落柿舎とは?
入るとすぐに本庵があり、小さな草庵で入口に4畳半、奥に3畳ほどの部屋があります。中には入れませんが縁側に腰を降ろすことができるので、縁側に座って旅情を楽しむのもいいです。
落柿舎の由来
松尾芭蕉の弟子、向井去来の別荘として使用されていた草庵で、去来がこの草庵について書いた「落柿舎ノ記」があります。古い家の周囲には40本の柿の木があったといい、都から来た商人に庭の柿を売る契約をしたのちに、柿がすべて台風で落ちてしまったためこう呼ばれています。今も庭に柿の木が見られます。ここを訪れるならやはり柿のなっているころがいいのではないでしょうか。
落柿舎の見どころ
蓑と笠
落柿舎の入口には常に蓑みのと笠かさがかけてあります。これは本来庵主の在庵と不在を示すもので、ここに蓑笠がかけてあったら在庵、なければ外出中というしるしですが、今は落柿舎の象徴として常にあります。落柿舎の句碑
・五月雨や 色紙へぎたる 壁の跡 「嵯峨日記」の最尾にしるした芭蕉の句で、庭のなかほどにある。
「嵯峨日記」は宝暦3(1753)年に刊行されました。
・牝鹿なく 小倉の山の すそ近み 落柿舎の裏側、杉木をへだてた径のほとりに西行井戸の跡が
ただ独りすむ わが心かな あり、その傍に立つ西行の歌碑。
御朱印
和紙に 向井去来の詠んだ句「柿主や こずえはちかき あらし山」の御朱印 と 柿の印が入った御朱印がありどちらも風情があり人気があります。
落柿舎参加者の声
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— エロクソン(大暴落まだ?) (@msho54) 2015, 8月 9
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— KHK1305 (@khk1305c) 2015, 8月 4
嵐山の落柿舎の御朱印 pic.twitter.com/0v5vAvBlum
— 渡辺ゆうへい@御朱印 (@youhey_goshuin) 2015, 7月 3
基本情報
■ 基本情報
- ・名称:落柿舎
- ・住所:京都府京都市右京区嵯峨小倉山緋明神町2
- ・アクセス:JR山陰線 嵯峨嵐山駅 徒歩20分
- ・営業時間:9:00~17:00(1月、2月は10:00~16:00)
- ・定休日:12/31、1/1
- ・電話番号:075-881-1953
- ・入園料:250円
- ・公式サイトURL:http://www.rakushisha.jp/
庵には投句箱があり優秀な作品は俳句誌「落柿舎」に掲載され自宅まで郵送してくれるとか。ここへ来た機会に一句詠んではいかがでしょう。