旧江戸城の櫓！東京にある「巽櫓(桜田二重櫓)」とは

日本最大のシンボルでもあり、広大で緑豊かな庭園としても国内外の観光客に人気のスポットでもある皇居。その一角にある巽櫓（桜田二十櫓）は、かつての江戸城の面影を残す、美しい景観の重要文化財です。

１．巽櫓 (桜田二重櫓)とは？

皇居参観に訪れた際、真っ先に見えるのがこちらの巽櫓（桜田二重櫓）。江戸城の時代、本丸から見て東南(辰巳の方角)に位置している事が名前の由来。

関東大震災で倒壊した後に復元され、時代劇の撮影では江戸城として何度も登場しています。現存する唯一の隅櫓として、歴史好きの方々にも大人気のスポットです。

皇居外苑案内図

桜田二重櫓は地図の東側、和田倉噴水公園前に位置しています。

２．巽櫓 (桜田二重櫓)の魅力

世界最古の王朝が住まう場所と海外で紹介される皇居の中でも、江戸時代の面影が残る巽櫓(桜田二重櫓)は、400年以上昔にタイムスリップした気分が味わえる、貴重な歴史的建造物です。

江戸城跡として一番美しい姿が残る場所としても有名で、その造りやたたずまいから、国内外から訪れた方の定番記念撮影スポットにもなっています。

３.巽櫓(桜田二十櫓)の見どころ

当時の面影そのままの伝統的な建築様式

城マニアならずとも魅了されてしまう巽櫓の特徴のひとつは、江戸城の櫓建設の際に統一して用いられた、白漆喰塗籠壁などの当時の建材そのままの造り。

「石落とし（石垣よりはみ出した出窓部）」や「（鉄砲、矢用の）狭間」跡からは、当時、要塞として重要な役目があったこともうかがえます。

見る角度によって変わる歴史の変遷

巽櫓（桜田二重櫓）は、角度によっては江戸時代そのままの風景に見え、お堀を挟んで立ち並ぶ近代的な建物と並べば、都心に残る江戸時代の名残を感じさせます。

水面に映る江戸城の貫禄

多くの観光客に美しいと言われる理由のひとつが、水面に浮かぶ巽櫓（桜田二重櫓）の姿。桔梗門から続く外観と、皇居を象徴するお堀の組み合わせが、端正でいて貫禄のある江戸城の風情を最も感じさせてくれます。

年始年末のライトアップ

年末年始に皇居外苑にて行われるライトアップに、2014年から巽櫓(桜田二重櫓)も加わることになりました。都会の夜景と勇壮なお城のコントラストが素敵です。

４.巽櫓（桜田二十櫓）を訪れた人の感想

毎年多くの参拝客や観光客が訪れる、日本の最大シンボル「皇居」の中でも、江戸の歴史を堂々と伝える辰巳櫓（桜田二重櫓）、ぜひ一度立ち寄ってみてください。

素材提供：トリップアドバイザー