東京の奥多摩にある川苔山に登ろう！

日本には数々の名山があります。東京の奥多摩にも、登山者が多く人気の高い名山「川苔山」があります。1年中登山ができて、四季の移り変わりが美しい「川苔山」とその周辺のお勧めスポットをご紹介します。

川苔山とは?

川苔山は、東京奥多摩（奥多摩駅の北方）にある標高1363.3mの山です。昔、付近の沢で良質の川苔が採れたことから名付けられたといわれています。（川苔とは、山地の渓流に生息し、食用とする美しい緑色をした葉状の緑藻のこと。）奥多摩山域の中では、四季を通じて比較的登山者が多い山です。

川苔山の魅力

川苔山の魅力は、川苔谷の渓谷の美しさと、山頂の素晴らしい展望。開けた西側からは雲取山、やや離れた右手には三ツドッケや天祖山も見ることができます。ルートによっては奥多摩山域でも有名な滝の1つ百尋の滝を見ることもできます。登山ルートも多く、季節ごとの変化を楽しめ、何度も登りたくなる山です。

見どころ・周辺の観光スポット

百尋の滝

百尋の滝は、川苔山の山中、日原川へ流れ込む川苔谷上流部にある奥多摩山域でも有名な滝の1つです。落差約30m、絶妙な水量で流れ落ちる上品な姿と、滝からのマイナスイオンは登山の疲れを癒してくれます。おすすめの時期は4月5月の新緑の時期と、11月の紅葉の時期。登山ルートとしては、人気の川乗橋から百尋の滝を経由して川苔山に至るルートと、大沢バス停からの遊歩道のルート（岩トンネルや吊り橋あり）をプラスしたルートがあります。 

奥多摩湖

奥多摩湖は東京都の貴重な水源であり、多摩川を小河内ダムによって堰き止めてつくった人造湖です。有効貯水量は1億8､540万立方メートル。東京都民が利用する水の約2割を供給しています。奥多摩湖の周辺は豊かな自然に囲まれており、春は桜、夏は緑、秋は紅葉と四季折々の美しい景色が楽しめます。ドライブするのもよし、湖の周りをハイキングするのもおすすめです。

秋川渓谷

多摩川の支流の中でも最大といわれる秋川。あきる野市から檜原村に及ぶ全長20kmほどを「秋川渓谷」と読んでいます。新緑、紅葉などの四季折々に表情を変える景色が素晴らしい場所です。秋川渓谷周辺の山々には散策コースが充実しており、多くの人が訪れています。また、6月初旬には鮎釣りが解禁されるので、釣りを楽しむのもおすすめです。清流に踊る鮎は、身がしまって美味しいですよ！

基本情報

いかがでしたか。ぜひ1度、「川苔山」へ登山に出かけてみませんか。「川苔山」に訪れたことのある方も、また違う自然の姿を眼にすることができるので、何度でも訪れる価値ありです。