日本オリジナル?それとも・・・と悩んでしまう古今東西の元祖な食べ物。歴史がはっきりしているものから、なんとなく口伝えぽいものまでいろんな元祖○○がたべることができるお店を紹介します。本場で食べる味は格別ですよ。
日本各地でみることができるソースカツ丼。発祥地がどこだか知ってる人は案外すくないのではないでしょうか?実はこのソースカツ丼というものは、福井県うまれ。ヨーロッパ軒の創始者である福井県出身の料理人高畠増太郎さんが作って東京でお披露目をし、「ソースカツ丼」として売り出したらしいのです。
ドイツのベルリンで6年もの料理の修行をした高畠さんは、修行した欧州に因んでお店の名前をヨーロッパにしたらしく、最初は早稲田大学の前で開業しました。しかし、関東大震災などいろいろあり、故郷にもどり現在の総本店のある場所で営業を開始したそうです。
ヨーロッパ軒への行き方ですが、JR福井駅下車、県庁前、市役所前を通過したところで徒歩で12~3分のところにあります。福井名物ソースカツ丼、元祖ソースカツ丼などののれんがみえますね。よくみると西洋御料理ともかかれています。その意味は?
ソースカツ丼のオリジナルは西洋料理なのです。ドイツで修行した高畠さんは、ドイツの味を日本に広めるため色々と工夫し、ドイツのシュニッツエルを日本風にアレンジ。ドイツのウスターソースを使用してごはんの上にのせる形でこの「ソースカツ丼」を完成させたようです。
その他こちらのお店にはパリ丼とよばれているメンチカツをのせたどんぶりもあるそうです。
2013年に創業100周年を迎え、19店舗にまでのれん分けされた大正6年生まれのソースカツ丼。西洋文化が入り始めた日本で生まれた和洋折衷の味を、福井県に旅行にでかけたときは、ご賞味ください。
外観は当時のものとはちがい、1964年に建設された建物だというので、残っているのは味のみですが、それでも昭和39年の建築物ですから、古い建物にはかわりませんね。
最寄りの駅は地下鉄銀座駅で徒歩2分の場所にあります。ビルの1階にあります。
カツレツの語源は、英語の「cutlet(カッツレッツ)」からきているともいわれていますし、さらにフランス語のコートレット=骨付き背肉がオリジナル語源ともいわれています。明治時代に福沢諭吉はこのcutletを「吉列」と訳したそうです。様々な肉でつくられたcutletの料理ですが、ポーク肉をつかって作り出したのは、煉瓦亭といわれています。これが豚=トン で作ったということでカツレツになったようです。
こちらのカツレツは1300円。銀座で買い物や映画の帰りにふらっと立ち寄って食べてみてはいかがですか?
当時まだ、日本に上陸したカレーは、本場インドの物と全然ちがい、小麦粉がはいった欧州風のカレーでした。インド人のボースから教えてもらったインド式のカレーというのは、香辛料がたっぷりで、お米はインディカ米を使用。骨付きのチキンを豪快に使ってつくるものでした。
中村屋がボースから習った純インド式カリーは、中村屋の名物になりましたが、当時近辺の洋食店でだされていた、カレーが10~12銭の時に、80銭でも名物カレーとなれたのですからすごいですね。
どうして恋と革命となかったかというと、インド独立運動のために活躍したボースさんが、祖国から日本に亡命して、かくまってもらっていた、中村屋から出て逃亡生活を続けるのですが、それを一人の日本人女性相馬俊子さんが支え、後に結婚をしたからです。
亡命、逃亡生活、そして日本での恋。様々な思いが詰まった中村屋の純印度式カリーをぜひご賞味してみてはどうでしょうか。
ただし、諸説あり。
素材にもこだわり、北海道の昆布、小豆島の醤油、阿波の砂糖などこだわっています。大阪に行かれるときは是非ご賞味ください。
また、小麦を醤油味のだしでとくというのも留吉のアイデアだったとか。
会津屋のたこ焼きの特徴は、なにもかかってないということ。何でも創業者が手軽に手で食べることにこだわった結果が、こうなったということです。
伝統を守りながらも新しいことにチャレンジしたいという会津屋さん、今後どうなっていくのか楽しみですね。取り寄せなどもできるそうなので、ぜひホームページを一度ご覧になってみてくださいね。
なんと海鮮丼発祥の店!?
今や北海道や三陸など色々なトコロでお目にかかる海鮮丼ですが、ココ「なまはげ御殿」が発祥のお店なんだそうです!知りませんでした…(-_-;)元祖海鮮丼の味を是非味わい下さい。男鹿産の新鮮な海産物をふんだんに使った「海鮮なまはげ丼」や地元国内産の極上「ウニ丼」などドンブリの種類も豊富です。
本場ナポリではトマトソースをかけて食べるナポリ風のスパゲティ料理のことをナポレターナとよぶらしく、ナポリにあったそのトマトソースがフランスにわたり、スパゲティナポリテーヌになります。
では、日本で食べているナポリタンはフランス語が転じたものなのでしょうか?
明治期、西洋料理のレストランでは、フランス料理を習った人が多く、スパゲティ・ア・ラ・ナポリテーヌとして最初は日本にもたらされました。このときは、ホテルや高級レストランのみで庶民派のナポリタンとは程遠いもので、元祖といわれているホテルニューグランドでも、正装して、たべるものだったそうです。
ニンニク、 タマネギ、トマトソースであえたオリジナルメニューを発案。これを当時の総料理長入江茂忠が「スパゲッティナポリタン」と命名 この元祖ナポリタンは、ホテルニューグランドのレストラン「ザ・カフェ」のほうでたべることができます。横浜に行かれることがある方はぜひ、ホテルニューグランド1階で元祖ナポリタンをご賞味あれ。
いかがでしたか?元祖メニューを探して食べ歩く旅もたのしいものとおもわれます。まだまだほかにも日本生まれの食べ物がありますので、ぜひみつけてみてくださいね。
素材提供:トリップアドバイザー
1.ヨーロッパ軒総本店 ソースカツ丼
ドイツのベルリンで6年もの料理の修行をした高畠さんは、修行した欧州に因んでお店の名前をヨーロッパにしたらしく、最初は早稲田大学の前で開業しました。しかし、関東大震災などいろいろあり、故郷にもどり現在の総本店のある場所で営業を開始したそうです。
ヨーロッパ軒への行き方ですが、JR福井駅下車、県庁前、市役所前を通過したところで徒歩で12~3分のところにあります。福井名物ソースカツ丼、元祖ソースカツ丼などののれんがみえますね。よくみると西洋御料理ともかかれています。その意味は?
ドイツのシュニッツエルがオリジナル?
ソースカツ丼のオリジナルは西洋料理なのです。ドイツで修行した高畠さんは、ドイツの味を日本に広めるため色々と工夫し、ドイツのシュニッツエルを日本風にアレンジ。ドイツのウスターソースを使用してごはんの上にのせる形でこの「ソースカツ丼」を完成させたようです。
その他こちらのお店にはパリ丼とよばれているメンチカツをのせたどんぶりもあるそうです。
2013年に創業100周年を迎え、19店舗にまでのれん分けされた大正6年生まれのソースカツ丼。西洋文化が入り始めた日本で生まれた和洋折衷の味を、福井県に旅行にでかけたときは、ご賞味ください。
■ 基本情報
- ・名称:ヨーロッパ軒総本店
- ・住所:福井県福井市順化1丁目7−4
- ・アクセス:JR福井駅下車徒歩12~3分
- ・営業時間:月・水~日 ランチ/ディナー 11:00~20:00
- ・定休日:火曜日
- ・電話番号:0776-21-4681
- ・料金:名物ソースカツ丼セット 1080円
- ・公式サイトURL:http://homepage2.nifty.com/yo-roppaken/index.htm
2.煉瓦亭 ポークカツレツ
創業明治28年の洋食屋さん煉瓦亭。お店の行燈が馬が走り、ランプポストが洋風でとてもおしゃれですよね。このお店が元祖オムライス、元祖ポークカツレツのお店といわれています。創業者は、煉瓦亭の2代目木田元次郎さんの叔父にあたる方だったそうです。この2代目の元次郎さんが、とんかつの生みの親といわれているそうです。外観は当時のものとはちがい、1964年に建設された建物だというので、残っているのは味のみですが、それでも昭和39年の建築物ですから、古い建物にはかわりませんね。
最寄りの駅は地下鉄銀座駅で徒歩2分の場所にあります。ビルの1階にあります。
語源はcutlet
こちらのカツレツは1300円。銀座で買い物や映画の帰りにふらっと立ち寄って食べてみてはいかがですか?
■ 基本情報
- ・名称:煉瓦亭
- ・住所:中央区 銀座 3-5-16
- ・アクセス:銀座駅より徒歩2分ほど
- ・営業時間:11:15~14:15(閉店15:00)、16:40~20:30(閉店21:00)、土曜、祝日の夜は~20:00(閉店20:45)
- ・定休日:日曜日 GW休み 盆時期、年末年始
- ・電話番号:03-3561-3882
- ・ぐるなびURL:http://r.gnavi.co.jp/143whsp00000/
3.元祖インドカリー 純印度式カリー 新宿中村屋本店
http://www.netprice.co.jp/netprice/library/goods/650419/
カレーの歴史は奥深い。2014年10月3日にかかれた日経新聞のカレーに関する記事には下記のような年表がのっています。これを見ると、大英帝国時代にインドを植民地としてもっていた英国が、インドからコメとカレーの香辛料などを本国に持ち帰り、そこに英国ではじめて料理本をつくったとされている、ビートン婦人の料理本に、小麦粉を加えたタイプのカレーが登場しているそうです。さらに、そこから10数年、英国ではカレー粉が発明され、日本にきたのが、1870年ごろだといわれています。洋食屋の定番になったのが、年表をみると1900年ごろだとわかります。http://www.nikkei.com/news/image-article/?R_FLG=0&ad=DSXMZO776504002709201400000…
そんな歴史をもつカレーですが、いつインドカレーが作られ、中村屋が元祖となるのでしょうか。それには、中村屋創業者と、インド独立運動で活躍したラス・ビハリ・ボースとの運命的な出会いがあったからのようです。当時まだ、日本に上陸したカレーは、本場インドの物と全然ちがい、小麦粉がはいった欧州風のカレーでした。インド人のボースから教えてもらったインド式のカレーというのは、香辛料がたっぷりで、お米はインディカ米を使用。骨付きのチキンを豪快に使ってつくるものでした。
中村屋がボースから習った純インド式カリーは、中村屋の名物になりましたが、当時近辺の洋食店でだされていた、カレーが10~12銭の時に、80銭でも名物カレーとなれたのですからすごいですね。
6月12日は何の日?
https://ja.wikipedia.org/wiki/中村屋
新宿中村屋では、恋と革命のインドカリーの日を6月12日に制定しています。これは、新宿中村屋が喫茶部(レストラン)を開設した昭和2年6月12日にちなんでいます。どうして恋と革命となかったかというと、インド独立運動のために活躍したボースさんが、祖国から日本に亡命して、かくまってもらっていた、中村屋から出て逃亡生活を続けるのですが、それを一人の日本人女性相馬俊子さんが支え、後に結婚をしたからです。
亡命、逃亡生活、そして日本での恋。様々な思いが詰まった中村屋の純印度式カリーをぜひご賞味してみてはどうでしょうか。
■ 基本情報
- ・名称:新宿中村屋ビル
- ・住所:東京都新宿区新宿三丁目26番13号
- ・アクセス:JR 新宿駅東口 徒歩2分
- ・営業時間:月~金11:00~16:00、17:00~23:00 土曜日11:00~23:00 日曜・祝日11:00~22:00
- ・定休日:1月1日
- ・電話番号:03-3352-6167
- ・料金:インドカリー(チキン)ライスまたはナン 1400円
- ・公式サイトURL:https://www.nakamuraya.co.jp/
4.元祖きつねうどん うさみ亭マツバヤ(松葉屋本舗)
http://www.torakichi.osaka/1869.html
1893年明治26年にうどん店「松葉屋本舗」を宇佐美要太郎が創業し、いなりずし用に煮た油揚げを別皿にのせて提供をしたのがはじまり。しかし、お客さんが油揚げをうどんに直にのせてたべるのをみて、皿にわけてだすのではなく、直接うどんにのせて出すようにしたのが「きつねうどん」の元祖といわれています。ただし、諸説あり。
現在は3代目が暖簾をまもる
http://tabininngenn.hatenablog.com/entry/2014/08/27/173653
きつねうどんは、550円。現在は三代目になる人が、伝統の味と暖簾をまもっています。ダシと綿羊で水をかえているというのだから、伝統をまもるというのは簡単にはいかないのですね。素材にもこだわり、北海道の昆布、小豆島の醤油、阿波の砂糖などこだわっています。大阪に行かれるときは是非ご賞味ください。
■ 基本情報
- ・名称:うさみ亭マツバヤ(本舗松葉家)
- ・住所:大阪市中央区南船場3-8-1
- ・アクセス:心斎橋駅より徒歩7分ほど
- ・営業時間:11:00~19:00(L.O.)、金・土曜は11:00~19:30(L.O.)
- ・定休日:日曜・祝日
- ・電話番号:06-6251-3339
- ・ぐるなびURL:http://r.gnavi.co.jp/2ghcr2rz0000/
5.元祖たこ焼き 会津屋 大阪
http://tadashijya3.blog.so-net.ne.jp/2015-11-05-6
たこ焼きの元祖ともいわれるラヂオ焼は、スジ肉をつかった粉料理の一つで、屋台を中心に、明治から大正にかけて流行っていた食べ物です。当時のハイカラのシンボルといわれたラジオにあやかってこのような名前がついたといわれています。そのラジオ焼をうっていた遠藤留吉のお店にきた客の一人が、明石ではタコがはいっているというのをきき、改良してできたのが元祖たこ焼きらしいのです。また、小麦を醤油味のだしでとくというのも留吉のアイデアだったとか。
会津屋の歴史
http://www.aiduya.com/
現在三代目が継いでいる会津屋は、昭和の初めに遠藤留吉が始めたおみせです。小さな屋台からお店をはじめて、毎晩たこ焼きの研究をしていたような人だったそうです。会津屋のたこ焼きの特徴は、なにもかかってないということ。何でも創業者が手軽に手で食べることにこだわった結果が、こうなったということです。
伝統を守りながらも新しいことにチャレンジしたいという会津屋さん、今後どうなっていくのか楽しみですね。取り寄せなどもできるそうなので、ぜひホームページを一度ご覧になってみてくださいね。
■ 基本情報
- ・名称:会津屋
- ・住所: 大阪市西成区玉出西2-3-1
- ・アクセス:玉出駅下車 徒歩3分
- ・営業日:10:00~20:00
- ・定休日:1月1日
- ・電話番号:06-6651-2311
- ・料金:12個400円
- ・公式サイトURL:http://www.aiduya.com/
6.元祖”海鮮丼 なまはげ御殿ニュー畠兼
http://www.oganavi.com/store/180.php
海鮮丼発祥地が秋田県の男鹿半島であるということをどれだけの人がしっているだろうか?元々は、実家の本業が漁師であったが、先代の畠山兼吉は、かき氷やを営んでいたらしい。いまでこそ、海鮮丼はどこにもでもあるポピュラーな食べ物だが、ここが発祥地らしいです。海鮮丼は酢飯でない
http://www.oganavi.com/store/180.php
海鮮丼にちかい食べ物でちらし寿司というものがあるが、あちらは、ごはんが酢飯。また、海鮮丼にはたくさん種類があり、- 鉄火丼/マグロ丼
- づけ丼 マグロをつけたもの
- うに丼
- イクラ丼
今や北海道や三陸など色々なトコロでお目にかかる海鮮丼ですが、ココ「なまはげ御殿」が発祥のお店なんだそうです!知りませんでした…(-_-;)元祖海鮮丼の味を是非味わい下さい。男鹿産の新鮮な海産物をふんだんに使った「海鮮なまはげ丼」や地元国内産の極上「ウニ丼」などドンブリの種類も豊富です。
http://www.oganavi.com/store/180.php
基本情報
- ・名称:なまはげ御殿 ニュー鼻兼
- ・住所:秋田県男鹿市北浦入道崎昆布浦2-69
- ・アクセス:JR男鹿線「羽立駅」から秋田中央交通バス「入道崎」行きで約1時間
- ・営業時間:6:00~18:00(4~10月)8:00~17:00(11~3月)
- ・定休日:年中無給
- ・電話番号:0185-38-2011
- ・料金:海鮮丼 2160円
- ・公式サイトURL:http://www.namahagegoten.com/
7.横浜うまれ ナポリタン ホテルニューグランド
本場ナポリではトマトソースをかけて食べるナポリ風のスパゲティ料理のことをナポレターナとよぶらしく、ナポリにあったそのトマトソースがフランスにわたり、スパゲティナポリテーヌになります。
では、日本で食べているナポリタンはフランス語が転じたものなのでしょうか?
明治期、西洋料理のレストランでは、フランス料理を習った人が多く、スパゲティ・ア・ラ・ナポリテーヌとして最初は日本にもたらされました。このときは、ホテルや高級レストランのみで庶民派のナポリタンとは程遠いもので、元祖といわれているホテルニューグランドでも、正装して、たべるものだったそうです。
横浜うまれの パスタ料理
http://blog.livedoor.jp/ssnnkkoo/archives/25590769.html
今の日本人が好みナポリタンになったのは、戦後のことらしいです。進駐軍のアメリカ人がケチャップをパスタにかけてたべているのをみたホテルニューグランドホテルの総料理長が考案したのだとか。 http://www.welcome.city.yokohama.jp/ja/tourism/gourmet/original.html
基本情報
- ・名称:ホテルニューグランド
- ・住所:横浜市中区山下町10番地
- ・アクセス:車で横浜駅より15分/桜木町駅より8分/関内駅より8分
- ・営業時間:10:00~21:30(L.O. 21:00)
- ・電話番号:045-681-1841
- ・料金:1700円
- ・公式サイトURL:http://www.hotel-newgrand.co.jp/origin/
いかがでしたか?元祖メニューを探して食べ歩く旅もたのしいものとおもわれます。まだまだほかにも日本生まれの食べ物がありますので、ぜひみつけてみてくださいね。
素材提供:トリップアドバイザー