Noriko YAMAMOTO
新幹線はやぶさといえば、2011年3月5日に鳴り物入りで運行が開始し、大きく話題になりましたよね。最高時速320km/hでの走行を実現するその流線型のボディは、まさに時代の最先端といった感じです。
また、普通車・グリーン車よりも高級なファーストクラスとでも言うべき「グランクラス」が連結されていることでも注目を集めました。そこで今回は、その魅力についてまとめました。皆さんも一度利用してみてはいかがですか?
■新幹線「はやぶさ」について知ろう
http://stone-roses.org/matome/311
「東京」~「新青森間」を3時間10分、最高速度320㎞/hで結び、「常盤グリーン」と呼ばれる明るいグリーンの車体が特徴的な車体のE5系「はやぶさ」。JR東日本が環境に配慮するとの意味が込められているそうで、名前は一般公募の結果を基にして付けられました。
新しい情報ですが。「はやぶさ」は、今年2016年3月26日に東北新幹線の、『新青森駅』からさらに北へ伸びて、北海道新幹線の『新函館北斗駅』まで運行されるようになりました。E5系電車「はやぶさ」ではニュースでも話題になった飛行機で言うファーストクラスの「グランクラス」が登場しましたね。
・秋田新幹線との併結もある〜運行区間〜
http://blogs.yahoo.co.jp/fjrrf464/25622402.html
これから「グランクラス」と言う「はやぶさ」の内側を紹介しますが、その前に、東京駅~盛岡駅間では秋田新幹線「こまち」E6系と、連結し併結運転する外の姿もちょっと見物なんですよ。エメラルドグリーンカラーの「はやぶさ」と赤い「こまち」が鼻っ面をくっつけている姿は恋人同士のようです。 wikipedia)
・最高速度320km/h!〜主要駅間の最短所要時間〜
https://www.youtube.com/watch?v=b2q6qXA19O8
はやぶさは、それまで「宇都宮駅 」- 「盛岡駅」間で、275㎞/h だった東北新幹線の最高速度を一気に320㎞/hまで引き上げ、東北新幹線の最速達種別の列車として位置付けられています。
「大宮駅」 – 「宇都宮駅」間の最高速度も、以前の240km/hを上回る275km/hで運転しています。
最高速度が320km/hで、東京から新函館北斗駅間を最短で4時間2分で運行しているんです。また一部の東京駅~盛岡駅間を、秋田新幹線の「こまち」と併結運転している物でも所要時間は4時間20分から30分で、走行しているんです。
・全席指定。「FREX」での乗車も可能
「はやぶさ」「はやて」「こまち」「かがやき」には自由席がありません。全席指定席になっていて、特にグランクラスは人気がありすぐに席が埋まってしまうため、早めの予約がオススメです。定期券「FREX」での乗車も可能ですよ。最上級のもてなしが待っている「グランクラス」。その「はやぶさ」10両編成の中で、1号車から8号車が通常の指定席、グリーン車は9号車の1両、そして「グランクラス」は、東京発で先頭車両となる10号車の1両定員18席だけなんです。レアーですよね。
■最大の特徴・・・扉が開くとそこはグランクラス!
http://tmizoguchi.exblog.jp/13691165/
扉が開くと、落ち着いたインテリアでまとめられた、最上級のサービスが受けられる空間「グランクラス」です。
グランクラスは2人並び席と1人用の席が6列配置された定員18名のみの客室で専任のアテンダントが乗車しています。
グリーン車もいいですが、「グランクラス」の車両からドアーが開くと、落ち着きのある広々とした空間に最初驚くことでしょう。この上品な空間で旅をするには運賃、特急料金と、そして「グランクラス料金」が必要になってきます。加算料金も乗り入れるJRの区間によって異なります。
・シックな絨毯に本革シート。扉付き収納棚はまるで飛行機
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%8…
床はえんじ色のシックな絨毯張りになっていて、重厚感が漂っています。頭上には飛行機のような大きめの扉付き収納が取り付けれているので、足元に荷物を置く必要が無く座席をゆったりと使えます。
「グランクラス」の車両に乗れないなら、他の車両からちょっと見に行ってみよう♪なんて思って10号車へ向かっても、この車両へは入れません。ラッキーにもグランクラスに乗れた人は敷物の踏み心地に感動することでしょう。だってこの床の絨毯は、100%ウールなんですから。
・悠々倒せる広いシートは電動リクライニング式
http://find-travel.jp/article/595
レクサスを始めとした自動車の座席を手掛けている、世界的に有名なメーカーの「トヨタ紡績」とコラボレーションして作られたシートは、皮張りの電動リクライニングチェアです。前後のシートピッチもたっぷりあり、座席を倒しても、後ろの席が狭くならないバックシェルタタイプ。リクライニング角度は最大で45度もあるので、体をゆっくり休ませることができます。
2人掛け座席の間は半透明のパーテーションで区切られていて、しっかり自分のスペースを確保できる様になっています。
レクサスの車も、これまた最高級車ですよね。余裕があったら一度は所有してみたい高級車シートを手掛けているメーカーが満を持して人間工学に基づいて作ったシートなんです。エグゼクティブなシートは大人の旅にぴったりですね。でも普通車のようにシートの向きを乗客が変えられないんです。
・充実の機能〜収納テーブル、読書灯、コンセント〜
http://naokomai.blogspot.jp/2013/04/blog-post_22.html
電車の中にいることを忘れてしまうくらい、充実しているグラングラスの座席の機能。肩肘掛部分には、飲み物を置くのにも便利な、カクテルトレイが設置。折り畳み式のダイニングテーブルは肘掛内に収納されていて、2段階に調節ができるようになっています。電車の中で新聞や読書が快適に楽しめる読書灯は、自由な角度に折り曲げることができ、肘掛前方部にはPC電源用のコンセントも設置されています。
モバイル用のコンセントがあるのは大変うれしいですよね。読書などで使える電灯はもちろんLEDで疲れず読書が出来ます。加えて収納テーブルがあるのはやはりいいですよね。PCやタブレットを操作するときや、物を書いたりしたい方にもうれしい造りですし、なんといっても前の席に響かないのもgoodです。
・充実のアメニティ〜スリッパ、アイマスク、ブランケット〜
http://minkara.carview.co.jp/userid/160417/blog/33870068/
グランクラスでは、車内を快適に過ごすためのアメニティも充実。スリッパ、アイマスク、ブランケットの用意があり、ブランケット以外は持ち帰りもOK。素敵な旅の記念になると評判です。
飲食のオーダーや、アメニティグッズが必要な時など、アテンダントを呼びたいときには、座席横にあるコールボタンを押すと、すぐにアテンダントがお席まで要件を伺いに来てくれます。
すでにこれは旅客機のファーストクラスと同じですね。時刻表の貸し出しもしてくれるそうです。まず、高級シートの座席に座ると、その付近にあるホルダーにスリッパが入った袋と、座席機能の説明が書かれている冊子がありますのでまずは、窮屈な靴を脱いでスリッパでリラックスしてみて下さい。
・グランクラス利用のお客様以外は、立ち入り禁止
贅沢を尽くした素晴らしい空間を一目でいいから見てみたい、と思う方も少なく無いのではないのでしょうか? 残念ながら利用客以外の、グランクラス車内やデッキへの立ち入りは禁止になっており、車内放送でも流れています。特別な空間を見れる人は、利用する人のみと言うのも特別感があっていいですよね?!どうしても中を見たいと言うかたは、ホームからでしたら中を見ることができますよ!(乗客に配慮して中を見ましょう)
■お食事提供もございます
グランクラスでは軽食とドリンク、おつまみ、お茶菓子の提供があります。地元の食材を活かしたお食事や、地元ならではの飲み物など、趣向を凝らしたものも多く提供されていますよ!「グランクラス」に乗車して、程なくすると、ウェルカムドリンクのサービスがあります。ビールやワイン、日本酒もあります。ソフトドリンクはなんと10種類以上もあって迷ってしまいますが、ここへ乗車している間はドリンクは自由にオーダーできるので悩まなくていいですよ。
・まずはおつまみとお茶菓子をどうぞ
グランクラスでは「おつまみまたはお茶菓子」のいずれか一つが1回貰えます。季節によって変わり、はやぶさのグランクラスでは、おかきやアップルパイ等が提供されています。ロゴマークの入った「おかき」やアップルパイなど、沿線各地の食材を使用するなど地域特性を活かしたものと言うのも素敵ですね!
・食事は和・洋からチョイス
http://find-travel.jp/article/595
お食事は「和軽食」と「洋軽食」からお好きなものが1つセレクトできます。洋軽食はサンドイッチを中心としたもので、どちらもボリュームは抑えれていますが、美しく美味しいお弁当です。お品書きが添えられているのも、粋ですよね。
和軽食は、昇り・下りで内容が変わります。また季節によっても内容が変わります。
・アルコールを含むドリンクは飲み放題!
http://nyankoseek.exblog.jp/17914626
グランクラスでは、軽食(1回)とドリンク(飲み放題)が料金に含まれていて、10種類以上の飲み物が飲み放題で楽しめます。なんとアルコールも飲み放題です。
●ソフトドリンクメニューは、【ホット】コーヒー・緑茶・紅茶・ハーブティー【コールド】コーヒー・黒烏龍茶・アップルジュース・ダイエットコーラ・ミネラルウォーター。ハーブティーは、ポットで淹れる本格的な物が楽しめます。
●アルコールメニューは、ビール、ワイン(赤・白)、日本酒、シードルがあります。(メニューは変わることもあります)ビールは缶をアテンダントが開けてから提供してくれ、ワインやシードルは小瓶とグラスでの提供になります。
・全て好きな時間に頼めます
http://minkara.carview.co.jp/userid/1099190/blog/31381913/
ドリンクは乗車時間中なら、いつでも好きな時間に頼むことが出来ます。グランクラスのロゴが入った、オリジナルのグラスで提供してもらえますよ。
紙コップとは違った高級感があるのも、グアンクラスならではですよね!
■さらに、これが嬉しい!
まさに至れり尽くせりのグランクラスのサービス。きめ細やかなサービスが感じられる、嬉しいものばかりです。・マガジンラックあり。自由に新聞が読める
http://blogs.yahoo.co.jp/norestforthewickedone/20365856.html
グランクラスの車両前後には、数種類の新聞や、雑誌類が用意されているマガジンラックが設置されていて、自由に好きな読み物が楽しめるようになっています。
・ウォシュレット付きトイレは自動照明
http://akutoku.seesaa.net/article/396357889.html
グランクラスにはトイレも、ワンランク上のものが設置されています。ドアの開閉施錠がボタンででき、鉄道のトイレには珍しいウォシュレット付き、自動照明も付いています。
・広くてきれいな洗面所
http://blog.livedoor.jp/kizuna4649/tag/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%8…
グランクラスの洗面所はシックでとてもセンスが良い木目調です。手洗いスペースもゆったりと取られていて、清潔感が溢れています。
・用事は全て専任アテンダントへ
http://jreast-shinkansen.com/granclass/
2名のアテンダントが常駐していて、座席横にあるコールボタンを押すと、すぐに用件を伺いに来てくれます。アテンダントは現職のアテンダントから特別に選ばれたスタッフで、制服もグランクラスのアテンダントは専用の物を着用しています。
■この豪華さで、値段はたったのプラス1万円!
http://blogs.yahoo.co.jp/mf151029/7738519.html
これだけの設備とサービスが整った、グランクラス。1度は乗車してみたいところですが、やはり気になるのは料金ですよね。例えば「東京駅」-「新青森駅」間では、通常かかる料金(運賃+特急料金)が16870円なのに対し、グランクラスでは26360円で、差額9490円です!
・定員18名のみ。ぜひ予約購入を。
、1本の列車に対して1車両18席しか無いグランクラス。現在でも予約がなかなか取れないほどの人気なので、早めの予約購入がオススメです。・「えきねっと」での事前予約がオススメです
事前予約をするならJR東日本が運営している公式サイト「えきねっと」からの予約がおすすめです。お好きな時間に手軽に予約ができ(メンテナンス時間有り)、「びゅう商品券」「Suicaカード」などと交換ができるポイントもたまります。・「みどりの窓口」や券売機でも予約可能
主にJRグループの旅客鉄道各社が運営している、全国の「みどりの窓口」や東北新幹線の指定席が購入できる券売機でも、通常のJR指定席特急券と同様に、乗車の1か月前から購入できます。乗車時間ぎりぎりで焦りたくない方や、余裕をもって席を確保しておきたい方などは、予め指定席を購入しておいたほうが良さそうですね。主な旅行代理店でも購入可能です。宿泊施設と組み合わせたプランを組みたい方は、旅行代理店を利用するのがオススメです。
・「モバイルSuica」での予約も可能
「モバイルSuica」で予約することも可能です。チケットレスでスマートに利用ができ、モバイルSuica特急券の「モバトク」で購入すると、お得に購入できます。詳しくはコチラ■長野新幹線E7系「あさま」グランクラス営業開始初日の様子 (2014.3/15)
■「はやぶさ」グラングラスを実際に利用した人の口コミ
盛岡から、はやぶさ グランクラス
— こぺん (@coope_open) 2016年8月13日
朝から弁当にビール ♪ (๑˃ꇴ˂๑)
ゴージャスすぐるのです ( ≧ᗜ≦)੭ु⁾⁾ pic.twitter.com/VkmMQqcxHx
新幹線はやぶさのグランクラス、いかがでしたか?もちろんお値段は少し張りますが、プラス1万円でこれだけ至れり尽くせりならば、たまには贅沢して利用してみたいという方も多いでしょう。
これだけの居心地の良さですから、「いつまでも目的地に到着しないでくれ」と心のなかで祈ってしまいそうです。なお、同様の車両は北陸・北海道などの各線でも運用が始まりつつあります。沿線の名産を使った軽食など、それぞれ特色があるので、利用してみてくださいね。