世界の奇祭？衝撃的な雪だるま爆破祭りが4月にスイスで開催！

4月にスイスのチューリッヒで行なわれる「ゼクセロイテン」というお祭りは、なんと雪だるまに火をつけ爆破するという過激なもの。春の到来を祝い、夏を占うお祭りといわれています。雪だるまが火だるまになった様子を市民たちが見ながら歓声が飛び交い、最後には雪だるまは大爆発・・・一体、何なの？！すごすぎる！

1. 「雪だるま爆破祭り」とは？

スイスのチューリッヒで毎年行なわれる「雪だるま爆破祭り」は、正式には「ゼクセロイテン」と呼ばれるもので、ツンフトとよばれる職人組合（ギルド）の祭りに起源を持つ伝統の春祭りです。「ゼクセロイテン」とは、「6時の鐘の音」という意味。かつて夏季の労働時間の終わりが6時だったことから、春の到来を意味する祭りとして名づけられました。
1900年ごろの「雪だるま爆破祭り」の様子が絵に残っています。100年前には既に行なわれていたという歴史ある行事なんですね。

お祭りの流れ

まずは、文化や郷土料理などを紹介するというプログラムでスタートし、市内各所のツンフトハウス（ギルド会館）などで、舞踏会が開催されます。
日曜日には子供たちのパレードがはじまり、いよいよ祭りも本番となります。5〜15歳の子供たちが約2000人と、800人ほどの楽隊が街の中心を行進していきます。
伝統のコスチュームを身にまとった3500人ほどのツンフトと、騎士たちがゆっくりと市内をパレードしながら、「ベーグ（Böögg）」と呼ばれる藁でつくった大きな雪だるまが待つゼクセロイテン広場へ向かい行進します。
6時の鐘の音と同時にべーグに火が灯され、お祭りはクライマックスへ。最後には大爆発。火を灯してから爆発して完全に燃え尽きるまでの時間で夏を占います。

2. 「雪だるま爆破祭り」の見どころ

子供たちのパレード

日曜日の午後2時半頃から子供たちのパレードが始まります。約2000人ほどの子供たちが、かわいらしい伝統衣装を身に纏い、チューリッヒの街の中心部を行進。かわいい子供たちのパレードに思わず笑顔になります。

ツンフトと騎士たちのパレード

ツンフトと騎士のパレードは、現在は伝統衣装に限らずチューリッヒに住む様々な人たちが仮装パレードのように行進に参加できるというのが慣わしとなっています。世界各国の伝統衣装を着た人たちのパレードも見られます。
スイスの日本人学校の生徒たちも、日本のお祭りをモチーフにした山車で登場しました。
有名人がパレードに参加することもあります。

雪だるま大爆発までの時間

何と言っても最大の見所はベーグ（雪だるま）の爆破！午後６時の鐘の音とともに火を付けられたベーグは、 この着火の時間から勢いよく炎が上がり、爆発を繰り返します。
燃え尽きる時間が短ければ短いほど、夏の訪れはもうすぐ！完全に燃え尽きるまでどのくらいの時間がかかるかによって、今年の夏が美しくよい夏になるかを占います。

■動画で大爆発の迫力の瞬間をご覧ください！

3. 実際に訪れた人の声

実際に「雪だるま爆破祭り」を訪れた方の感想をご紹介します！

10分以内に燃え尽きれば、良い夏になるといわれているそうです。
この日は、チューリッヒの町は大勢の人が集まります。時間に余裕を持って出かけましょう。

雪だるま君、人気者過ぎて誘拐されちゃったという事でしょうか・・？


スイスの代表的な伝統行事の一つです。

4．場所と会場

パレードはチューリッヒの街中全体で行なわれます。
雪だるまが爆破される会場は、市内の「Sechselaeutenplatz」です。

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