旅先でも冷え退治！しょうが料理専門店でカラダもポッカポカになりましょ♪【全国】

女性に多い冷え症。寒い時期はとくにつらいですね。冷え症を改善すると言われているのが、しょうがです。新陳代謝をうながす働きもあるので、デトックスにはピッタリ。美容食材です。
今回は、しょうがをたっぷり食べられる「しょうが料理専門店」を集めました。これで春までポッカポカ♪

1.生姜料理　ぬくり【大阪府】

大阪のJR福島駅から徒歩３分の「ぬくり」。あらゆるメニューにしょうがを使い、どれをオーダーしてもかなりの量を食べられます。冬の人気は、しょうが鍋。しょうがと野菜をたっぷり使い、ダシもしょうが、そこへすりおろしショウガをいれ、お好みで液状しょうがを追加できます。まさにしょうが尽くし。

和風の鍋が苦手というひとには、しょうがトマト鍋（上の写真）などもあります。しょうがは魚介とも相性がいいので、こういうアレンジなら誰でもおいしくいただけます。アボカドのショウガみそ焼き（下の写真）のように、お酒のアテにちょうどいい一品料理もありますよ。

「ぬくり」は女子に特化したお店です

そもそも、ぬくりはエステサロンがプロデュースした、しょうが料理専門店。メニューも内装も、オトナ女子のこころをくすぐるものばかりです。お店によれば、お客さんの女子率は８０％だとか。男性は肩身がせまいですが、奥様・カノジョとご一緒にどうぞ。

しょうがは体を温めるので、冬だけ食べるという人もいます。いやこれ、もったいないですよ。実はしょうがには、夏バテを解消する働きもあるんです。代謝を高めるので、疲労回復に役立つんですね。ぬくりでは、お酒やデザートにもしょうがをたくさん使っていますので、一年中いついっても体にいいですよ。

2.Ginger&Star （ジンジャーアンドスター）【東京都】

東京のカフェ「Ginger&Star （ジンジャーアンドスター）」の名物「たきびカレー」（上の写真）。インパクトのあるビジュアルにやられますが、味は本格的です。しょうが、クミン、ターメリックをメインに、体にいいスパイスをたっぷり使っています。辛さのあとに、じんわりうまみがきます。

「Ginger&Star （ジンジャーアンドスター）」は池袋駅東口からサンシャイン方面へ歩いて１０分。場所もいいですね。店内はスッキリしていて、オシャレ。店内電源もあり、PC作業もできます。定休日が日曜日なのと、貸切の日もあるので、ご注意くださいね。

しょうが系ドリンクのラインナップがスゴイ

Ginger&Star （ジンジャーアンドスター）は、しょうが系ドリンク類がすごい。生姜フレーバーはしっかりとあるのに飲みやすいラテ系のホットドリンクも多いので、しょうが系ドリンクが初めての人でも、おいしくいただけます。ぜったいに、おすすめ！ 
 メニューにあるジンジャーエールはなんと１１種類。世界一辛いブレナムジンジャーエール（レッド）もあります。のむとパンチのきいた味で、ノックアウトされそう。真のしょうが好きなら一度は味わってみたいものです。そのほか、しょうが系デザートもありますよ。ジンジャースイーツでデトックス♪。

3.林のヤモリ【高知県】

日本で、しょうが生産量ナンバーワンはどの県かごぞんじですか？じつは、高知県なんです。だからといって高知県にしょうが料理専門店がたくさんあるわけではありません。だからこそ、「林のヤモリ」は貴重なお店です。メニューにさりげなくしょうがを取り入れ、けっこうな量をつかう。技術が必要です。

店内は、ウッディでバリ島のイメージ。しょうが料理ときくとそれほどバリエーションがなさそうですが、林のヤモリでは調理法を工夫しているので、どれだけ食べてもあきません。魚介が新鮮な土地柄を生かして、お刺身もこんな風（上の写真）に。しょうがソースがたっぷりかかっています。

お店の外観。入口の屋根にはりついたヤモリがかっこいい！このヤモリ、夜は青く光ります。イケてる。

見たことがない、しょうがアイテムがあります

林のヤモリでは、しょうがを多岐にわたって使っています。なかでもめずらしいのが「しょうがビア」。ビールというより、しょうがリキュールがはいっているドリンクですね。飲めば飲むほど体の芯が温まってきます。しょうがの本領発揮というかんじ。

そのほか、サラダのドレッシングにも山ほどしょうがが使ってあり、とにかく食べたら食べた分だけ温まり、健康になれるお店です。ちなみにお店の照明も、しょうがをイメージしてあるそうです。うーん、かじりつきたいフォルムです（笑）。

4.豚さん食堂【長野県】

さて、日本中の人がおそらく一番好きなしょうが料理は、豚のしょうが焼きではないでしょうか。お醤油の甘辛、ピリリとしたしょうががいいアクセントになって、豚肉のうまみを引き立てます。豚しょうが焼きと千切りキャベツ、ご飯というのは、日本人のDNAに組み込まれている「うまい３点セット」ですね。

「豚さん食堂」は長野県松本市にある、豚のしょうが焼き専門店です。長野県内に数店舗あるようですが、松本店はとにかく大人気。お昼時は行列しなくては食べられません。でも、とってもおいしいからつい並んじゃいますね。甘いたれの豚肉をご飯にのせてぱくり。ぱくり。キャベツを入れてぱくり。とまりません。

夜も24：00まで営業しています。ありがたい．．．って、そんな時間に肉と米食ってどうすんの、私？反省しますけど、絶対にやりそうです。深夜の豚しょうが焼き祭り（笑）。 あぶなすぎる。

素材にこだわってます

豚さん食堂は材料もシンプルです。豚肉・野菜・米。メニューがシンプルだからこそ、素材にこだわっています。こんもり盛られたキャベツの上にもショウガが乗っています。冷凍物は使わず、野菜の産地は店内に表示してあります。しょうがは高知県産。そしてしょうが焼の量と辛さは３段階から選べます。

そして、ショウガ焼きとともに人気メニューなのが、板かつ。薄切り豚肉を重ねてカラっと揚げたトンカツです。食感が軽くて、豚肉が甘みがあり、とにかく一気食いしてしまうデンジャラスなメニューです（笑）。

5.しょうが料理専門店JINGER【愛知県】

はい、名古屋の人（私）もしょうが大好きです。いつも味噌カツやうなぎばかり食べているわけじゃないんですよ。名古屋でもアクセスのいい、金山駅のなかにある「しょうが料理専門店　JINGER（ジンジャー）」。野菜を使った料理のほかに、金時生姜のカルボナーラなんていうのもあります。独創的（笑）。

どれもこれも、和風ベースにうまく洋風を取り入れていて、「しょうがを食べたい！」というお客さんだけでなく、普通の人でもおいしくいただけます。ところでカルボナーラにつかう金時生姜は、とっても高級な食材。こんなところにも、ナゴヤ人のブランド好きがひかります。ブランドしょうが、カッコいいもん。

ナゴヤ嬢は、野菜が大好き

ええ、手前味噌になりますが、ナゴヤの女性は野菜をたくさんとっていると思います。しょうがも新陳代謝をうながしてデトックスに効果があるし、野菜のビタミンも美肌にいいし、ということで美容にとっても樹をつけているナゴヤ嬢は健康にいいものに感度が高いのです。

そんなナゴヤで熱い支持をうけているJINGER（ジンジャー）。２０１４年９月には２号店もできました。こんどは名古屋駅前。こちらではしょうが系カクテル（こんなジャンル、絶対にない（笑））が豊富で、ホカホカしながらお酒も楽しめるようになっています。

6.しょうが料理 尚が庵【奈良県】

しょうが料理の専門店にもタイプがあって、ガッツリしょうがを使う派とほかの材料にうまく混ぜ込んで使う派です。どちらにもファンがいますが、奈良県にある尚が庵は、ガッツリ派。ほぼすべてのメニューに、徹底的にしょうがを使うタイプです。小鉢にもドリンク類にも、メインのお料理にも、とにかくたっぷり。

メニューはしょうがチップやしょうがサラダ（どちらも下の写真）など、おなかに優しいものばかり。ランチには豚のしょうが焼もあります。お肉は地元のブランド豚「ヤマトポーク」、柔らかい味付けで肉も野菜もどんどん進みます。しょうがとキノコの白あえ、ノリとしょうがの春雨スープなどしょうが尽くしです。

お酒にも、デザートにも徹底的にしょうがです

尚が庵は奈良の平城宮跡から少し西にいったところにあります。最寄駅は近鉄　大和西大寺駅です。このあたりは小さなお店がならんでいて、それほど派手なお店ではないのですが割烹風の雰囲気がいいかんじです。店内もさっぱりしていて、無駄な装飾はありません。しょうが風味のお酒もいいですね。

たくさんしょうがを使っても、辛みを感じないのは味の出し方がうまいから。しょうがはもともと漢方薬の材料としても使われるほど健康効果の高い食べ物です。血行促進のほか、うつにも聞くと言われていますよ。そんなしょうがをおいしく、たくさん食べられるように工夫するのは、やはり料理人の腕でしょう。

7.Café moco (カフェ モコ)【和歌山県】

しょうがを専門にしているお店はあっても、カフェはすくないですね。和歌山県の「Café moco (カフェ モコ)」は上の写真のように、しょうがをつかったランチで有名です。しょうがの天ぷら、シュウマイ、サラダ、小皿料理、しょうがの炊き込みご飯など、体をホカホカにするおかずばかりです。

しょうが天ぷらはお塩でサクッと行きましょう。カラリと揚げてあるので、しょうがの辛みよりも香りの良さがひきたちます。おまけにほんのり甘いくらいです。これがホントにしょうが？とびっくりしますよ。食後のジンジャーティーまで、たっぷりとしょうがを楽しんでくださいね。

カレーもいいけど、店内の可愛らしさは最高

しょうがとカレーは相性がいい。しょうが＝ジンジャーはスパイスのひとつですからカレー似合うのは当然ですね。Café moco (カフェ モコ)の「イカスミカレー」（上の写真）はイカスミのコクがまったりしている一品です。ご飯の上にもしょうがの佃煮。これがまた、はし休めになってうまいんです。

このカフェでは一般的な高知県産しょうがのほか、地元　和歌山県産も使います。和歌山のしょうがもおいしいのよ、というのがお店ママさんのご意見。自宅の一角をカフェにするほど、しょうが料理に力を入れているママさんの言うことです！それにしても、店内のセンスの良さには脱帽ですね。

8.生姜軟骨料理がらがら【神奈川県】

しょうがが体にいいことは知られていても、しょうが料理がはやり始めたのはこの２～３年ほどでしょう。「しょうが軟骨料理　がらがら」はこのブームの前から、きちんとしょうが料理のおいしさを紹介してきました。メニューがいっぱいあって、お昼時はあっという間に満席になるほどの人気店です。

なかでも人気のメニューは「とんきこ」。がらがらの看板料理ですね。豚バラ軟骨をしょうが、ねぎとじっくり煮込んだものです。食べた感じは豚の角煮のようですが、もっとコクがあります。秘密は圧力なべで煮込んだ軟骨だとか。最も軟骨は、でてくる「とんきこ」のなかにダシとして溶けてしまっています。

しょうがの女神　森嶋土紀子さんのお店です

さてさて。ここで紹介する「がらがら」・「祝茶房紅拍手」・「生姜料理　しょうが」はどれも１人の女性のお店です。元祖ジンジャラー・しょうがの女神とよばれる森嶋土紀子（もりしまときこ）さんです。さいしょの「しょうが」が日本で最初のしょうが料理専門店。がらがらは、２店舗目でした。

しょうが料理がこんなにおいしいとは、目からウロコですね。がらがらではトンキコ以外にも「鶏ガラ軟骨水餃子定食が大人気。お肉、ニラ、しょうが、軟骨の水餃子が旨みたっぷりの濃厚なスープに浮いています。これが食べても食べてもハシが止まらないほどおいしい。ご飯も進んじゃうんですよ～。

9.祝茶房紅拍手【神奈川県】

「がらがら」から引き続き、森嶋土紀子さんのお店２軒をご紹介します。祝茶房 紅拍手（しゅくさぼう　こうはくしゅ）は、平成1９年のオープンです。こちらは和食を意識した、年配のひとにもおいしいしょうが料理を食べてほしいと始めた店です。ランチ（上の写真）は盛りつけにもこだわり、かわいらしい。

食事時は非常にこみ合い、お客さんの８割が女性客です。祝茶房 紅拍手は年齢層がやや上のお客さんが多いので、お皿の上に少しずつたくさんの種類のおかずが並びます。ボリュームという点では「がらがら」にかなわないかもしれませんが、品がよくていいですね。下の写真は五穀米のドリア。

店内と器がステキです

内装に使っている白い壁と竹の組み合わせが、ナチュラルにまとまっている感じ。新百合ヶ丘駅の近くでマプレとう商店街の１階にあるので、女性客の視線を意識しています。そのためお料理以上に器にもこだわっていて、和風モダンという印象ですね。

コーヒーカップやデザートプレート、シュガー入れまで徹底的にバランスを考えた配置です。こういうセンスのいいお店で、体にいいしょうが料理を食べるというのは、命の洗濯みたいですね。なお、日曜日はお休みのこともありますので、事前に電話で問い合わせておくといいでしょう。 

10.生姜料理　しょうが【神奈川県】

森嶋土紀子さんが、最初に出したのお店が「しょうが」です。おすすめはしょうがの味噌づけ（上の写真）。どうみても、ニンジンですね。しかしだまされちゃダメですよ、全部しょうがです（笑）。だまされても、かなりおいしいので文句は出ないでしょう。こちらは店内で購入でき、おみやげにする人多し！

鶏のから揚げやカルパッチョ（下の写真）など普通の料理もありますが、そのすべてにしっかりしょうがが使われています。ランチできても、夜飲みに来ても、思った以上にしょうがを食べて帰ることになります。ヘルシーだわ（笑）。

とにかくしょうが、全部しょうが

ひとたび口に入れた時の衝撃は、普通の居酒屋では味わえません。軟骨の唐揚げでも、しょうがソースがかかっていて、おそらく下味にもしょうがをたっぷり使っているはず。見た目以上に健康効果がたかいメニューばかりです。ランチに来るなら、１１時半の開店前に並びましょうね。

まとめてご紹介した「がらがら」・「祝茶房　紅拍手」・「しょうが」はおなじ建物にあります。それぞれ、がらがら→B１階、紅拍手→1階、しょうが→２階にあります。