Dennis Jarvis
世界的な遺産が多く残るカンボジア。死ぬまでに一度でも観ておきたいみどころが満載の人気の観光地です。今回は、そんなカンボジアで遺跡巡りをする前に知っておきたいことをまとめました。文化の違いでマナー違反をしてしまわないように、カンボジアの遺跡について知っておきましょう!1.地雷は埋もれているの?
http://gin-cambodia-diary.seesaa.net/article/117710389.html
カンボジアは、長らく続いた内戦によって世界的に見ても非常に地雷埋設密度が高い国となってしまいました。 カンボジア旅行で一番注意が必要なのが、この地雷と言ってもいいでしょう。 国中至るところに散在しているため、観光地だから大丈夫!という気持ちは持たずに以下の二つを心がけましょう。 - よく踏みならされた道を通ること
- 地雷に関する情報に精通したガイドさんを選ぶこと
2.遺跡群の入場制限は?
http://michikaizumi.blogspot.jp/2013/07/blog-post_22.html
遺跡巡りをする際に気をつけたいのが入場制限。せっかく訪れたのに入ることが出来なかった!ということがないように訪れたい場所の入場制限は事前にチェックしておくのがおすすめです。 【主要観光地の入場制限】
- アンコールワット・第三回廊・・仏日は入場不可。
- プノンバケンの夕日鑑賞・・・一度に入れる人数300人まで。
3.遺跡観光マナー
1.展示物に触れない
http://mariyoshihara.blogspot.jp/2010/04/blog-post_08.html
これはカンボジアだけでなく、どこの歴史巡りをしても同じですね。歴史的な遺跡や遺物が多く残る場所で、安易に手で触れることをしてはいけません。
2.信仰場所であると意識をする
http://uslaw.blog.so-net.ne.jp/2014-07-23
観光地として栄えるカンボジアの遺跡ですが、それと同時に地元の方にとっては大切な信仰の場所でもあります。譲り合いの心を持って、歴史めぐりを楽しんで下さいね。 3.大声を出さない
http://akiruno.blogspot.jp/2011/05/blog-post_5294.html
国内外からたくさんの観光客が訪れるカンボジアの遺跡群。 憧れの遺跡を実際にみて興奮するのは分かりますが、せっかくの遺跡に訪れたのに歴史について説明するガイドさんの話そっちのけ…なんてもったいないことせずに、しっかりと歴史や遺跡のことを聞くように心がけましょう。また、興奮してはしゃぐあまりに他の国の旅行者とトラブル…なんてことにもなりかねないので、大きな声を出すのは極力控えたほうが良さそうです。4.落書きはしない
http://mariyoshihara.blogspot.jp/2010/04/blog-post_08.html
これも歴史巡りをする人の基本中の基本ですね! 歴史的建造物に落書きをするイタズラが世界のいたるところで起きていますが、偉大な歴史を傷つける事は絶対にいけません。5.立ち入り禁止には入らない
http://rucys.blogspot.jp/2011/09/2.html
先ほどご紹介した地雷の話と同様で、遺跡の敷地内には立ち入り禁止の札が掛かった場所が多くあります。宗教的理由や歴史的理由など理由は様々ですが、札の立っている場所から先へは進まないようにしましょう。
【他にも知っておきたい観光マナー】
- 女性は僧侶に触れてはいけません
- お堂に入るときには帽子や靴を脱ぎましょう
- 祀られた像の前を横切ってはいけません
4.服装は?
http://www.wallpaperlink.com/bin/0706/03562.html
遺跡めぐりに最適な服装についてご紹介します。心がけたいのは【露出の多い服装はしない】ということです。特に、アンコールワットの第三回廊では服装チェックがされるので入場不可にならないよう気をつけましょう。【遺跡めぐりにおすすめの服装】
- 帽子・キャップ・・・暑さ対策に!
- 長ズボン・・・虫刺され対策に!
- リュックやショルダーバッグ・・・長く歩く場合もあるので、両手が空くバッグがおすすめ!
- 靴・・・履きなれた靴がベスト。スニーカーがおすすめです。
- 長袖シャツ暑い場合は、半袖にしてショールまたは薄手のパーカー・ショールも持参すると良し・・・日除け対策に!第三回廊に訪れる際の露出隠しにも。
5.事故に注意!
カンボジアには様々な寺院がありますが、そのままの姿を維持するためにあまり整備されていなかったりする場合があります。日本の観光地だと階段が整備されていたりしますが、そのイメージで行くと危ないです。急な階段や段差がある場合が多いので、くれぐれも足元には気を付けるようにしましょう。年に数回は、遺跡からの転落事故が起きているそうですよ!
6.トイレはあるの?
http://lets-business-class.blogspot.jp/2010/11/blog-post_26.html
海外に旅行に行く時に心配になるのがトイレ事情ですよね!カンボジアの主要観光地には、旅行者用のトイレが整備されているので安心です♪ 7.必需品は?
http://www.tradewing.jp/blog/2007/08/finland_vol_2_nord_water_1.html
最後は、遺跡めぐりに持って行きたいアイテムをご紹介します。- ミネラルウォーター・・・熱中症対策に!
- サングラス・・・日差し対策に!
- カッパや折りたたみ傘・・・雨季に旅行する場合は特に忘れずに!
- 日焼け止め・・・日焼け対策に!
- 双眼鏡
- タオル・ハンカチ・・・汗対策に!
8.安全について
盗難など
カンボジアでは、日本人観光客を狙った盗難や強盗、ひったくりが頻発しています。特に夜間には事件が起こりやすいので、外出の際には気をつけてください。特に日本人のあいまいな態度は誤解が生じやすいので、Yes/Noをはっきりと伝えるようにしましょう。自分が困らない範囲内で行動をするようにしてください。
寺院遺跡プリア・ヴィヘア
寺院遺跡プリア・ヴィヘアは、カンボジアとタイの国境線上に位置します。そのため両国が領有権を主張していて、2008年と2009年には両軍による銃撃戦が起きています。現在は国境監視隊のみが残って主力軍隊は撤収しましたが、不測の事態が起こることも考えられます。旅行を計画する際には、こういった背景を理解したうえで立ち寄るかどうかを判断してください。
9.ここに気をつけて!
会話の内容に注意
過去の歴史的背景から、近代歴史や政治の内容は話さないようにしましょう!特に内戦時代の話は論外です。反タイ・反ベトナム感情も強いので、話題に出さないのがベターです。また、カンボジア人は人前で注意をされたりして恥をかかされることを嫌っているので、その点に気を付けてくださいね。
写真撮影について
写真を撮る際にも周りを見て、状況を確認してください。軍の施設や政府関係に関しては、疑われることがあるので撮影はしないようにしましょう。また人物撮影でも、児童ポルノに疑われることがあるので、日本にいるときと同じ感覚でかわいい子がいたら写真を撮るなんてことはしないでくださいね!
10.移動は?
徒歩
遺跡に向かう際、徒歩で移動をして道路を渡ることがあるかと思います。カンボジアのルールがあってもないようなものなので、細心の注意を払いましょう!青信号でも乗り物が突っ込んできたりするので、しっかり周りをチェックしてください。走らずゆっくり歩けば、現地の人は大体止まってくれるので、焦らないことがポイントです。
トゥクトゥク
現地の雰囲気を楽しむのにトゥクトゥク(三輪車タクシー)を使うという方も多いかと思いますが、値段交渉などをしっかりする必要があります。基本的にアバウトなので、乗車前に交渉をしておきましょう。動き始めても自分で地図を確認しつつ、間違っている場合はドライバーに指示を出しましょう。あとあと揉めないためにもしっかり自衛をしてくださいね。
カンボジアの遺跡について、色々と知っておかないといけないことがありましたね!遺跡に行く際には、くれぐれも気を付けてくださいね。