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「火祭」は大なり小なりいろいろな地方で行われていますが、野沢温泉の「道祖神祭」は命がけ!観ている方も覚悟が必要!?そんな道祖神祭の魅力をお伝えします。
1.野沢温泉道祖神祭りとは?
http://www.pension-sato.jp/news/2013/01/25.php
「道祖神」は、子宝祈願や子どもの守り神として古くからこの地方で信仰されている神様です。道祖神を祀って野沢温泉で行われる「道祖神祭り」は、42歳・41歳・40歳の厄年、25歳の厄年の男衆が中心となって行われる大火祭り。村の平安、良縁と子どもたちの健やかな成長、厄祓いなどを祈念して捧げられる道祖神祭りは、国の重要無形民俗文化財に指定されています。 2.道祖神祭りにかける村人たち
http://sutudio-tomioka.blogspot.jp/2011/01/blog-post_17.html
野沢温泉の男衆にとって、道祖神祭はいわば「村の男」として認められるための儀式のようなもの。お祭り当日を含め、夏の準備期間なども入れると1週間以上も仕事を休んで祭りに取り組みます。村の25歳以上の男衆なら誰もが松明での攻防戦を経験したことがあるので、道祖神祭りについて聞けばアツくアツく語ってくれること間違いなしです。3.道祖神祭りの見どころ
http://www3.ocn.ne.jp/~yysawa/02kiroku/01.html
道祖神祭りの見どころは、なんといっても高さ20mを超える社殿に火が入る瞬間。高く上がる炎は、十数メートル離れた場所から見ていても熱が伝わってきます。男達による松明の攻防戦は、毎年必ず怪我人が出るほど激しいもの。観ているこっちまでアドレナリンが湧いてきます。
4.道祖神祭り本番!
野沢温泉の道祖神祭は、毎年1月13、14、15日に行われます。1月13日
http://nozawaonsen.at.webry.info/theme/5285a67441.html
社殿を作るためのご神木引き。野沢温泉スキー場の日影ゲレンデから温泉街を通り、メイン会場まで、25歳と42歳の厄年の男衆がご神木を引いて練り歩きます。行く道では村人、観光客問わず、男衆がお神酒を振る舞ってくれます。一緒に道祖神祭りの歌を歌えば、気分は村人に。 1月14日
http://compass-project.blogspot.jp/2014/01/115.html
朝から深夜に渡り、メイン会場で社殿組みが行われます。釘や針金を一切使わない方法で20mもの高さの社殿が完成していく様には、祭りにかける男衆の意気込みを感じます。1月15日
http://minkara.carview.co.jp/userid/480662/blog/28968390/
夜7時。火元の民家で採火された火を、厄年の代表者がもらい受けます。松明に灯された火はいよいよメイン会場へ。8時30分頃、会場に到達した火は次々と皆の持つ松明に移り、社殿を囲んで攻防戦開始!一般村民対厄年の男衆の打ち合いは凄絶。火傷は当たり前です。
http://www.nozawakanko.jp/spot/dousozin.php
そして、1時間以上経過した頃、社殿に火が入って祭りは終了。縮れるような冬の寒空に上がる炎が、祭りの余韻をいつまでも残しています。
社殿が焼けたあとの炎は翌朝までくすぶっています。この火であぶった餅は無病息災の縁起物なのだとか。16日まで野沢に滞在するなら、ぜひお餅持参で!■ 基本情報
- ・名称: 野沢温泉道祖神祭り
- ・住所: 野沢温泉村 馬場の原(中央ターミナルから南下、観光タクシーの所を右折)
- ・アクセス: [車] 上信越道豊田飯山ICから国道117号経由約25分
- [バス] 長野駅からバスで1時間15分または戸狩野沢温泉駅からバスで20分
- ・開催期間: 1月13日~1月15日
- ・電話番号: 0269-85-3155(野沢温泉観光協会)