Ryosuke Sekido
子供のころ、社会見学が退屈だった。そんな人も大人になったら、ちょっと行ってみたいかも、と思うようになります。そういうわけで、最近ひそかにブームになっている「大人のための社会見学」。最高裁判所なんて、見学したくないですか?1.最高裁判所とは?
http://okamot.com/mt/archives/2008/04/post-386.html
最高裁、という言葉はよくききますね。BIGLOGE百科事典によれば、「下級裁判所やその他の機関には覆すことが認められない判決を下す権限を有する最上級の司法裁判所(以下、「最高裁判所」)」だそうです。(http://jiten.biglobe.ne.jp/j/43/f9/8b/d7686e6ea5df37f6567793361dae8d64.htm)
いかにも権威がある機関ですね。ついでにいえば、要塞のようなこの建物が最高裁判所です。設計は岡田新一。1974年の完成で、その年の日本建築学会賞を受賞した名建築なんです。
2.最高裁判所を見学するには
http://tubo.in/post-8575/
さて、こんなすごい最高裁判所。内部も見たいと思いませんか?実は、最高裁も庁舎見学をすることができます。一般見学コースは、高校生以上の個人または少人数グループ(20名未満)が対象です(中学生以下の方は参加できません)。 実施日は、祝日を除く毎週月・火・木・金曜日(水曜はなし)。申し込みは電話受付です。見学希望日の2週間前から前日までが申し込み期間です。毎回先着順なので、日程が決まっている人は申し込み開始と同時に電話しましょう。電話番号などくわしい情報は一番下↓の基本情報を参考にしてください。なお、これは庁舎見学なので傍聴はできません。(下の写真は大ホール)。
http://chiyoda-tokyo.sakura.ne.jp/seisiga/kobetsu/saikosai.html
3.最高裁見学ツアーでは、ここをみて♪
1.大法廷
http://umesyo.blogspot.jp/2014/02/blog-post_4373.html
いや~、圧倒されますね。これが、最高裁の大法廷です。裁判官15人が合議して審理する場所ですね。ずらっと並んだイスが圧倒的な迫力です。壁にかかったタペストリーは、前壁が「太陽」をあらわし、後壁が「月」をあらわしています。西陣織で、吸音効果があるそうです。それだけでなく、花崗岩の壁面にはあちこち隙間(スリット)があり、吸音効果は完璧。大法廷内はまったくエコーがない状態です。見学ツアー中は、場所によって写真撮影ができるところもあります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%B3%95%E5%BB%B7
天井から自然光を
http://chiyoda-tokyo.sakura.ne.jp/seisiga/kobetsu/saikosai.html
上の写真、ライトじゃないですよ。大法廷の天井にある、明かり取りです。大法廷は、天井から自然光を取り入れています。そのためふんわりした明るさがあり、人工的な感じがやわらいでいます。この吹き抜けは、天井から最上部のガラス窓まで、約41メートルの高さがあります。造形も、おみごと。
2.最高裁で傍聴するには
http://blogs.yahoo.co.jp/yopparai_nagano/folder/1506165.html?p=1
これまたピンときませんが、最高裁判所でも傍聴ができます。意外でしょ?たとえば午前中の弁論なら、9:35までに所定の場所に集合すれば整理券がもらえます。希望者が多ければ抽選になりますが、大法廷はかなりの人数が入れますので、無抽選で入れることも多いんです。
裁判中の法廷内は、貴重品と筆記用具以外は持ち込み厳禁。携帯電話は絶対にだめです。事前にロッカー室で私物を預け、入室します。金属探知機をつかった手荷物検査もありますよ。傍聴席は指定になっていて、傍聴券に記載されている席に座ります。裁判によっては、マスコミが集まっていることもありますよ。
http://michsuzuki.hatenablog.com/entry/2013/11/20/164747
3.隣には、国立国会図書館がある
http://blog.livedoor.jp/ita_r1969/
最高裁判所と国会議事堂はすぐおとなりですが、その間に国立国会図書館(上の写真)があります。こちらは18歳以上の一般人でも入れるんです。希望日の前日、16:30までに申請をすれば大丈夫。館内には日本国内の全書籍がおさめられています。雑誌や新聞、CD,DVDまで含まれるんですよ。
ちかくには最高裁判所図書館もあり、こちらは全国の裁判所にむけて、裁判に必要な資料を提供しています。それにしても国会周辺にはいろいろな分野の図書館がありますね。
http://ndl.go.jp/jp/publication/biblos/backnumber/2001/04/map.html
4.最高裁判所の、権威ある(?)クチコミです♪
http://offficekym.exblog.jp/16008684/
公正の証!この建物、外だけでなく中もももすごいらしいんですが、柵の天秤はかわいかったです。近くを通りがかった際は是非。 天秤にあいたい人は、西門か南門へ向かってください
http://okamot.com/mt/archives/2008/04/post-386.html
そういわれれば、この柵は天秤がモチーフかも。
不思議なデザインの建物です。最高裁判所の中にも食堂があり,ファミリーマート最高裁判所庁舎内店もありました。
http://www.kanielaw.jp/blog/archives/1054
http://blogs.yahoo.co.jp/iroirochosen/47602498.html
実際に、傍聴した人の感想はこんな感じです。そして、緊張感マックスになったところで、 最高裁判所長官を先頭に、14名の裁判官が入廷。
http://urawayasu1800.blog.fc2.com/blog-entry-214.html
■ 基本情報
- ・名称: 最高裁判所 見学ツアー
- ・住所: 東京都千代田区隼町4番2号
- ・アクセス: 永田町駅【地下鉄半蔵門線・有楽町線・南北線】南門・西門まで徒歩約5分
- ・集合時間: 15時30分 最高裁判所 南門に集合
- ・見学日: 祝日を除く毎週月・火・木・金曜日(水曜日は見学を実施しておりません。)
- ※都合により見学を実施しない日もあります。
- ・電話番号: 03-3264-8111 内線2462,2468(裁判関係庶務係)
- ・申し込み期間:見学希望日の2週間前から前日(前日が祝日の場合は,直前の平日)まで
- ※見学希望日当日に連絡いただいても見学はできかねますのでご了承ください。
- ・申込み先: 03-3264-8151 先着順
- ・料金: 無料
- ・見学人数:40名まで ※複数グループでの見学です。
- ・所要時間: 35分程度
- ・公式サイトURL: http://www.courts.go.jp/saikosai/kengaku/tyosyakengaku/index.html
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