ベッドルームの爽快感がサイコー！人に教えたくなる世界のホテルいろいろ

大自然の中に立つホテルや街並みを眼下に見下ろす超高層ホテルなど、眺望が自慢のホテルが世界中には幾つもあります。今回は、その中でも特にベッドルームからの眺めが良いホテルを8軒ご紹介します。

1.エルキ・ドーム・ホテル（Elqui Domos Hotel）　【チリ】

チリの首都サンティアゴから北へ500km、ピスコのエルキ渓谷の奥深くアンデス山脈に囲まれた場所に「エルキ・ドーム・ホテル」はあります。こちらのホテルは、南半球で唯一、天体観測の為に作られたユニークなホテルなんです。

エルキ渓谷は、他に類を見ないほどシャープで澄んだ空が広がっており、その上一年を通して雨が少ない為、訪問者と星を結ぶ天文ツアーにうってつけの場所です。敷地内には、木製のコテージの他に、宿泊用と観測用のドームがそれぞれ配置されています。

宿泊用ドームの中にはベッドが置かれていますので、寝転びながら頭上に広がる星を楽しむ事ができます。

観測用ドームには、高性能の天体望遠鏡が備え付けられています。ゲストは快適な空間で、一晩中夜空に広がる星座を眺めたり観測したりすることができます。

2.フォーシーズンズ・テントキャンプ・ゴールデントライアングル（Four Seasons Tented Camp Golden Triangle）　【タイ】

タイ北部、チェンライの国境地帯に、世界のリゾーターたちが憧れるリゾート「フォーシーズンズ・テントキャンプ・ゴールデントライアングル」があります。わずか15組のゲストしか受け入れない山奥のプライベートリゾートです。

19世紀の冒険旅行をコンセプトにしたラグジュアリーテントにステイしながら、エレファントキャンプでのアクティビティを楽しむことができます。

ゲストルームは、全てテント型になっています。それも１つ1つの広さが100平方mもあるゴージャスなテント。リゾートにはテントが15個しかなく、しかも敷地面積が広大なので、非常にプライベート感があります。

建物全体の素材こそテント生地ですが、骨組み、床などは木製となっており、ヴィラのように戸建となっています。広々とした空間の中に、リビング、寝室、バスルームが一つに収まっています。また、外にはプライベートデッキが併設されています。

ゲストルームから見える景色はまさに桃源郷。朝もやの中、敷地内を悠々と歩くゾウの姿も見えます。

”自然との調和”がホテルのテーマになっており、環境を生かしたファシリティとスタッフの高いホスピタリティで、多くのゲストを魅了し続けています。

3.ジェード・マウンテン・リゾート（Jade Mountain Resort）　【セントルシア】

「ジェード・マウンテン・リゾート」は、カリブ海に浮かぶ西インド諸島・セントルシアにあるリゾートホテル。

窓が全て取り払われたスイートルームは「サンクチュアリ（聖域）」と呼ばれており、5タイプの客室に分かれています。お部屋からは双子の火山やピトン山、海を一望できる最高の眺望を楽しむことができます。

極上の空間を思いっ切り堪能するため、客室には電話やラジオ、テレビがありません。また、公共スペースでの携帯電話の使用も禁止。日頃の喧騒から離れて、最高のリゾートライフを満喫できそうです。
また、それぞれの客室には、海とつながっているような錯覚を起こさせる「インフィニティ・プール」が付いていて、究極のくつろぎとプライバシーが味わえます。

4.アナスタシス・アパートメント（Anastasis Apartments）　【ギリシャ】

ギリシャのサントリーニ島にある「アナスタシス・アパートメント」は、「世界一ロマンティックなホテル」ランキングで1位を獲得したことがある極上のリゾートホテル。ホテルの客室は10室のみ。断崖に建っているので、ホテルのどの場所からでも雄大で美しいエーゲ海が一望できます。

写真のホワイトスイートには、大きな窓のベッドルームの他に広いテラスがあり、そこにはジャグジーとデッキチェアなどが備え付けられています。

昼間はデッキチェアに横になりながら、夜はワイン片手にジャグジーに浸かりながら、時間の経過と共に変化していくエーゲ海の眺望を心行くまで楽しむことができます。

5.Little Kulala Lodge　【ナミビア共和国】

「リトル・クララ」は、ナミビア共和国のナミブ砂漠の中にあるロッジ。入口のある母屋の左右に7棟のコテ−ジが建っていますが、わずか14組しか泊まれないこともあり、次から次へと予約が埋まっていくそうです。

ナミビアは、砂漠・砂丘だけでなく、世界で三本の指に入るほどの天体観測スポット。空気が綺麗で、360度、地平線のパノラマが見えるこの場所は、天体観測に最適！と言う専門家もいるほど。

通常の客室だけでなく、満点の星空を眺めながら眠りにつける屋根の無いゲストルームもあります。

ナミビアのベストシーズンは4月～6月。空は毎日青く澄み切り、夜は快適な睡眠を楽しむのに十分涼しくなりますので、特にこの時期に行けば最高のホテルステイが実現しそうですね。

6.アナンタラ・カスール・アル・サラブ・デザート・リゾート（Qasr Al Sarab Desert Resort by Anantara）　【アブダビ】

アブダビから約200kmの砂漠の中に突如現れるラグジュアリーホテルが「アナンタラ・カスール・アル・サラブ・デザート・リゾート」。ホテルの外観はまさに砂漠の中のオアシス。ゲストルームはもちろん、レストランやスパ、ライブラリー、プールなどを完備しています。

広々とした客室は上品な家具でまとめられており、ゆったり落ち着ける雰囲気となっています。ベッドルームからも隣のテラスからも目の前に広がるリワ砂漠が一望できます。

昼間は、プールで泳いだり、デッキチェアに横になったり、世界的に有名なスパ・プログラムを体験したり…。思い思いの過ごし方で非日常空間を満喫して下さい。

7.ウブド・ハンギング・ガーデンズ（Ubud Hanging Gardens, Bali）　【インドネシア】

「ウブド・ハンギング・ガーデンズ」は、38のプライベートプールヴィラを保有する豪華リゾートです。ウブドの閑静な山の中腹とアユン川渓谷に位置しています。ゲストルームへは、専用トロッコに乗って移動します。更に期待が高まります。
ホテルの名物の一つ、インフィニティプールは二層に分かれており、棚田のようにも見えます。周囲の景観に配慮して色も同系色になっています。

客室の周りにはジャングルが広がり、自然の風やアユン川のせせらぎ、鳥のさえずりが最大の癒し効果をもたらしてくれます。室内にいながらにして自然との一体感を感じられる設計になっています。

8.ザ・リッツカールトン香港（The Ritz-Carlton, Hong Kong）　【香港】

「ザ・リッツカールトン香港」は、地下鉄九龍駅の真上、118階建て490mの新ランドマーク「インターナショナル・コマース・センター」の102～118階に位置する世界で2番目に高い場所にあるホテルです（1位は「パークハイアット上海の492m」）。

あまりにも高層にあるので、建物からというよりはまるでヘリコプターからの眺めのよう。 客室は106階から。西九龍を見下ろすシティービュー、香港国際空港のあるランタオ島や青衣方面のハーバービュー、そしてビクトリアハーバーから香港島を一望するハーバー・アイランドビュー(写真)の3つに分かれています。
視界を遮る物は何もありませんので、香港の100万ドルの夜景やパノラマビューを独り占めにできる贅沢な空間です。

豪華で贅沢なスイートルームやクラブフロアのゲストルームには、三脚付きの望遠鏡が用意されており、香港島の超高層ビル群や行き交う船舶の航行を真近に眺めることができます。

まさに”特等席”という感じの特別なホテル、特別なゲストルームです。