日本酒好き必見！「杉玉工房」でオリジナル杉玉を作ろう♪

『杉玉』って見たことありますか? 蔵元や酒屋の軒先に吊るされたアレです！杉玉が吊るされると「新酒ができましたよ」の合図。杉が町の面積の9割！町の木でもある・鳥取県智頭町(ちづちょう)智頭宿では蔵元はもちろん、各家庭の軒先にも杉玉が吊るされています。そんな杉玉の本場・智頭の『杉玉工房』で杉玉づくりにチャレンジしてみませんか?

１．『杉玉工房』とは?

江戸時代、鳥取藩の藩主が参勤交代で使用した本陣の宿場町・智頭宿(ちづしゅく)。登録有形文化財の石谷家住宅の近くにある『杉玉工房』では智頭のシンボル・杉玉づくりが体験ができます。
杉玉づくり体験ができるのは10月～５月の間のみ。料金は3,000円からで予約が必要です。杉玉は約15cmから。体験はもちろん、杉玉の販売も行っています。

２．『杉玉工房』の見どころ・杉玉とは?

杉玉づくりの様子

『杉玉工房』では杉玉づくりを生で見ることができます。これは他ではなかなか見られないとのこと。これぞ職人技！貴重な匠の技を是非その目で！工房の中は爽やかな杉の香りが感じられます。指導員さんの手つきやアドバイスを参考にしながら杉玉づくりにチャレンジしてみては!?針金を球状に組んだものの芯に、杉の葉を一刺し一刺し丁寧に心を込めて詰めて玉にしていきます。隙間なく杉の葉を差し込みます。なかなかコツがいる作業ですが、みんな夢中になってしまうそう！この杉玉1つを製作するのに２日かかります。そのため、途中までの工程のものを製作することもあるそうです。(要相談)

杉玉 あれこれ

蔵元の軒下に吊るされている「杉玉」。実はこれは「酒林」と呼ばれているそう。でも一般的には、見た目のとおりそのまま「杉玉」と呼ばれています。吊るされたばかりは杉の緑が青々としています。「杉玉」はやがて緑から茶色に変わります。この「杉玉」の色彩の変化は、緑は酒の完成のお知らせ、茶色は酒の熟成を知らせるという意味を表しているそうです。またその昔、智頭の蔵元「諏訪酒造」では酒造り開始の合図として「杉玉」吊るしたこともあったとか。こちらは「杉玉」が茶色くなる頃に新酒が出来るという酒造工程を知らせる合図の役目があったそうです。智頭はかつて林業が盛んだったこともあり、杉とのかかわりがとても深い町。智頭宿では「杉玉」を吊るした民家を数多く見かけます。これはお客様へのおもてなしの気持ちが込められているそう。「杉のまち」ならではの風情を感じられます。球形でない「杉玉」のアレンジ系の可愛らしい”ふうろう”もまたいいですね！

３．『杉玉工房』を訪れた人の声

●イベント開催時には『杉玉工房』を飛び出しての体験教室も行われるようです。

ここで「杉玉づくり」の体験教室に参加された方の楽しいレポートをお届けします！

4．『杉玉工房』の場所は?

参考

『杉玉工房』のほかにも杉玉づくりができる『杉玉道場』もあります。
 ●『杉玉道場』⇒http://www.shokokai.or.jp/31/3132810066/index.htm

いかがでしたか？爽やかな杉の香りを感じながらの杉玉づくり。最近ではインテリアとして日ごろのストレスを杉玉で癒している人もいるとか!?杉玉づくりは期間限定なのでご予約をお忘れなく！杉が豊富な智頭町(ちづちょう)は、この『杉玉工房』での杉玉づくりを始め、杉製品にも力を入れているので、是非お出かけしてみてくださいね！ここまでお読みいただきありがとうございました。