愛媛　人気歴史スポット5選

愛媛県には、毎年多くの観光客が足を運ぶスポットがあります。地元の人はもちろん、観光客の間でも高い評価を得ているスポットをまとめて5つ紹介しますね！

1　道後温泉

道後温泉は、日本三名湯の一つにも数えられ古代より多くの人が足を運んだ場所でもありました。その歴史は3000年とも言われ、日本屈指の温泉地でもあります。古来より様々な人に愛されてきた道後温泉。聖徳太子や中大兄皇子も来湯した記録があるほか、歴代の天皇たちの中でも多くの人が道後温泉に足を運んでいます。あの有名な小説家・夏目漱石もこの道後温泉を物語の中に登場させただけでなく、手紙の中でも道後温泉について褒めている内容のものがあるそうです。温泉につかりながら、歴史上の人々や文人に思いを馳せるのも素敵かもしれませんね。

2　松山城

松山城は松山市にあったお城で、別名を金亀城とも言います。日本三大平山城にも数えられ、幕末に再建された天守閣は、現存していることがとても珍しく日本全国でも12箇所しかありません。天守閣は再建されたものですが、建物の中には築城当時のものも多く残されており、その全てが国の重要文化財に指定されています。天災や火災で多くの城は一度、崩れていますがその中でも築城当時の姿を忠実に残している松山城はとても珍しいものです。天守閣が築かれている場所は、勝山の山頂にあります。歩いて登れる高さではありますが、天守閣に登るとさらに視界は開け、大パノラマで周辺の景色を楽しむことができます。ぜひ、一度足を運んでみてくださいね。

3　今治城

今治城は、愛媛県今治市にあったお城です。城作りの名手とも言われる藤堂高虎によって築城されたこの城は、三重の堀に海水を引き入れた特異な構造をしています。当時は海から堀へ直接船で入ることができるなど海上交通の要所今治らしく海を最大限に活用した城として注目を集めました。天守閣などは、明治維新後の廃城令で一度破壊されましたが、石垣や内堀は築城当時の姿を残しており当時の姿を偲ぶことができます。天守閣が築城当時に本当に存在していたのかどうかは、近年議論の的になっています。この為、現在見られる天守閣が史実に合致しているかどうかは不明ですが天守閣に登ると、瀬戸内海を眺望できるほか、しまなみ海道を見ることもできます。

4　伊佐爾波神社

伊佐爾波神社は道後温泉近くの道後山に鎮座している神社です。社伝によると、仲哀天皇と神功皇后が道後温泉に来湯した際の行宮跡に創建されたとなっていますが定かではありません。書物に名前が登場するのは平安時代中期からで、この頃には別の場所にありました。国の重要文化財にも指定されている本殿は、全国の中で3例しかないという珍しい八幡造の形をしています。また、道後山に鎮座している為に、お参りをするには長い石畳の階段を登らなければなりません。現在の社殿は、1667年に当時の藩主松平定長が江戸城で行われた流鏑馬の必中祈願成就のお礼に建て替えたものとされおり、立派な造りの社殿には多くの参拝客が手を合わせていきます。

5　大島

しまなみ海道でつながった瀬戸内海の島の中の一つに大島という島があります。この島は、中世瀬戸内海を舞台に活躍した海賊たちが本拠地を置いた場所の一つであると言われています。近年、本屋大賞を獲得した「村上水軍の娘」の中でも登場した村上水軍がこの大島を拠点としていたそうです。大島には、村上水軍博物館もでき、当時の海賊たちの暮らしぶりを知ることができます。水軍遺跡を多く持つ大島では、この水軍にちなんで宮窪港を会場に村上水軍にちなんだ水軍レースなどのイベントが毎年7月に開催され、多くの人で賑わうそうです。日本を舞台に活躍した海賊たちについて知識を深めてみませんか。
素材提供　トリップアドバイザー