Cheng-en Cheng
プラレールカーはジオラマやキッズスペースがある新幹線こだまで、残念ながら現在では運行終了していますが、2015年8月まで新大阪-博多間を走行していました。今回はこの車両を利用して、のんびりゆっくり、2歳の息子と70歳近い母の親子3代で山口県岩国市へ行ってきましたので、その体験談をご紹介します♪車内を満喫した後は風光明媚な錦帯橋周辺を散策…子供も喜び親孝行もできて無理なく楽しめる、そんな旅はいかがですか?
1.プラレールカーとは
子供たちに大人気の、山陽新幹線500系こだま号。その1号車に登場した、プラレールがメインテーマの遊び場が、「プラレールカー」です。自由席なので、事前予約は必要なく、使用料もかかりません!平成26年7月に登場して以来、家族旅行などで多くの子供が楽しんでいます。 現在の運行予定は平成27年8月まで、1日1往復(運休日あり)となっています。
小さいお子さんが騒ぐので旅行しにくい…といった悩みも解決できそうなこの車両。8月までといわず、常設してほしいものです!
こちらが運行予定です。
上り:博多(6時36分発)→新大阪(11時14分着)
下り:新大阪(11時32分発)→博多(16時7分着)
運休日など詳しくは、公式サイトをご確認くださいね。
→ https://www.jr-odekake.net/shinkansen/knowledge/plarail/
2.新幹線500系こだま号に乗ろう!
西明石駅11時56分。来ました!新幹線500系こだま。
流線型のボディがかっこいい! 「乗せて、昼食を食べさせるまで内緒」(興奮してご飯食べなくなるから…)の予定だったのに、目ざとくプラレールカーの表示を見つけて喜ぶ子供。
でもまずご飯です。新岩国までは2時間以上あるんだから、ネ。
1号車はまるまる遊び場になっていて座席がないので、続きの2号車に席をとります。各駅停車の新幹線なのでお盆でもない限りは自由席で大丈夫。でも指定席にすると、何やらお土産がもらえるそうな。
こだま指定席往復割引※を使えば、料金もかなりお得になるので試してみてもいいかもしれません。
※詳しくは公式サイトへ
→https://www.jr-odekake.net/railroad/ticket/tokutoku/kodamakippu/
1号車に続く2号車には、ベビーカー置き場、荷物置き場、授乳やおむつ替えもできる多目的室が整備されており、小さいお子さん連れでも安心して乗せられそう。
3. いよいよ1号車「プラレールカー」へ
入口も、壁も、窓のブラインドも、プラレール!なんだか嬉しくなってしまいます。
まず目に飛び込むのが、プラレールのジオラマ。かなり大きいです。 これだけ複雑で種類も多いと、大人が見てても、なんだか飽きないですね。
ジオラマのすぐ隣に、新幹線の運転台が!子供、一回座ったらなかなか離れません。親も試しに座ってみます。モニターで(本物の)運転席から見える景色が、次々と映し出されるのがとっても楽しい!
更に更に、運転士さんの気分になれる制服も。特に帽子は子供たちに大人気。 写真を撮る親の方にも…もちろん、大人気!
写真といえば、記念撮影スポットも。あればやっぱり撮りたくなるのが人情ですよね。 子供、早く遊びたくて若干嫌がってます(笑)。でも撮る!
プレイゾーンでは、プラレールがたくさん。線路をつなげて、つなげて…この作業、大人も結構楽しめます。 延々とプラレールを走らせる子供。人気はやはり、新幹線500系です。 正直、それだけで時間持つのかな~?と思ってたけど…持ちました(笑) 恐るべしプラレールの威力。
絵本やDVDを見るスペースもあります。
本当に、盛り沢山のプラレールカー。 これはもう、プラレールのミニテーマパークといってもいいかも!お子さん連れで西日本を旅行するなら、おすすめです。
4. ちょっと回り道…西岩国駅
新岩国駅に到着したら、まっすぐホテルに向かってもいいのですが…
折角なので、ちょっと回り道して西岩国駅へ。錦川清流線の新岩国駅まで徒歩で約11分、電車で約10分で到着※です。
清流線の可愛らしいワンマンカーに乗ると、子供大喜び。 「ポッポー!」と甲高い警笛が、「SLみたい」だそうです(^^)
※本数が少ないので、時刻によってはバスやタクシーなどを使用した方が良いです。
「かわいい駅でしょ」 元地元民の母が自慢する、昭和初期の洋風建築。
正面玄関のアーチは、錦帯橋をデザインしたのかな?確かにかわいい! 昔は錦帯橋の観光客で賑わっていた駅ですが、現在は無人。
駅舎の中には「ふれあい交流館」があり、絵手紙の展示を行っていました。スタッフの方の好意で、お茶とお菓子もいただけて、ほっとできるひと時でした。
珍しい木炭自動車も展示されていました。レトロで可愛らしいです。乗ってみたいな。
■ 基本情報
- ・名称: 西岩国駅舎
- ・住所: 岩国市錦見6丁目15 西岩国駅(JR岩徳線)
- ・電話番号: 0570-002-486
- ・所要時間: 10分
- ・公式サイトURL: http://www.iwakuni-kanko.com/nishi/nishieki/
5. 岩国国際観光ホテル別館「開花亭」に泊まる
地元民認定「岩国で一番」の岩国国際観光ホテル…の別館。本館とは、錦川をはさむ位置にあり、また雰囲気の違う和風宿です。
今回は、「季節を彩るおまかせ会席スタンダードプラン♪」(8796円~/人・税抜)で利用。1泊2食付きでこの値段! 静かだし、景色もいいし、ちょっと古いけどお部屋は広いし、言うことなしです♪
ただし、足腰弱い方は、高くても本館に泊まった方がいいと思います。エレベーターないのに、お部屋は2階か3階、大浴場は地下になるので、お風呂入るだけでも階段の上り下りが大変です。
■和室(10畳~)
広い和室。「お子さん何名でもタダ!」というファミリープランもあり、家族旅行なら助かりそう。
■大浴場
広くはありませんが、繁忙期でなければ、貸し切り状態でゆったり入れるタイミングも。
坪庭の緑を眺めながらゆったり、旅の疲れを癒せます。24時間利用できるのが嬉しい♪
お風呂といえば、今回は入り損ねましたが、開花亭の宿泊者は、本館の温泉「いつつばしの里」にも入れるようです。
http://blog.hangame.co.jp/dougram/article/37799714/
加水はしていますが、岩国では珍しく、温泉です。露天、歩行湯や寝湯など、割と楽しめます。錦川・錦帯橋の絶景を眺めながら、のんびり入るお風呂は最高! 別館に泊まる際には是非、スタッフさんに問い合わせてみてくださいね♪
■食事
「スタンダード」プランだから、あまり期待していなかった食事。 想像以上に良かったです!
品数が多く、「できた順」でどんどんと運ばれてくるのにちょっと面食らいつつも、旬の食材をふんだんに使った美味しいお料理には大満足でした。
写真左上は、郷土料理の岩国寿司。 昔は、お祝いの時に作られていた、押し寿司です。 お味噌汁も「大平」という郷土料理。蓮根や里芋など、色々な具がごろごろ入っているのが特徴です。
季節ならではの、鮎の姿焼き。これは一押しです!美味しかった♪
天ぷら。サクサクで美味しい!
赤魚の煮付け。
そして、朝食。「昔ながらの旅館の朝御飯」という感じです。ビュッフェが苦手な母は喜んでいました。
■ 基本情報
- ・名称: 岩国国際観光ホテル 和風別館 開花亭
- ・住所: 〒741-0081 岩国市横山1-3-9(錦帯橋畔)
- ・アクセス: 新幹線 新岩国駅よりタクシーで7分/ 山陽本線 岩国駅よりタクシーで10分
- ・電話番号: 0827-41-1000
- ・料金: 1泊素泊り 4,000円(税抜)~(大人1名)
- ・オススメの時期: 春~秋
- ・公式サイトURL: http://www.iwakunikankohotel.co.jp/kaika/
プラレールカー仕様のこだまで行く旅の様子をお届けしましたがいかがでしたか?残念ながらすでに運行終了していて、その代わりと言ってはなんですが現在は特別車として「エヴァンゲリオン新幹線」が1日片道1本ずつ走っています。旅行は行きたいけれど、長い時間じっとしているのは大人でもつらいもの。2、3歳の子供にとっては、たとえ電車が大好きでもなかなかおとなしくしていられませんよね。そんなときにこの列車を利用すれば道中まで楽しい思い出になりますね♪ → (2)へ続く
写真提供:はっぴーママさん