
https://discoverethiopia.wordpress.com/2012/10/23/120/
アフリカ・エチオピアの首都・アディスアベバからバス、もしくはトラックに揺られること丸2日。土埃にまみれながら辿り着いた、その場所に「ムルシ村」があります。そこにはなんとも奇妙な姿形をした民族が住んでいました。それが「ムルシ族」といわれる人々です。少数民族「ムルシ族」に会いに行こう!

驚くべきはその唇に…
Rod Waddington
写真を見れば一目瞭然!「ムルシ族」の女性は、唇に「デヴィニヤ」という土器で作った皿をはめ込んでいます。その“儀式”は思春期~結婚までの間に行われ、唇にはめられた皿は、成長と共に大きなものに替えられていくといいます。 「ムルシ族」の間では、大きな皿をつけているほど“美人”とされ、結婚するときにもらえる牛の数も多くなるとか。
お皿も肌も不思議な模様でいっぱいです

http://www.wludh.ca/dh100/2015/Afr/Mursi/gender-roles-and-people/
「ムルシ族」の人々は、顔や体にペインティングが施されているのも特徴のひとつ。大人から子どもまで多くの人がボディペイントしています。 つけているアクセサリーもかなり個性的でインパクト大!動物の角やとうもろこしなどの穀物、草花などを使っています。日本人には考えられないような斬新なデザインぞろいです。
どうしてこんな習慣が?

http://daiki55.com/mursi1/
今から100年以上前。奴隷貿易が盛んだった頃、「ムルシ族」の多くの人々が奴隷にされていたといい、女性は若く美しい人から連れて行かれたそうです。そこで顔を醜くし、唇にお皿をはめて、さらわれるのを防いだというのが始まりのようです。悲しいお話ですね…。 奴隷制度がなくなった今でもその風習は残り、お皿が大きければ大きいほど、美人である。それが「ムルシ族」の価値観のようです。現在では政府の規制もあって、一部の女性たちだけがお皿をつけているそう。いつか見られなくなる日が来るかもしれません。
衝撃なのは唇だけじゃありません…
牛の血を飲む
http://blogs.yahoo.co.jp/photouganda/54466371.html
ムルシ族の人々は牛の血を飲む習慣があります。これは野菜を食べることができない人々が、牛の血から水分や鉄分を摂取するという自然の知恵なのです。食事やサプリメントからビタミンを摂っている私たちからは想像もできない、壮絶なものですね。 ドンガで戦う
Rod Waddington
女性は唇に皿をはめますが、男性は成人になる儀礼として、体に模様をつけたり、「ドンガ」と呼ばれる、長さ2メートルもある杖で他の村人と戦う習慣があります。 その戦いは「スティックファイト」とも呼ばれ、勝った男性は一族から尊敬され、自分の好みの女性をゲットできるチャンスを勝ち取るのだとか。でもそれは風習とはいえ、本気の戦いですから、死者がでることもあるそうです。
ムルシ族に会うときの注意点

少しでもお金を稼ぐため、彼らはしつこく写真をせがんでくるといいます。なんだか切ないと思うのは私だけでしょうか…?
エキゾチックな雰囲気を味わいに行ってみませんか?
■ 基本情報
- ・名称:ムルシ村
- ・住所:エチオピア南西部、マゴナショナルパーク、オモ川流域
- ・アクセス: 成田からエチオピア(アディスアベバ)までは香港経由で約16時間。アディスアベバからバス丸2日
- ・参考サイトURL:http://africa.travel.coocan.jp/zukanmurshi.html
いかがでしたか?ムルシ族を訪れるには相当の時間がかかりそうですが、彼らに会えるためならそんな苦労もいとわない。それならアディスアベバへの旅をおすすめします。もしも可能なら「ムルシ族」の人々が21世紀になった今、どんな考えをもって暮らしているかを聞いてみたいですね。