露地庭園が魅力的！見どころの多い京都の「大法院」に行ってみよう♪

京都市にある「大法院（だいほういん）」をご紹介します。春と秋の庭園が心洗われるほどに美しく、京都旅行で一度は訪れて欲しい穴場のスポットです。

大法院とは？

京都市右京区にある臨済宗妙心寺派の大本山、妙心寺の塔頭（境内の中にある小院）です。通常は非公開ですが、春と秋の期間限定で特別公開されています。創建は寛文2年（1662年）で、真田幸村の兄で松代藩主であった真田信之の菩提寺として建てられました。

大法院の魅力

境内には美しい「露地庭園」（露地（ろじ）とは茶庭ともいい、茶室に付随する庭園の通称）があり、春の新緑と秋の紅葉の時期にのみ特別公開されます。お抹茶・和菓子をいただきながら、贅沢な大人の庭園鑑賞が楽しめますよ♪旅の休憩を兼ねての拝観もオススメです。

見どころ・関連情報など

佐久間象山のお墓も

真田信之の菩提寺として創建され、信之の法名「大法院殿徹岩一明大居士」に因んで名付けられた大法院。ここには、幕末の思想家で松代藩士であった佐久間象山のお墓もあるんです。象山は吉田松陰の事件に関わったとして投獄され、のちに暗殺されました。彼の門弟だったのはその吉田松陰をはじめ、勝海舟や橋本左内、坂本龍馬など後の日本を担う人物たちで、幕末の動乱期に多大な影響を与えた人物とも言えます。

有名な文化財

江戸時代中期の絵師・土方稲領による、有名な客殿の襖絵「叭叭鳥図(ははちょうず)」8面を有しています。鳥100羽が梅の老木に群がり飛ぶ様子が描かれており、見ると心が解放されるような気持ちになれる襖絵です。他にも、海北友松、鈴木松年、酒井抱一などの作品があるとのことです。そして、室内には佐久間象山筆の「常賞」という字も掲げられています。

妙心寺の見どころ

大本山の妙心寺もぜひ散策されてください。日本にある臨済宗の寺院約6,000か寺のうち、約3,500か寺を妙心寺派で占めているんだそうです。その大本山の敷地は広大で、46の塔頭が立ち並ぶという日本最大の禅寺です。国宝や重要文化財など多数の文化財を有しておりとても見どころの多い寺院で、境内を散策するだけでも禅寺の良い雰囲気が感じられます。

訪れた人の声・写真

日曜日の妙心寺 大法院の秋の特別公開に行って来ました。抹茶と菓子つきだなんて素敵！庭園を眺めながらゆっくりしました。今月末迄です。 #京都 pic.twitter.com/8P8GDpHO93

— 奈緒子 (@ladybug0609) 2014, 11月 18

且座喫茶。 (@ 妙心寺 大法院 in 京都市右京区, 京都府) https://t.co/xea9uvSdKW pic.twitter.com/uIpKBYYDAG

— ひーちゃん (@morokanaken) 2015, 5月 2

特別公開中の妙心寺大法院で佐久間象山の墓参。松代藩真田家の菩提寺だそう。それで京都で暗殺された象山の墓があるのか…実は初めて知りました。でも佐久間象山って一度蟄居命じれてる筈？主家と同じ菩提寺に葬られるのに異論はなかったのかなぁ？… pic.twitter.com/y8nSOI4MOL

— りんこ (@_t_rinko) 2014, 1月 20

昨日はお寺で気持ちの良い一日でした。 今年の紅葉はバツグンです。 京都妙心寺塔頭大法院の紅葉！ pic.twitter.com/7EqOAbCZCE

— 勝ち組ゴスケ (@maney_gosuke) 2014, 11月 25

基本情報・地図

いかがでしたか？お抹茶とお菓子をいただきながら庭園を楽しめるなんて、なかなか貴重な体験ですよね。ぜひ、足を運ばれてみてくださいね！