京都観光の穴場スポット！二条陣屋はからくり一杯の忍者屋敷？！

Neil Rickards

二条陣屋は二条城や京都所司代へ行く大名の陣屋として使われていました。一見普通の民家に見えますが、内部は防火・防犯に優れた忍者屋敷の様な造りになっています。今でも個人宅として使用されているので見学できるのは屋敷の限られた一部となっています。

１.二条陣屋とは？

http://blog.goo.ne.jp/hirokikurioka/e/6625c8acde67a88f87176e9318328826

創建は1661～1673年頃で、秀吉に仕えていた小川土佐守祐忠の長男が萬屋平右衛門と名乗り両替商を営んでおり、二条城にほど近いこともあり地方から来る諸大名の陣屋、奉行所の公事宿として利用されるようになりました。

２.二条陣屋の魅力

http://blogs.yahoo.co.jp/yamaibaaosainaikyo/GALLERY/show_image.html?id=54806522&…

普通の屋敷に見えますが、大名を警護できるように隠し部屋や落し階段などがあり、からくり屋敷のようにも思える工夫がされています。防火の為の漆喰や・数奇屋建築など建築としても高く評価され、民家として2番目に国宝に指定され、重要文化財にも指定されています。

船に乗る趣向で造られた茶室・苫舟の間。茶の湯で使う水を下からくみ上げる囲み井戸の跡があります。

http://kioto-syokai.at.webry.info/201404/img14_38.139843264779914814225.html

３.二条陣屋のみどころ

お能の間

http://kioto-syokai.at.webry.info/201001/article_52.html

ここで能が舞われる時には襖の障子はふさがれ、床下には甕が埋めてあり能舞台に必要な造りになっています。脇の廊下には松が描かれていて、能衣装を置いておける様に工夫されています。

武者隠

http://kioto-syokai.at.webry.info/201404/img15_38.139843272144845004225.html

大名たちの警護のために武者隠の部屋があります。一見するとわからない様に工夫されています。1階からは明かりとりの様に見えて隠し部屋は見えません。

釣り階段

http://s.webry.info/sp/kioto-syokai.at.webry.info/201001/article_48.html

普段は見えないように収納されていて、いざという時に使えるように隠されている階段です。

両替商の頃の看板

http://blog.goo.ne.jp/itrip/e/152006f75172f9d4dce6fea09ea711e8

米・両替商の看板も残っています。

陶板製のお風呂

http://kioto-syokai.at.webry.info/201404/img10_38.139843208800670500225.html

陶板は嘉永年代のものと判明。現存する日本最古の陶板製の風呂です。

４.訪問者の感想

http://kioto-syokai.at.webry.info/201001/article_53.html

二条城へ赴く大名の宿泊場所となったため、安全のため各種のからくりがされていると紹介されている町家です。

実際に見学してみると、確かにからくりと勘違いされる構造にはなっていますが、なかなか理にかなった無駄の無い造りをしたがゆえかと思いました。現在でいうアイデア屋敷のようです。

http://blog.goo.ne.jp/itrip/e/152006f75172f9d4dce6fea09ea711e8

ここは京都人も意外と知らない京都観光の隠れた穴場です。武者だまりや屋形船の茶室、井戸、隠し階段など、ここでしか見れない戦国時代独特の構造がたっぷり拝見できます。

写真撮影不可となっているため、内部の様子はお見せできませんが、迷子になりそうな複雑な構造、能舞台、７つの茶室、二重張りの廊下、先人の知恵に次から次へと圧倒されました。

http://syoindo.noblog.net/blog/r/10236254.writeback

武者隠しも、一般的に壁側にあることが多いが天井にあった。
・扉を開けると「カタカタ」と音がするセキュリティー・茶室が7つもあった。・能舞台もあり、隠し階段や逃げ口などいろいろなカラクリがあった。部屋もそれぞれ特徴的であった。 1時間の見学もあっという間に過ぎてしまった。子供だったら、思わず、かくれんぼや鬼ごっこをしたくなるような作りだ。

http://www.kuraryoko.com/kyotonijoujinya.html

５.アクセス

http://blog.goo.ne.jp/hirokikurioka/e/c06fdd8c5c774a08d4beca093662352c

■ 基本情報

・名称：二條陣屋（当主）小川平太郎
・住所：〒604-8316 京都市中京区三坊大宮町一三七番地
・アクセス：京都市営地下鉄東西線・二条城前駅下車徒歩３分
・:見学開始時間： 10:00・11:00・14:00・15:00(各時間最大20名まで)
・定休日：毎週水曜（祝日を除く）及び12月28日～1月3日
・電話番号： 075-841-0972　(予約時間10:00～18：00)
・料金：大人 1,000円・高校生 800円
・所要時間：約1時間
・公式サイトURL： http://nijyojinya.net/index.html#top
※完全予約制で電話予約必須。

地図はこちら

二条陣屋はとても古い建物で保存の観点からも見学の人数を制限しているので自由見学ではなくガイドさんと一緒に邸内を見学します。早めに着いても邸内で休憩できる場所もあるので、予約時間までには到着しておきましょう。遅刻と邸内の撮影は厳禁です。

１.二条陣屋 とは？