「曜変天目」と言えば「静嘉堂文庫」、これ見たさにこの美術館を訪れる陶器ファンは後を断ちません。茶碗一面に宇宙の星々を散りばめたような素晴らしい景色、一生に一度は見ておきたいものです。
さらに国宝が7点、重文が83点、とても見尽くせるものではありません。また、大正時代のイギリス郊外の住宅を彷彿とさせる建物と庭園も心癒してくれます。
三菱財閥第2代「岩崎彌之助」及び「小弥太」親子所有の古典籍(明治以前の書写或いは印刷された資料で価値が認められるもの)、東洋古美術品を収蔵しています。父親の彌之助は収集が多岐に渡りましたが、子の小弥太は特に中国陶磁を系統的に集めました。
「静嘉堂」は彌之助の堂号です。現在の美術館は平成4年4月に開館しています。
世界に現存する南宋時代健窯(福建省の窯)の曜変天目は日本国内に3点のみでそのうちの1点がここにあります。他にも「俵屋宗達筆 源氏物語関屋澪標図屏風」など素晴らしいものがあります。
所蔵しているのは、古美術だけではなく、素晴らしい近代美術工芸品も所蔵しています。一つは重要文化財に指定されている「橋本雅邦筆 龍虎図屏風」です。明治28年に第4回内国勧業博覧会に出品された日本画です。
また、「黒田清輝の裸体婦人像(洋画)」、「河井寛次郎 紫紅瓜壺(陶器)」など魅了される美術品が目白押しです。
この建物は庭とのマッチングが素晴らしく、当時のイギリス郊外の住宅様式を再現しており、散策すると日本にいることを忘れされるような不思議な雰囲気にさせます。
窯変天目の宇宙に目を奪われ、イギリス郊外の風景に心癒される。そんな日常を忘れるひと時を与えてくれるのがここ静嘉堂文庫美術館です。
素材提供:トリップアドバイザー
さらに国宝が7点、重文が83点、とても見尽くせるものではありません。また、大正時代のイギリス郊外の住宅を彷彿とさせる建物と庭園も心癒してくれます。
1.「静嘉堂文庫(せいかどうぶんこ)美術館」とは?
「静嘉堂」は彌之助の堂号です。現在の美術館は平成4年4月に開館しています。
2. 「静嘉堂文庫美術館」の魅力
静嘉堂文庫美術館には国宝が7点、重要文化財が83点を含む20万冊の古典籍、6500点の東洋古美術を所蔵し、美術的価値には目を見張るものがあります。また、近代美術工芸の収集品も素晴らしく、見るものを飽きさせません。文庫の建物は大正時代のレトロ建築で、庭園とともに楽しむことができます。3.お勧めポイント
「曜変天目茶碗」を含む国宝
お勧めはなんといっても7点に及ぶ国宝類です。なかでも「静嘉堂文庫」と言えば「曜変天目」と言われる、中国南宋時代の曜変天目茶碗です。これは元々は徳川家所蔵であったものを淀藩主稲葉家が拝領し代々「稲葉天目」として伝えられてきました。世界に現存する南宋時代健窯(福建省の窯)の曜変天目は日本国内に3点のみでそのうちの1点がここにあります。他にも「俵屋宗達筆 源氏物語関屋澪標図屏風」など素晴らしいものがあります。
近代美術工芸
また、「黒田清輝の裸体婦人像(洋画)」、「河井寛次郎 紫紅瓜壺(陶器)」など魅了される美術品が目白押しです。
建築と庭園
静嘉堂文庫の建物は、桜井小太郎(旧呉鎮守府本庁舎:現海上自衛隊呉総監部第一庁舎、旧横浜正金銀行門司支店:現北九州銀行門司支店などを設計した日本人初の英国公認建築士)の設計により大正13年に建築されたレトロな建物です。この建物は庭とのマッチングが素晴らしく、当時のイギリス郊外の住宅様式を再現しており、散策すると日本にいることを忘れされるような不思議な雰囲気にさせます。
4.口コミ
完成形で現存するのは世界に3点のみ。東京の静嘉堂文庫美術館、京都の大徳寺龍光院、そして藤田美術館が1点ずつ所蔵。すべて国宝に指定。/ 東京で「藤田美術館の至宝」展 口径12センチの小宇宙 – 産経ニュース http://t.co/a78AeXoYXD @Sankei_newsから
— play fast (@lesprit_rotono) 2015, 8月 27
岡本緑地にある静嘉堂と静嘉堂文庫美術館と旧岩崎家庭園も連れて行かれ、二子玉川は駅前の開発で騒がれているが駅から離れるといい感じの所がいっぱいあると力説してた。 pic.twitter.com/Rj8j4w5HeA
— キラキラ@一眼レフ勉強中モデルさん製作中 (@QuartzCystal) 2015, 6月 30
5.詳細
■ 基本情報
- ・名称: 静嘉堂文庫美術館
- ・住所: 東京都世田谷区岡本2-23-1
- ・アクセス: 東急田園都市線「二子玉川駅」から徒歩約20分
- ・開館時間:10:00~16:30
- ・休館日: 毎週月曜日(祝日の場合は翌火曜日)臨時休館あり
- ・電話番号: 03-5777-8600(ハローダイヤル)
- ・料金: 一般1000円、大高生700円、中学生以下無料
- ・公式サイトURL: http://www.seikado.or.jp/
窯変天目の宇宙に目を奪われ、イギリス郊外の風景に心癒される。そんな日常を忘れるひと時を与えてくれるのがここ静嘉堂文庫美術館です。
素材提供:トリップアドバイザー