踏み入ったことのない高みへ。国内でヘリスキー＆ボードを楽しむ

ヘリコプタースキー・スノーボードという言葉を聞いたことがあるでしょうか。その名の通り、ヘリコプターを利用した移動によって、ロープウェイなどでは登れない標高から滑走するスタイルの滑り方です。ここでは、限られた地域でしか味わえない、贅沢な楽しみが待つスキー場をご紹介します。

1.栂池高原スキー場

長野県小谷村にある栂池（つがいけ）高原スキー場は、白馬山麓最大の栂池高原を滑ることができるスキー場です。ヘリスキー＆ボードを利用すると、標高2,200mの天狗原から標高 800mの山麓まで、約14kmの大自然の中のロングダウンヒルを楽しめます。


眺望抜群！
更に今シーズンは、「遊覧飛行」のみの利用も可能。通常のゲレンデと違って、スキーを滑らない方でも楽しめるという、魅力のあるスキー場となっています。
こちらのスキー場でのヘリスキー＆ボードの受付は、ゴンドラリフトを利用して行く「中間駅」 の、「雪の広場」のカウンターで行われます。混雑時は10:30頃に受付終了することもあるようなので、なるべく早めに向かいましょう。

ヘリスキー参加者にはワッペンが渡されるので、それを持ってヘリポートに向かいます。ボードなどの荷物はスタッフにお任せしてヘリコプターへ搭乗 ！約５分間の空の旅を楽しんだ後、天狗原へ到着します。到着後はパトロールスタッフより、その日の雪質状況や注意事項などの説明もあって安心です。

ヘリコプター到着地点から平らな道を少し移動して滑走スタート地点へ。滑走コースには看板が立っていますので、それを目印にして標高約2,200mからの滑走を楽しみましょう。

通常のゲレンデには初心者向けから上級者向けのコースが幅広くあります。

2.焼山山麓ヘリスキー

こちらは新潟県の「焼山山麓ヘリスキーツアー実行委員会」の方々が開催している、非営利目的のツアーです。焼山の大自然の美しさを味わいながらスキーを楽しんでもらいたい、との思いから地元の方々が協力して毎年開催しており、平成27年には30回目を迎えました。

ツアーは2日間という限られた日数しか開催されていないので、注意が必要です。ヘリコプター遊覧のみも行っており、こちらは1日限り。毎年の各参加申し込みは、公式ホームページから問い合わせましょう。

ヘリスキーの時期が近付くと、周辺には黄色の旗が掲げられます。
ツアー当日は「焼山温泉駐車場」に集合し、フライトの手続きを行います。ボードなどはスタッフが積んでくれるので、誘導に従いヘリコプターにて約5分で山頂へと移動し、コースの説明・注意事項を聞いたらボードを装着して滑走開始！コースのポイントにはスタッフが待機してくれているので安心です。

登りの部分などもあるので、途中休憩を挟むなどして、焼山の景色を目に入れながらのスキーを楽しんで下さい。

3.かぐらヘリスキー&ボード

こちらのスキー場では、苗場山系、霧の塔（1,993m）よりスキー場「かぐらゴンドラ山麓駅」までの変化に富んだコースをツアーとして滑走できます。ガイド付なので、もしもの時も安心です。


滑走距離は約7kmで、ヘリコプター搭乗からおよそ2時間ほどかけて行程が進みます。
コースは新雪・無整地のため、スキーは中級以上、ボードは上級以上の技術を持つ方と参加資格が定められており、少々スキーに慣れた方向けのプランのようです。

ファミリー向けの施設も充実。

予約制のため定員になり次第締切となります。1日に100人限定で2日間のみ開催なのでご注意を。

湖の美しい姿も見られます。


素材提供：トリップアドバイザー