風、景色、香り…五感で和歌を体感できる「古今伝授の里フィールドミュージアム」がすてき！

岐阜県にある大きな野外博物館「古今伝授の里フィールドミュージアム」。日本古来の和歌の世界観を堪能できる、自然と調和した施設です。ゆっくり見て回れば、日本の心の美しさ、自然の素晴らしさを満喫できることまちがいなし。今回は「古今伝授の里フィールドミュージアム」について魅力を紹介します！

1．古今伝授の里フィールドミュージアムとは?

古今伝授の里フィールドミュージアムは、岐阜県の自然豊かな場所にある野外博物館です。
とても規模が大きく、東西2キロに渡り、様々な施設があります。 和歌の世界に浸ることのできる展示館、全国的な建築賞も多数受賞している素晴らしい建築の数々を見ることができます。



和歌や建築について詳しく分からないという人も安心です。 週末には、無料ガイドツアーが開催されています。「古今伝授とは何なのか？」という基本的なことからはじめ、建築と文化遺産との関係性や、古今和歌集についてなど、単なる施設紹介にとどまらない充実したガイドツアーに参加できますよ。 

設計士・瀧光夫さんは、この場所を「ここでは、自然と建築が四季を通じて歌い合いはじめているかに思われる」と評価しました。建物と、自然の美しいコントラスト。日本の心を感じることが出来るスポットです。

2．古今伝授の里フィールドミュージアムの施設紹介

和歌文学館

和歌文学館は、万葉集から現代まで、1300年に渡る和歌の歴史を一度に、簡単に学べる資料館。古くは柿本人麻呂から、現代を代表する歌人斎藤茂吉まで、文学通史を見ることができます。学生時代、国語が好きだった人には特にオススメ。

圧巻なのは、三十六歌仙にちなんだ36メートルの長さを誇る「古今和歌集絵巻」。古今和歌集に収蔵されている代表的な歌を、絵巻として紹介しています。

東氏記念館

この一帯を、鎌倉時代から室町時代にかけて納めた東氏。もともと和歌の才能に秀でた一族で、古今和歌集の第一人者も排出しています。歴史ある名家の出土品や、天皇が読まれた和歌を記した短冊など、歴史的価値のある文化品がを見ることができます。

短歌図書館大和文庫

全国の歌人から寄贈を受けた歌集や、和賀文学の研究書を集めた、日本でも唯一の歌集専門の図書室です。 ここに集められた歌集は、なんと19,000冊！　日本語の美しさを、存分に堪能してください。

篠脇山荘

貸し切り予約のない場合は、無料で開放されている名建築。一部に茅葺きも残った、銅板葺きの建物です。日本家屋らしく、窓から眺める風景まで計算された美しい室内。目の前の池を眺めると、心やすらぐ時間を過ごすことができます。

レストランももちどり

その名が古今伝授の秘伝の鳥「ももちどり」に由来するフレンチレストラン。地元出身のシェフの手で、美味しい両輪を堪能できます。ガラス張りの窓から見える池の風景や四季折々の自然が美しく、デートにも素敵な雰囲気です。レストランウエディングの会場としても人気なんです。

茶屋　いなおほせどり

「ももちどり」と同じく、古今伝授の「稲負鳥」から名付けられたこの喫茶は、一番標高の高く、眺めの良い場所にあります。特に紅葉の時の美しさは圧巻！ここで抹茶や、ぜんざい、甘酒を楽しんで自然の美しさを愛でてくださいね。思わず一首できてしまうかも。

和ショップ　よぶこどり

「ももちどり」「いなおほせどり」とあわせて、古今伝授の秘伝である「三鳥」の一つ「よぶこどり」は、和風の小物を扱うセレクトショップ。世界に一つしか無いちりめん細工など、ここでしか出会えない逸品を手にすることができますよ。

3．和歌をテーマにした庭園がステキ！

古今花の森

古今伝授の里フィールドミュージアムに隣接する古今花の森は、季節の花々を愛でることが出来る美しい庭園です。この周辺には、桜のトンネルが現れたりと景観が素晴らしいです。特に、5月には1,000株ものボタンが咲き乱れ、ぼたん祭が開催されます。

東氏館跡庭園

かつてこの地を収めた領主、東氏の建てた館あと。昭和54年ころから発掘調査が進められ、全貌が明らかになり今は復元工事がなされています。風情にあふれる優雅な池や、中世武将庭園としての貴重な学術的価値が認められ、国の名勝にも指定されています。

広々とした芝生では、思い切り走って遊ぶことができます。夏には、ホタルが飛び交い見物客で賑わいます。 美しい自然を体感できる庭園です。

4．訪問者の声

5．地図、基本情報

地図