ajari
小子房は通常は非公開ですが、毎年春と秋の東寺の特別公開に際して、公開されることがあります。内部の襖絵は堂本印象、庭は小川治兵衛、建物は府技師安間立雄と昭和を代表する近代和風建築の集大成のような所です。1.「小子房(しょうしぼう)」とは?
2. どんな魅力が?
昭和の新しい建築ですが、昭和初期の近代和風建築をここに見ることが出来ます。勅使門はおそらく東寺の京都府技師「安間立雄」が設計したと言われています。内部の襖絵は堂本印象による水墨画を中心にしたものです。また、庭園は七代目小川治兵衛の作とされ、昭和を代表する和風建築をここに見ることが出来ます。
3.見どころ・お勧めポイント
特別公開時期を狙う!
小子房は通常は非公開とされ内部を拝観することは出来ません。しかし、年に2回「秋期特別公開」と「春期特別公開」の時期に一般公開されます。今年の秋期特別公開は9月20日〜11月25日まで行われ、小子房では、「堂本印象画伯障壁画」が公開されます。その他にも「宝物館」「五重塔」「講堂」「灌頂院」等の公開が予定されています。こまめに「東寺」のホームページをチェックしましょう!勅使門
また、扉の柱には葡萄の唐草模様が彫られ、扉の下部にも唐草模様が施されています。通常非公開の小子房ですが、この唐門は外から見ることが出来ます。近代の代表的建築物として十分楽しめますよ。
堂本印象画伯障壁画
堂本印象は東洋の古典に西洋の表現を採り入れ、戦後抽象絵画に至るまで幅広い作品を制作しています。ここ小子房の襖絵は、具象から抽象まで墨絵の多様な表現を用い、彩色画とは一味違う世界が広がっています。「牡丹の間」「瓜の間」「枇杷の間」「鷹の間」「雛鶏の間」は水墨画、「勅使の間」には極彩色の「渓流に鶴」「日輪山嶽図」が描かれています。
4.口コミ
『京都 東寺の小子房』 普段非公開の小子房ですが春に特別公開されました。 ⇒ http://t.co/t7mHPd6C42 pic.twitter.com/OhYFaniuaw
— 健治 (@niceKenji) 2015, 6月 5
先日視察した東寺の小子房もなかなか本丸感あったょ pic.twitter.com/mo0i0xm2xA
— PO@9/23CC福岡サ14b (@Ca20_po43) 2015, 5月 23
5.詳細
■ 基本情報
- ・名称: 小子房
- ・住所: 京都市南区九条町1 東寺内
- ・アクセス: 近鉄「東寺駅」から徒歩約10分
- ・拝観:特別公開時のみ拝観可能、通常は非公開
- ・電話番号: 075-691-3325
- ・所要時間: 15分
- ・公式サイトURL: http://www.toji.or.jp/shoshibo.shtml
昭和の代表的和風建築小子房、通常非公開ですが、年に2回の東寺特別公開の際に公開されることがあります。ぜひ小まめに東寺のホームページをチェックして、素晴らしい襖絵や庭を堪能しましょう。