのはサトウカエデの葉っぱ。国旗にもなっているサトウカエデは英語でSugar Mapleと呼ばれており、カナダの特産品であるメープルシロップの原料となる木です。国旗も入出国スタンプもメープルにするなんて、きっとカナダの人々はメープルが大好きなんですね。

中華人民共和国

人口の多さが世界一を誇る中国。中国の入出国スタンプは、日本人ならなんとか解読できそうな気がする漢字スタンプなんです！
元々漢字が作られたのは古代中国でのこと。それが日本に伝来したのは弥生時代後半のことですが、そこから時間をかけて日本独自の漢字が生まれたわけです。1000年以上経った今も中国の漢字と日本の漢字が似ているというのはなんだかすごいことですね。そう思ってみると、入出国スタンプも日本と中国との交流を思い起こさせてくれる感じがします。

チュニジア共和国

世界には色々な言語がありますが、日本人にとって一番難しく見えるのはアラビア語ではないでしょうか？実はアラビア語は世界で三番目に多く使われている言語なんです！
そんなアラビア語が書かれている入出国スタンプが押してもらえるのがアフリカ・チュニジア。元々はフランスの植民地だったため現地では今もフランス語が多く使用されていますが、本来的な公用語はアラビア語。ちなみに、アラビア語は右から左へと読むんですよ。色々と文化の違いを感じますね。

EU加盟国

シンプルながらもかっこいいデザインなのがEU加盟国。EUとは欧州連合の略称で、ヨーロッパの小さな国々が貨幣を統一し国と国の行き来を便利にした地域統合体です。
EU加盟国同士を行き来するときには、国と国の移動手続きがとても簡単で入国審査がないところも多くあります。そのためEU加盟国の入出国のスタンプはデザインが統一されたシンプルなものになっているんですね。入出国スタンプも最初に入国した国でしかもらえないことがあるので注意しましょう。

キューバ共和国

中央アメリカ、カリブ海に浮かぶ熱帯の島国キューバ。キューバの入出国スタンプは、文字のフォントやデザインがなんだか可愛いんです♡インクの色も相まって、なんとも女子力が高いデザインですね！
とても可愛いスタンプですが、アメリカ旅行に行く予定のある方は要注意。キューバとアメリカは国交断絶状態のため、アメリカに渡航する際にキューバの入国スタンプが押されていると疑われてしまうことがあるそうです。アメリカ旅行の予定がある場合は、別の場所に押印してもらうようにしましょう。

エジプト

世界一の長さを誇るナイル川とピラミッドの国、エジプト。知らない人はいないくらい有名な国であるエジプトの入出国スタンプは、なんだかシンプルでかっこいいデザインなんです！
エジプトの公用語はアラビア語。入出国スタンプに書いてある文字ももちろんアラビア語です。上でもご紹介したアラビア語ですが、この言語が使われている地域が広いためかかなり国ごとで方言のような差があるんだとか。エジプトで使われるアラビア語は独特の文法や名詞があるそうです。

タイ

なんともミステリアスな雰囲気を醸し出している三角形の入出国スタンプを利用しているのは、東南アジアに位置するタイ王国です。
タイ王国は仏教の国。日本のお寺とは一味違った仏教寺院が国中の至るところにあります。日本とも馴染みの深い国で、江戸時代の頃には朱印船貿易での行き来が行われていました。アユタヤの南にある「日本人町」にはその当時1000人を超す日本人がいたというから驚きですね。タイ旅行に行った際は日本人町を訪れてみるのがおすすめです！

大韓民国

日本のお隣の国、韓国。韓流ドラマや韓流アイドルなども日本で大ヒットして、距離的なものだけでなく気持ち的にもとても身近な国となりましたね。
漢字を使う中国と日本に挟まれている韓国ですが、使われている言語は韓国語という独自のもの。ハングルという丸と直線を用いた記号のような文字を使って書かれる韓国語は、なんだかちょっと不思議な感じがします。そんなハングルが書かれた入出国スタンプは、韓国の思い出としてぴったりですね！

レバノン

中東地域の地中海に面する国、レバノン。歴史的に非常に重要な土地で、古代ローマ帝国時代には最大の聖地として崇められてきました。キリスト教十字軍の遠征ルートでもあったこの国はイスラム教徒とキリスト教徒が同じくらいの人口を占めています。
そんなレバノンを象徴するのがレバノン杉。高潔さと不滅を表すとされるレバノン杉は入出国スタンプに押されている他国旗ともなっています。現在は国内情勢が不安定な部分もあるので、渡航情報を確認してから旅行に行くようにしてください。

日本

世界の国々のスタンプを見てきましたが、最後にご紹介するのは日本のスタンプです！せっかくですから、自分の国のスタンプがどうなっているか知っておきたいですよね。
日本のスタンプは特にイラストなどもなくあっさりしたもの。外国人観光客から見ると漢字が入っているのが魅力的なのかもしれませんね。スタンプに特徴はありませんが、注目したいのはスタンプの押され方。他の国よりも几帳面に並べて押されるのが日本の入出国スタンプの特徴らしいですよ！

【番外編】パスポートに押してもらえる観光記念スタンプ

入出国のスタンプ以外にも、観光地に行くと記念スタンプが押してもらえることがあります。その国の中でもその土地ならではのデザインが施されており、これを集めるのも楽しいものです。
ただし本来的にはパスポートに入出国以外のスタンプを押すことは禁じられています。押してもらう際にはあくまで自己責任で、もし心配なら別でスタンプ帳を用意していくのもいいかもしれません。

イースター島

イースター島に行くと押してもらえるのがこちらのモアイ像スタンプ！タイプの異なる三体のモアイ像がデザインされているこのスタンプは、イースター島内の郵便局で押してもらうことができます。

ハワイ

基本はアメリカのスタンプですが、注目したいのは脇に押されているフラダンサーのスタンプ！このスタンプはハワイオリジナルのもので、入国審査の係員の方にお願いするともらえるんだとか。新婚旅行や子どものパスポートには何も言わなくても押してくれたりするようです。他にもカメや男性フラダンサーのデザインのものがあります。

マチュピチュ

天空の古代都市、マチュピチュ。マチュピチュの入口であるマチュピチュ村には、マチュピチュの記念スタンプが置かれています。このスタンプは押してもらうものではなく勝手に自分で押す感じになっているので、パスポート以外にも押すことができます。

ガラパゴス

動物たちの楽園、ガラパゴス。絶滅が危惧された珍しい動物たちが生きているガラパゴス島ではウミガメやシュモクザメなどの動物をデザインした記念スタンプを押してもらうことができます。スタンプを押してもらいたい場合は郵便局に行ってみてくださいね！

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普段は事務的なものとして特に気にしないパスポートの州出国スタンプですが、こうやって並べてみるとそれぞれのお国柄がよく出ていておもしろいですね。色々な国へ海外旅行をしている方から見ると、スタンプのデザインだけでなく押し方にもお国柄が出るんだとか。
海外旅行に行く際は、入出国スタンプにも注目していきたいですね。