小石川後楽園とは
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後楽園ができたのは江戸時代初期の、寛永6年(1629年)に水戸徳川家の祖である頼房が、江戸の上屋敷の庭園として作り始め、二代目の光圀の代に完成したそうです。中国の教えの一つである「(士はまさに)天下の憂(うれい)に先だって憂い、天下の楽しみに後(おく)れて楽しむ」にちなんで後楽園と名付けられました。
回遊式築山泉水庭園とは?
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庭園は池を中心にした「回遊式築山泉水庭園」になっています。庭は中国の様々な名所を模して作られており、中国らしさを感じられる橋もかけられています。色とりどりの美しい草木だけでなく、池や山を模した庭は現代の私達の目を十分に楽しませてくれるものになっています。また、各地の景勝をイメージした湖・山・川・田園などの景観が巧みに表現されているので、見応えがあります。
Kabacchi
後楽園の魅力
後楽園があるのは東京都文京区です。大きな建物やビルの隙間にひっそりと存在する公園は、観光客だけでなく区民の人にとっても癒しのスポット。朝早くから、公園の周辺のウォーキングを楽しむ人たちの姿も良くみかけます。また、週末や連休になると、観光客の人たちがたくさん訪れて、とても賑わっている場所です。都会のど真ん中にあることを忘れてしまうほどに、ゆったりとした時間が流れています。
後楽園の四季
春の桜
http://chamo.blog.so-net.ne.jp/2010-04-02
小石川後楽園には、かつて樹齢100年以上というシダレザクラの古木がありました。現在こちらにあるシダレザクラは、その後を継いで植えられたものです。こちらは100年には足りませんが、推定樹齢は60年を越すと言われています。上から雪崩落ちるような迫力あるシダレザクラは、とっても美しいと評判で、このサクラ目当てに、春になると多くの人が訪れてきます。
夏の新緑
http://takei1.com/897.html
小石川後楽園は、様々な植物がたくさんある公園というだけでなく実は、稲田も園内にあります。園の北側地域は、景観が一変!梅林、稲田、花菖蒲、藤棚の田園風景を楽しむことができます。夏の新緑の時期になると、あたり一面が美しい緑色に染まります。なぜこのような場所を作ったのかというと、農民の苦労を水戸光圀が彼の嗣子・綱条の夫人に教えようと作ったことが始まりだそうです。現在は毎年、文京区内の小学生が、5月に田植え、9月に稲刈りをしています。
秋の紅葉
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小石川後楽園では、秋には美しい紅葉を眺めることができ、東京の紅葉の名所としても知られていることから、紅葉狩りに毎年訪れてくるという人もいます。中国、そして日本らしい風景の中で見る紅葉は、また何とも言えない趣がると評判で、それらの景色は、何時間見ていても飽きない美しさがると評判です。ゆったりとお散歩をしながら、秋の心地良い風にあたっていると、リフレッシュできますよ。
冬の雪景色
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冬になると、雪景色を眺めることもできます。都内にはあまり雪は降りませんが、雪が多くふった翌日には、小石川後楽園をぜひ訪れてみてください。雪化粧に染まった、様子はいつもとは全く違った美しさを見せてくれると評判です。また、冬になると池には氷が薄くはり、ツヤツヤとしたキレイな様子を見ることもできます。冬のお散歩も小石川後楽園で決まり!ですね。
必見!10大ポイント
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後楽園には見どころが沢山ありますが、そんな中でも必見のポイントを3つ紹介します。気になった方は、是非足を運んで確認してみて下さいね。樹齢50年以上のしだれ桜
かつては100年以上の樹齢を誇るしだれ桜もあったそうですが、現在残されているのはその後継ぎです。それでも推定60年の樹齢を誇るしだれ桜は圧巻の一言に尽きますね。紅葉の景勝地(紅葉林)
秋になると多くの人が訪れる小石川後楽園。お目当ては園内を彩る美しい紅葉達!赤く美しく色づく紅葉に多くの観光客が足を運んでいます。 nakashi
円月橋
この庭園を完成させた光圀が丁重にもてなした明の儒学者朱舜水が設計したと言われる橋です。どこか異国情緒も感じるこの橋には、歴史を感じさせるものがありますね! nakashi
通天橋
屏風岩、清水観音堂跡を通ると通天橋(つうてんきょう)があります。特にこの一帯の紅葉は朱塗りの橋をいっそう引き立てていて、抜群に美しい景色を見ることができると評判の場所でもあります。そして、そこから眺めることができるのが、光圀が建てた園内最古の建物・得仁堂(とくじんどう)です。光圀18歳の時、史記「伯夷列伝」を読み感銘を受け、伯夷叔斉(はくいしゅくせい)の木像を安置した建物だそうです。
http://hayama55.blog.so-net.ne.jp/2010-05-05
渡月橋
大堰川(おおいがわ)に当たったところにあるのが、渡月橋です。京都嵐山の下を流れる川を表したもので、将軍家光が種々の助言を与えて造らせたと言われています。流れの中腹には「将軍腰掛の石」があり、川の景観の中心となる場所で、川と大小の石の配置がとても美しい場所として知られています。渡月橋は、嵐山の景を映したものになっているので、どこかで目にしたことがあるような気分になるかもしれません。
http://kanto.jafs.or.jp/archives/entry-4198
蓬来島
庭園の中央に広がる大きな池(大泉水)の池の中心には蓬莱島が浮かんでいます。この島は亀の形をしていて、鏡石はこの庭を造った庭師:徳大寺佐兵衛にちなんで、徳大寺石と呼ばれているそうです。実はここには、弁財天を祭った祠があるそうです。古代中国の道教において、東海のはるか彼方にある仙人の住む神仙蓬莱の群島があると言われていたので、そういうのを模しているのいでしょう。他にも中国の影響を見ることができます。
http://hayama55.blog.so-net.ne.jp/2010-05-05-1
梅林
八卦堂(はっけどう)へ進んで峠道をおりると、光圀が最も好んだ花とされている梅林へと出ます。その梅林にはおよそ120本(34種)の梅があり、2月に入る頃から紅梅・白梅がきれいに咲き始めるそうで、その様子は絶景だと評判です。光圀は号を「梅里」と称したほど梅を愛好されていたそう。そのため、今では梅がキレイに見える場所として親しまれています。
http://s.webry.info/sp/catfoodeat.at.webry.info/201203/article_8.html
しょうぶ田
http://tokyo-kanko-taxi.blogspot.jp/2015/06/koishikawa-korauen-garden.html
6月に入ると、小石川後楽園では、しょうぶが美しく咲き乱れます。水戸黄門こと徳川光圀(みつくに)ゆかりの小石川後楽園では、なんと660株のハナショウブが見ごろを迎えます。その時期に合わせ、より近くで見られるようにと、菖蒲田の脇に木道を作り、「花菖蒲を楽しむ」と題したイベントを行っています東京のオアシスである、小石川後楽園で、優美なハナショウブに彩られた新緑の美しい田園風景をぜひ楽しんでみてください。
藤棚
http://hayama55.blog.so-net.ne.jp/2010-05-05
4月末から見頃を迎えるのが、藤の花です。園を代表する景観の一つ「田園」を藤が彩る姿は、抜群の美しさだと評判です。5枚ある藤棚に見事に咲き枝垂れる姿を楽しむことができるので、ぜひこの時期に足を運んでみてください。また、藤の花だけでなく、ハナショウブの新芽が伸び始め、カキツバタも咲き始めています。神田上水跡ではメダカの群れが泳ぐ姿も見ることができますよ。
彼岸花
http://blog.livedoor.jp/iloverika/archives/3046538.html
小石川後楽園は回遊式の庭園なので、池の周りをぐるりと一周できるようになっています。そして、その池の周りには秋になると、彼岸花(曼珠沙華)が咲き乱れます。白糸の滝をバックに撮影をすると、とってもキレイな写真を撮ることができますまうよ。また、向こう岸を見ると、水面にたくさんの彼岸花が映り込んでいて、風情ある美しさを感じることができます。彼岸花の赤のコントラストが映えて絶景となっています。
涵徳亭
http://olaf-mama.at.webry.info/200902/article_3.html
小石川後楽園の中にあるお食事処が、涵徳亭です。もともとはこの小石川後楽園の茶室だった建物だったそうです。このお店は、小石川後楽園の門内にありながら、入場料を払わずに入店できるので、気軽に食事だけを楽しむために立ち寄ることができます。基本は、和食中心の料理になっていて、どれも繊細な味で美味しいと評判です。
■ 基本情報
- ・名称: 涵徳亭
- ・住所: 東京都文京区後楽1-6-6
- ・アクセス: 後楽園駅から徒歩4分
- ・定休日: 無休
- ・電話番号: 03-3815-2480
- ・料金: 1000円~
清水観音堂跡
http://www.kotokaga.com/hachiki/atcl/atclview.cgi?recno=2466;
屏風岩、清水観音堂跡を通ると通天橋(つうてんきょう)が見えます。特にこの一帯の紅葉は秋になると、朱塗りの橋をいっそうひきたて絶景となります。京都清水寺を写した観音堂がもともとはあったのですが、大正十二年の関東大震災で焼失しました。その跡地が、清水観音堂跡となっています。今は当時の土台だけを見ることができるのですが、ちょっぴり寂びしい雰囲気がりますね。
口コミあつまれ!
y_uno
基本情報
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■ 基本情報
- ・名称: 小石川後楽園
- ・住所: 〒112-0004 東京都文京区後楽1-6-6
- ・アクセス: 都営地下鉄大江戸線 「飯田橋」(E06)下車(C3) 徒歩3分
JR総武線・東京メトロ東西線・有楽町線・南北線 「飯田橋」(T06・Y13・N10)下車(東口) 徒歩8分 東京メトロ丸ノ内線・南北線 「後楽園」(N11・M22)(後楽口)下車 徒歩約8分 - ・営業時間: 午前9時~午後4時30分(閉園午後5時)
- ・定休日: 12月29日~1月1日
- ・電話番号: 03-3811-3015 小石川後楽園管理所(サービスセンター)
- ・料金: 一般300円、65歳以上150円 ※小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料
- ・オススメの時期: 春・秋
- ・公式サイトURL: http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index030.html