どのお肉が好き？全国の「A5ランク牛グルメ」堪能旅

世の中にはおいしいものがたくさんありますが、やはりグルメとしては最高級A5ランクの牛肉はハズせません。牛肉のブランドとランクは、お肉の美味しさを証明するもの。全国のブランド牛を堪能する旅なんて、してみたい～。

最高級！A5ランクの肉とは

最近はどんなものでもネット通販で買え、ブランドの最高級牛肉を扱うショップもありますね。高級牛肉は、A5やA4といった格付けがあります。A～Cは「肉の歩留まり」を、1～5は「肉質」であらわし、Aランクはお肉が効率よくとれる牛、5ランクは肉のきめや光沢、霜降り具合、脂の質を評価しています。

牛肉のクオリティーというのは素人には判断しにくいもの。プロによる評価を目安にして、A5ランクの牛肉を使っているレストランに行くのが一番安心なんです。日本中には自信を持って高級牛肉を提供しているお店があります。日本中を回って、ブランド牛を食べ比べてみたいですね。

ここが全国A5ランクの高級牛肉オススメ店！

１.べこや（山形県　米沢牛） 

べこやは、米沢牛の取扱指定店。すき焼きやしゃぶしゃぶ、炭火を使った焼き肉など、厳選された米沢牛をじっくり味わえます。ステーキカウンターでシェフが腕を振るう様子を見るのも、ライブ感がありますね。

白木で統一された内装のなか、ワインや日本酒で米沢牛を味わう。米沢牛を知り尽くした、べこやならではの優雅な楽しみです。有名なブランド牛ですが、比較的お値打ちに頂けるのも魅力です。

２.鉄板 松阪屋（宮城県　松阪牛）

高級牛肉といえば、松阪牛。宮城県で極上の松阪牛を鉄板焼きで食べたければ、「松阪屋」へ行きましょう。食肉業界のベテランである料理長が目利きした松阪牛はまさに逸品。和モダンな店内はシックで落ち着く雰囲気なので、記念日に利用する人も多いんです。

自慢はジューシーなサーロイン。それだけでなく、リブロース芯やミスジなどもいただけるのは、松阪牛を1頭買いするからです。霜降りを鉄板焼きしたり、ローストビーフにしたり、ハンバーグにしたりと1頭まるごと食べつくせるのです。

３.和田金（三重県　松阪牛）

世界に誇る松阪牛の名店をもう一軒。本場　松阪の和田金は、創業明治11年。東京の料亭で修業を積んだ初代店主が松阪でお店を開きました。以来名店の名をほしいままにし、今でもいい肉しか扱いません。それもそのはず、和田金は自社牧場で育てた正真正銘の松阪牛を使っているのです。

兵庫県産の黒毛和牛のメスを仕入れ、肥育、出荷にいたるまですべて自社でまかないます。肉は冷凍せず新鮮なまま使うので、すきやきやしゃぶしゃぶのお肉は他のお店より厚いんです。手のひらでさらりと融ける脂は良質の証拠。食べたらとける、とは和田金の松阪牛のことです。

４.丸明 （まるあき）（岐阜県　飛騨牛）

丸明は上質なお肉を販売・調理しています。飛騨牛特有のジューシーさと脂の甘さ。精肉店の直営だからできるリーズナブルさが自慢です。店内は清潔で広々。リピーターも、外国人率も非常に高いです。レストランの隣の精肉店では、毎週火曜日が特売日です。お肉が気に入れば、お土産にできるのが嬉しいですね！

6.神戸プレジール（兵庫県　神戸牛）

お肉の品質は格付けでみるとしても、信用できるかどうかはお店しだいです。こうなると、日本全国にネットワークがあるJAの直営店は信頼度がピカイチ。神戸プレジールでは、JA全農兵庫が自信を持って「神戸ビーフ」を出しています。目の前の鉄板で焼きあげられる神戸牛は、あまい脂の香りがします。

こちらでは、神戸牛のほか但馬牛もあり、柔らかさや舌触りも素晴らしい。いいお肉って、少しでも満足できるとしみじみ感じます。県内産の地元野菜をふんだんにつかい、めずらしい野菜のときはスタッフが現物を見せて説明してくれることもあります。

7.レストラン季楽（きら）（佐賀県　佐賀牛）

おいしいものがギュッと詰まった九州でも、佐賀県は佐賀牛で有名。レストラン季楽（きら）は佐賀牛料理の専門店です。JA佐賀エリアの肥育農家で飼育された牛は、同グループの肉牛安心システムに登録した黒毛和種のみ。その中から、より上質な物を佐賀牛としてブランド化しています。

店内はとっても広く洗練された雰囲気で、県外からもお客さんがやってきます。最高級の佐賀牛を、せいろ蒸しにしたものがお店のイチオシメニューです。脂がすっきりした佐賀牛の特徴をいかした料理法ですね。

こうなると、どのお肉が好きかなんて、決められません。一度食べても決まらず、2度3度と食べてもベスト牛肉は決まらないでしょう。納得いくまで食べ続けたい。さすがA5ランク牛、グルメな旅の大きな楽しみです。