石川県と言ったらこれ！知っておきたい21個のまとめ

石川県には魅力がたくさんあります。歴史ある地ですので、伝統に裏付けされた技が工芸に食文化にも伝わってきています。風情を今に伝える街並みも多く残されています。豊かな山海の幸、新しく出来た人気スポットも魅力ですね。石川県に立ち寄られた際に参考にして頂ければ幸いです。

「石川県」で自然と伝統、風情ある街並みを体験

石川県ってどんなところ？

石川県は、本州の中央部の日本海側の北陸地方にありますね。県の北部は能登半島となり、南部は温泉で有名な加賀地方があります。南東部には県内では最高峰となる白山がそびえ、多くの県民から愛されています。県庁所在地は金沢市です。昔の国制度では加賀国と能登国に当たる所ですね。

気候は日本海側気候で、夏の時期は湿った西風が吹き通り降水量は多く、冬になると北西の季節風によって豪雪地帯になります。豊かな自然に恵まれており、海の幸や山に幸が豊富ですよ。良質な温泉が湧くことから多くの観光客が訪れる所ですね。

石川県の歴史

奈良時代には、羽咋と能登、鳳至、珠洲の4郡によって能登国とされていました。能登国は741年には、越中国に併合されますが、その頃の国司が大伴家持（おおとものやかもち）であったようです。757年には越中国から再び離れ、能登国となっています。

このように石川県は隣の富山県との境が多少分かりづらい面もありますね。823年になって、加賀の国が立てられますが、イメージとしては加賀国や能登国が石川県の範囲と言った感じですね。この頃は、大陸との交易が盛んで、日本海のほうが表玄関となっていた時代ですね。

石川県は、応仁の乱の頃あたりから浄土真宗が広まり、やがて農民らによる加賀一向一揆が守護の富樫政親を倒し、武士の支配から離れた統治が約100年にわたって行われた所でもあります。これによって、加賀地方は「百姓の持ちたる国」と呼ばれるた地域でもあります。

石川県と言えば、前田利家でしょうね。織田信長の死後、豊臣秀吉が実権を握ると、盟友であった前田利家がこの地方の領主となりますね。前田利家の長男前田利長は関ヶ原の戦い以降、江戸幕府の幕藩体制のもとで、加賀国、能登国、越中国の3国を治める加賀藩の藩主となっています。

1869年（明治2年）の版籍奉還で加賀藩は金沢藩となり、14代藩主前田慶寧は金沢藩知事に任命されますね。ところが、1871年（明治4年）の廃藩置県が行われ、金沢藩域は金沢県、大聖寺藩域は大聖寺県となります。その後、分割や統合を重ね最後は七尾県を併合して石川県の名になります。

隣の富山県（新川県）や福井県（敦賀県）を分離することで、現在の石川県と同じ県域となったのです。このように、版籍奉還や廃藩置県の行われた時代は全国各地で同様の統合分割が繰り広げられたようです。

石川県の魅力

石川県の魅力はたくさんありますね。先ずは歴史ある石川県ならではの伝統工芸でしょうね。漆器や友禅、沈金など、技と心が継承されていますね。そして国の重要伝統的建造物群保存地区が多い所ですよ。温泉天国と呼ばれる石川県でもあります。全国から多くの人が訪れていますね。

山海の幸に恵まれた石川県も魅力ですね。魚介の宝庫である日本海からは新鮮な海の幸が水揚げされますよ。意外でしょうがふぐ類の漁獲量が全国１位です。ズワイガニやスルメイカも全国３位です。人気ですよね。加賀野菜をはじめ、山の幸にも恵まれています。

石川県に行ったら外せない！定番観光スポット

のとじま臨海公園水族館

のとじま水族館は、ジンベエザメの展示で人気がありますね。日本海側の水族館では唯一ですよ。その他、能登半島近海の魚介類を中心にして、約500種4万点が展示されています。世界最大の魚ジンベエザメが小さな魚たちと泳ぐ姿は圧巻です。

また、イルカやアシカショーをはじめ、カワウソの「おやつタイム」、アザラシの「お食事タイム」、ペンギンの「お散歩タイム」なども人気ですよ。夏に開催される「イルカとのふれあいビーチ」も大人気です。

千里浜なぎさドライブウェイ

千里浜（ちりはま）なぎさドライブウェイは、石川県羽咋郡宝達志水町今浜から羽咋市千里浜町にある観光道路です。観光道路と言っても、一般の自動車も走行しています。総延長は約8kmあります。車両が砂浜の波打ち際を走行できるように整備されています。

このような道路は珍しいものでしょう。特に砂浜の粒子が小さいために可能と言われています。悪天候ではない限りは年中走行が可能ですよ。安全確保のために夏季の1か月間は公道として道路標識を設置しているほどです。石川県に車で行かれた際にはチャレンジしてみて下さいね。

能登島大橋

能登島大橋は、七尾湾の屏風瀬戸（びょうぶせと）に架かる橋です。石川県では最も長い橋となっています。昔は能登島には橋がありませんでした。そのため、能登半島本土側へはフェリーで行き来していたのですが、1982年(昭和57)に和倉温泉と島を結ぶ能登島大橋が開通すると周辺は大きく変わりました。

開通後は、のとじま水族館や石川県能登島ガラス美術館が次々に建設されました。そして、島の観光地化が大いに進んだと言われています。当初は通行料金が必要でしたが、1998年(平成19)には無料となりました。1999年には七尾市中島町との間にツインブリッジのとが開通。アクセスは更に良くなりました。

ひがし茶屋街

ひがし茶屋街は金沢にある3つの茶屋街の中でも最も規模が大きな茶屋街なんですよ。ひがし茶屋街は石畳の道の両側に紅殻格子のお茶屋がたくさん並んでいて、江戸時代の雰囲気をそのまま残し重要伝統的建造物群保存地区にも指定されていますね。

ひがし茶屋街で内部を見学できる施設があります。それは、志摩と懐華楼、お茶屋文化館です。いずれも有料となっていますが、一見の価値はありますよ。志摩と懐華楼が立ち並ぶ町並みはひがし茶屋街の人気スポットです。もちろん、その通路を見るだけでも雰囲気が味わえますよ。

加賀 伝統工芸村 ゆのくにの森

「加賀 伝統工芸村 ゆのくにの森」は粟津温泉南部にあります。20数棟もある伝統工芸村は、九谷焼や加賀友禅、金箔、輪島塗、和紙、山中漆器、ガラス工芸、菓子製造などをそれぞれの職人が実演していますよ。希望されれば自分でつくってみることもできるところが人気ですね。

その他にも、北陸の味覚をたっぷりたのしめる「漁師の館」、本格的な茶の風情を味わえる「茶の湯の館」など、魅力的なスポットがたくさんあります。それぞれの館は石川県や福井県から移築された古民家で、この館を見ることも楽しみですよ。

石川県を代表する郷土料理＆ご当地グルメ

旬彩和食 口福

「旬彩和食 口福」さんは、金沢の台所と呼ばれている近江町市場内にあります。そのため、新鮮な旬の素材を使った加賀料理をお手頃なお値段で味わうことができるお店ですよ。店内はゆったりとしたスペースがあり、シェフ自慢の一品、コース料理とともに選びぬかれた地酒を堪能できますよ。

オススメのメニューは、お店の名物 「海鮮ひつまぶし」。新鮮な魚介をたっぷり乗せたものですが、最初はそのまま海鮮丼として楽しみます。次に薬味を入れて、最後はダシ茶漬けにして3種の味が楽しめますよ。お値段は 2,400円  (税込)です。

おいでまっし 旬の膳

「おいでまっし 旬の膳」さんは、料理の品質が自慢のお店ですね。魚の鮮度と献立の工夫には驚かされますよ。のどぐろやお刺身、加賀野菜の天ぷらなどが美味しいと評判です。魚料理や野菜料理の他に、希少肉に入る能登牛を使った肉料理も人気です。

歴史好きにはたまらない地酒の「前田利家公」も人気ですね。金沢に行った際には絶対に寄ってお試しください。オススメのお店ですよ。

底曳き割烹 もんぜん

「底曳き割烹 もんぜん」さんは、金沢ならではの海鮮料理、そして山の幸が味わえるお店ですね。毎日、産地直送の新鮮な朝獲れ海の幸が使われます。しかもかなりリーズナブルで堪能できるという点が魅力ですね。漁師料理や郷土料理、店主自慢の創作料理も味わえます。

その他に、いしるをぬった干物や珍味、お米や野菜も能登産を使用していて人気があります。酒もこだわり能登杜氏が醸す地酒や能登産焼酎が豊富に用意されています。お店の雰囲気は、北前船が往来していた当時の海鮮問屋風です。ゆっくりとして落ち着きがあるお店です。

金澤うさぎ 片町店

「金澤うさぎ 片町店」さんは、地場食材にこだわりのある海鮮料理が中心のお店ですね。店の外にメニューが張ってあり、提灯にも「地場食材のお店」と銘打っているほどです。地元の人にも人気があるようで、食事時には行列ができます。

オススメは、「鮮魚盛り合わせ」でしょうね。7種類入っています。中でも日本海の白エビでしょうね。白エビの天ぷらも外せませんよ。時期にもよりますが、旬の味を楽しめるのが魅力でしょうね。なすびのネギ味噌焼きは七輪で味わえますよ。海鮮ちぢみとか鶏の天ぷら、もつ鍋も人気です。

旬のダイニング 十二の月

「旬のダイニング 十二の月」さんは、金沢の繁華街片町にある和食料理店ですね。お店の名前には、１年12カ月の季節感を大切にしたいというこだわりが表れています。旬の料理を一品一品丁寧に仕上げ提供しようという心意気が感じられますね。店内は和風モダンな雰囲気があります。

こちらは加賀野菜料理提供店としても認定されています。野菜を使ったヘルシーな逸品料理はご自慢です。その他、日本海の海の幸も堪能できますね。石川県の地酒も魅力ですよ。店内は個室や掘り座席、バーカウンターなどがあります。目的に応じて選べるところも良いですね。

石川県のホテル選びに迷ったら

山代温泉　ゆのくに天祥

「山代温泉　ゆのくに天祥」は、広々とした露天風呂は緑を配し、温泉に浸りながら爽やかな空気と幻想的な風情が楽しめます。薬湯、半身浴や寝湯を満喫できる仕切湯など、個性的なお風呂もあります。露天薬湯は、無農薬有機栽培の季節のハーブをブレンドした美容効果の高い薬湯で人気がありますよ。

お料理にもこだわりがあり、ホテル独自の手法により赤米で作った御そばはオススメですよ。宿泊客の感想にも味良く、もちもちとした独自の食感があると大人気ですね。

天然温泉　加賀の湧泉　ドーミーイン金沢

「天然温泉　加賀の湧泉　ドーミーイン金沢」は、サウナ付天然温泉大浴場が人気です。JR金沢駅より徒歩で約2分という好立地で、観光やビジネスにはオススメですよ。北陸新幹線での利用にも便利なホテルとなりますね。最上階に天然温泉の大浴場は、泉質がよく、深夜でも入ることができます。

部屋は広いスペースが確保されています。その上、装備類が充実し使い易いと人気です。無料の夜鳴きそば、充実の朝食等、それでいて、料金はリーズナブルに設定されています。

和倉温泉　ゆけむりの宿美湾荘

「和倉温泉　ゆけむりの宿美湾荘」は、七尾湾の雄大な海の景色を露天風呂はじめ館内の様々なスペースから楽しむことができますよ。食事は日本海の海の幸を活かした旬の品々が提供されます。ご自慢の温泉と景観、そして新鮮な海の幸で能登半島を堪能できますね。

和倉温泉ならではのお湯が魅力でしょう。とうとうと湧いております。男性用浴室は檜の芳しい香りが心地よく、真珠貝をはめ込んだ女性用入浴室は、海からの光を受けて美しく輝きます。もちろん、それぞれの浴室には源泉100％の専用の露天風呂もありますよ。

石川県で旅館選びに迷ったら

和倉温泉　多田屋

「和倉温泉　多田屋」は、ロビーラウンジが素敵ですよ。海沿いに建つ旅館ならではのオーシャンビューで、建物の3階に位置しているため、能登湾の大パノラマを心ゆくまで楽しめます。特に夕暮れ時は、正面の能登湾に夕日が沈むとロビーラウンジが茜色一色に染まりますよ。

能登の誇りといえば、世界農業遺産に認定された「里山里海」に代表される豊かな自然でしょうね。豊かで綺麗な水と清々しい空気に恵まれ、魚やお肉、野菜やお米、塩やお酒まですべてが美味しいと言っても過言ではありません。そんな心のこもった料理も魅力です。もちろん和倉温泉のお湯は申し分なしですね。

粟津温泉　旅亭懐石　のとや

「粟津温泉　旅亭懐石　のとや」は、北陸の味を満喫させてくれる歴代の料理職人がご自慢です。本当の「日本料理」を温泉旅館で楽しめるのが魅力でしょうね。特に、繊細で華やかな加賀料理が楽しめるのがうれしいでしょうね。海の幸、山の幸を惜しみなく使った優雅な郷土料理です。

温泉に目を向けてみると、粟津温泉は開湯1300年。北陸の温泉郷としては最も長い歴史があります。こちらでは、地下50mから湧き続ける自家源泉を約700年使用する北陸屈指の老舗の高級旅館です。特に広大な離れ貸切露天風呂は宿の自慢ですね。

石川県までのアクセスをチェック

東京方面からのアクセス

鉄道利用の場合、北陸新幹線かがやきで約2時間30分。空路では、羽田空港から約1時間。車では、東京ICから金沢西ICまで約568kmです。

名古屋方面からのアクセス

鉄道の場合、東海道新幹線（米原乗り換え）ひかり・しらさぎ約2時間20分。しらさぎ約2時間50分。車では、名古屋ICから金沢西ICまで約252kmです。

大阪方面からのアクセス

鉄道の場合は、サンダーバードで約2時間30分です。車では、京都南ICから金沢西ICまで約255kmです。


石川県の魅力をお伝えしてきました。いかがでしたでしょうか。歴史あり、豊かな自然あり、伝統を受け継ぐ技ありの石川県。お立ち寄りの際には是非参考にして頂ければと思います。