Sakeeb Sabakka.
個人旅行で海外に行くと乗ることがあるタクシー。料金システムはどうなってるんだろう?この金額でどこまでいけるんだろうか?チップは払うの?ドアは自分で開けるの?おつりはきちんともらえる?現地の事情を知らないと様々な疑問が出てきてドキドキしますよね・・。世界のタクシー事情をご紹介します。1. 世界のタクシー
http://news.microsoft.com/ja-jp/2014/01/21/2014-27/
日本でタクシーというとどんな車を思い浮かべますか?車の色は白?黒?黄色?グリーン?運転手は丁寧?おしゃべり?無愛想?場所が変わればタクシーのイメージも変わります。各国のタクシーをご紹介します。
アメリカ (ニューヨーク)
Yann Gar
アメリカも都市によって違うけれど、映画などでお馴染みなのはニューヨークのタクシー。黄色のタクシーで颯爽と大都会の街を走るイメージです。ちなみに運転手はカリブ海諸国の出身の人が多いです。アラブ首長国連邦 (ドバイ)
アラブ首長国連邦の最大の観光都市であるドバイのタクシーは肌色と赤のツートンカラー。砂漠をイメージさせる色使いだと思いませんか?
イギリス (ロンドン)
(Mick Baker)rooster
オールドファッションの黒いタクシーは「ブラックキャブ」と呼ばれ、観光客に人気。ロンドンでは街中を走るブラックキャブも見られます。ロンドンに行くなら一度乗ってみたいですね!アルゼンチン(ブエノスアイレス)
ブエノスアイレスの街を走るタクシーの色は黒塗りの車体に屋根は黄色と決まっています。車種やタクシー会社は違っても、市内ならどこに行ってもこの色の塗装なので間違えることはまずないです。
2. 1,000円でどこまでいけるか?
トリップアドバイザーに「世界主要都市のタクシー料金比較」という表が掲載されています。その記事を元に料金1,000円に対する走行距離を比較してみましょう。(為替レートは2011年7月29日のものでチップは含まれていません)
世界主要都市のタクシー料金比較
最下位は・・・オランダ・アムステルダム
http://myamsterdambike.com/american-experience-on-dutch-bikes/
さすが、自転車王国オランダ!車にはあまり優しい国ではありません。1,000円でおよそ2.695kmの走行距離。アムステルダムで移動するなら自転車がよさそうです。日本・東京は最下位オランダとほぼ同基準
Antonio Tajuelo
日本・東京はオランダに続き最下位から2番目。およそ2.896kmということですから、まずアムステルダムと同じ水準だといえるでしょう。世界的に見ると、東京はタクシー料金が高いんですね・・。輝ける1位は!?
https://rootsandrights.wordpress.com/category/travels-and-exploration/
圧倒的走行距離で輝ける1位となったのは、インドのデリーのタクシーで、およそ86.96kmでした。1,000円で80km以上走れるのですからかなりお得です。2位はタイのバンコク(55.399km)、3位はメキシコのメキシコシティ(46.564km)でした。3. 世界のタクシー事情
知っておきたい各国のタクシー事情。乗り方、料金システムなどをご紹介。
韓国
http://www.exploringkorea.com/taxis-in-seoul/
日本と同様、手を上げタクシーを拾うことができます。もちろんホテルなどで呼んでもらうことも可能。ソウル市内の場合初乗り2kmまで2,400W、それ以降は144mまたは時速15km以下で35秒ごとに100Wずつ加算するしくみ。深夜0~4時までは深夜料金で20%増し。クレジットカードも使用可能。数は少ないですがぼったくりなどもあるので、気をつけましょう。
タイ
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Taxi-meter_in_Bangkok_08.JPG
タイのタクシーはとてもカラフル。黄色と緑のツートンカラーは個人タクシーと決まっていますが、それ以外は会社によって違います。タクシーを拾うときは手を上に上げてはいけません。真横ぐらいに上げて手首を上下に「チョイチョイ」と動かすのがタイ流。料金表は車内においてあり、料金メーターがついています。メーターがついていないのはふっかけてくる可能性があるので注意。
メキシコ
Francisco Anzola
政府不認可の白タクが横行しているため、法外な料金を請求されたり、たちの悪いものでは強盗とグルになって、利用者を襲うケースがあるので、流しのタクシーは使わないほうが無難です。空港やバスターミナルなどのタクシー乗り場から乗るのが安全で、車がいない場合はインフォメーションなどで電話で呼び出してもらいましょう。
メーターがない場合は、必ず値段交渉してから利用しましょう。目的地までどのくらいが相場かは調べておく必要があります。乗車したらドアは必ずロックを忘れずに。
4. 海外のタクシーで注意すること
日本のタクシーはとてもキレイでハイテクだし、運転手も丁寧で安心です。その感覚で海外でタクシーを利用して痛い目にあってしまう旅行者が多いようです。日本人だから海外で注意したいポイントをまとめました。白タクに乗らない
・日本では白タク被害はまずありませんが、海外では一番多いトラブル。空港などで外国人だと思って声を掛けてくるドライバーは、白タクである可能性が高いです。何らかの企みがあって声を掛けてきます。乗り場で待つか電話で呼んだタクシーを利用しましょう。・料金メーターやタクシーの表示灯がないタクシーは白タクである可能性が高いです。交渉制の場合は、相場を調べておくこと。
・きちんとしたホテルなら、正面玄関のタクシー乗り場に白タクがいることはまずありませんが、裏口などで待機している場合があります。
・走行中、異変に気づいたらすぐに騒がず、目的地に着いてから大声を上げ、周りの人に知らせましょう。
流しのタクシーは注意
・日本とは違い、国によっては流しのタクシーは危険であることもあります。流しであってもその国の政府認可のタクシーを利用することをおすすめします。また、国によっては流しのタクシーなどないという場合も。・日本だと手を上げて車を止めますが、国によっては手を上げるポーズでは車を止められないこともあります。
女性一人・深夜・治安の悪い場所等で利用しない
・日本だと終電後に女性一人でタクシーを利用する人は大勢いますが、海外では女性1人旅は十分注意が必要です。特に深夜は利用しないのが無難。・日本ではありえませんが、治安が悪い場所を走行する際はドアはロック。信号待ちの時に外から強盗などにドアを開けられないようにするためです。
・トラブルになったら、お金などに執着せず逃げること。命より大切なものはありません。