氷河に育まれた迫力の大自然！ミルフォード・サウンド

自然が作り上げたフィヨルド。ミルフォードサウンドは、ニュージーランドを代表する絶景を楽しめるポイントです。切り立ったがけや、氷河の雪解け水の滝など、見どころ満載。今回は、ツアークルーズで楽しめるポイントを中心に、ミルフォードサウンドの魅力に迫ります。

1．ミルフォード・サウンドとは?

ミルフォードサウンドは、自然が作り上げた美しいフィヨルドです。ピオピオタヒとも呼ばれます。
世界遺産フィヨルドランド国立公園の中にあり、終点であるタスマン海まで15キロにわたって続いています。

海面から直接そびえ立つ山々、融けだした氷河によって生み出される滝、雪の残る白い山肌、山と岩に囲まれた狭い海峡、澄んだ水で山を写す湖は、まさに手付かずの大自然を満喫できるスポットです。
特に、送迎とクルージング込みでミルフォードサウンドを満喫するツアーが人気です。

海から眺める大自然を是非味わってみてください。 断崖絶壁に囲まれながらの絶景クルーズは、最高です。 非常に自然豊かなので、アザラシやイルカ、ペンギンといった野生の動物を見ることもできます。 山に囲まれた特異な環境なので、そこまで深くない海にも深海魚がいたり、珍しい黒珊瑚が生息していたり…と独自の生態系にも注目です。

2．ミルフォード・サウンドの見どころ・魅力

マイター・ピーク

ミルフォードサウンドのシンボルである、切り立った渓谷です。

ミルフォードサウンドで最も有名な山で、ニュージーランドのガイドブックでもよく目にすると思います。
標高1800mは、海面から直接そびえる山としては世界最高クラスです。そう麓の水面に映る姿も美しいです。

ボーウェン滝とスターリング滝

氷河の雪解け水が作り出す滝。晴天の時だけ見ることができます。

ただ、地球温暖化の影響もあり2040年ころには見ることができなくなるかもしれない…という噂があります。落差が150メートル以上あります。クルーズ船では、間近に見れることもあり大迫力です。 

シンバット渓谷

ミルフォードサウンドの象徴でも在る切り立った渓谷、マイターピーク。その南側に在る、U字型の渓谷がシンドバッド渓谷です。

絶滅危惧種にも指定されている世界最大の飛ばないオウム「カカポ」が最後に野生で発見された場所でもあります。

コパー・ポイント

マイターピークとライオン岩の間にあるポイントで、ミルフォードサウンドで一番幅が狭いポイントです。
なんとその幅620メートル。 クルーズ船では、ここを通りますが、かなり狭いのでスリル満点。

野生の動物を近くで見ることもできます。

タスマン海

ミルフォードサウンドは、タスマン海まで15キロにわたって続くフィヨルドです。コースの終盤にはタスマン海が広がります。開放感溢れる眺めは絶景です。

かつて、マオリの人びともグリーンストーンを求めて訪れたと言われています。

ハリソンズ・コーヴ

雪解け水が侵食してできた入江の中で、唯一天然の港として使われていました。19世紀には、捕鯨基地として使われていました。

3．ミルフォード・サウンド・ツアー

ミルフォードサウンドを思い切り満喫したいなら、ミルフォードサウンドツアーに参加するのがオススメです。JTBが主催のツアーは、クイーンズタウンからの送迎込みのツアー。

往復バスだったり、復路は天候によって飛行機を選ぶことができたりします。
クイーンズタウンの各ホテルに送迎して2時間半でテ・アナウに到着。そこから更に休憩をはさみながら進みます。道中も、様々なスポットで写真撮影をさせてくれます。

ミラー湖に映る山々などは絶景です。
現地につくと、ミルフォードサウンドからタスマン海まで続く1時間半～2時間のクルーズが目玉です。日本語でのガイドも受けられるので、より楽しめます。

船内で昼食を食べたり、滝の間近に行ってみたりと、クルーズもあきさせない仕組みです。
天候が良ければ飛行機で帰ることができ、空からミルフォードサウンドの雄大な眺めを楽しむことができます。 予約はJTBの現地窓口（オークランドマイバスセンター、クイーンズタウンデスク）にて行うか、公式HPから行うことができます。

4．地図、基本情報

ミルフォード・サウンドは、ニュージランドの南島の南西にあります。クイーンズタウンから車で5時間、テ・アナウから車で2時間。現地の高速バスやバスツアーに申し込んでいく人が多いです。レンタカーでいく際は、テ・アナウにショッピング施設などがあり、ミルフォードサウンド観光の拠点にしてください。