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信州で、最も南に位置する「飯田市」。名古屋から中央道で長野方面に走行していくと、小高い坂の上から飯田の町が一望出来ますが、夜はまるで空の星々が地上に落ちてきたかのように、とても美しい夜景が広がる、中央道でオススメの夜景スポットです。今日はそんな「飯田」の魅力をご紹介したいと思います。1.飯田とは?
ちなみに日本の市町村を「いろは順」に並べると、「飯田市」が一番初めになるそうですよ。
2.飯田の魅力
りんご並木で有名な飯田。並木そのものは、かおり風景100選に選ばれているそうです。また「並木通り」は日本の道100選に選ばれているそう。りんごの木は町のあちこちで見られますが、高速道路で飯田のICを降りてすぐの中央分離帯にも、りんごの木が植えられているほどです。他には天竜峡天竜舟下り、天竜ライン下り等も有名ですね。長野とはいえ一番南なので、名古屋からは一番近い長野が、手軽に楽しめる町です。
3.飯田の歴史
1554年(天文23年)に、 武田信玄が鈴岡城へ侵攻し攻め落とすという事がありました。1922年(大正12年)に飯田駅が開業。1937年(昭和12年)4月1日に飯田町・上飯田町が合併して、飯田市が発足(合併して市制施行というケースは戦前の長野県内では唯一)しましたが、1947年(昭和22年)4月20日には、飯田大火で旧市街地の大半を消失しました。
1956年(昭和31年)9月30日に、座光寺村・松尾村・竜丘村・三穂村・伊賀良村・山本村・下久堅村と合併し、改めて飯田市が発足。その後いくつかの村々を編入し、今に至ります。
4.飯田に行ったらできること
やはりなんと言っても、木造の舟に乗り、船頭さんの櫓さばきを見ながら、峡谷の四季折々の景色を楽しめる「天竜舟下り」「天竜ライン下り」ですね。「舟下り」の方が「ライン下り」より上流でなので、豪快な水しぶきを楽しむ事が出来ます。「ライン下り」の方がのんびりと、両岸の景色を眺めながら、ゆったり流れる川の流れを楽しむ事ができますよ。遠山郷は、遠山温泉郷としらびそ高原を内包する地域。温泉併設の「道の駅遠山郷」のほか、「日本のチロル」と称される傾斜30度の山村地域「下栗の里」では、まるでマチュピチュのような絶景を楽しむ事ができるそうです。
5.おすすめ観光スポット
「天竜下り」「りんご狩り」etc.と、様々な魅力のある飯田ですが、今行くなら「元善光寺」です。元善光寺の御開帳(ごかいちょう)は、数え年で七年に一度、丑(うし)と未(ひつじ)の年に行われます。御開帳とは、ご本尊が納められている厨子の扉を開いて、直接ご本尊を拝むことです。 御開帳は、4~5月の2ヶ月間開催されますが、その中で一番にぎわうのは、中日大法要(ちゅうにちだいほうよう)の日です。色とりどりの衣装をまとった子どもたちが歩く「稚児(ちご)行列」に始まり、天気の良い年には本堂前で庭儀(ていぎ)法要が行われるそうなので、是非訪れてみたいですね。
6.おすすめホテル
1.飯田城温泉 天空の城 三宜亭本館
飯田城址の高台に建つ、眺望と天然温泉の御宿です。大浴場からは雄大な南アルプスを一望出来、天然温泉は入浴後、肌がすべすべになる事から「美人の湯」とも言われているそうです。2.旅館 丸山の湯
3.よし乃亭
天竜水神温泉、よし乃亭。天竜川川畔に位置し、客室、宴会場より望む天竜川、南アルプスの眺望は絶景だそうです。旬を活かした料理内容にメインを置く純和風のホテルです。7.おすすめ名産グルメ
1.そば
信州といえば「そば」というくらい有名な信州そば。全国へとそばが伝播していった発祥の地です。南信州では良質な水と環境に恵まれているので、大概どこのお店のおそばでも、美味しいです。2.果物
南信州のくだものは、リンゴやナシ、柿をはじめ、ブルーベリー、さくらんぼなどと多種多様で、どれもこれも美味しいものばかりです。伊那谷の地形からもたらされる寒暖の差が、農作物に独特の「うまみ」を与えてくれるのだとか。農園を訪ね、たわわに実った果実や野菜を、その場で食べるのも楽しいですね。3.和菓子
かつて「信州の小京都」と呼ばれていた南信州では、お茶と和菓子の文化が伝えられてきました。四季折々の花々にみたてたものや、昔懐かしい素朴な味など、多彩な和菓子に出会えますよ。8.イベント
ツアー・オブ・ジャパン南信州ステージ
国内外のトップレーサーが競い合う、国際自転車競技大会「ツアー・オブ・ジャパン」は、大迫力の国内最高峰の自転車レースです。今年は海外8チーム、国内9チームが参戦するそうですよ。南信州ステージは走行距離123.6km。JR飯田駅からスタートして下久堅地区の周回コースを10周します。平坦地が少なく、厳しい上り下りで構成されたコースは、大会屈指の山岳コースと言われているので、見応えありですね。9.飯田へのアクセス
飯田市への交通手段としては鉄道の飯田線、高速道路の中央道などがありますが、飯田線は単線の地方交通線であり、特急も豊橋方面へ向かう「伊那路」しかなく、東京や名古屋へ向かう高速バスに大きな比重がかかっているそうです。■ 基本情報
- ・名称:長野県飯田市
- ・アクセス:東京、新潟方面 中央道松川ICから14.9kmで飯田IC
- 名古屋、大阪方面 中央道飯田山本ICから14.8kmで飯田IC
- 高速バス 東京新宿から3時間46分
- 名古屋から1時間43分
- .URL:http://www.city.iida.lg.jp/