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ゆるり時間が流れます。瀬戸内の静かな暮らしを体験しに高見島へ行こう！

Takahiro Hayashi
『高見島』は龍王山を中心に南北に細長い円錐型の瀬戸内海に浮かぶ島です。山田洋次監督の「男はつらいよ」や夏目雅子主演「瀬戸内少年野球団」の映画のロケ地や「瀬戸内国際芸術祭2013」の舞台になった『高見島』現在は静かな佇まいの古き良き島の風情を楽しめます。観光地化されていないからこその良さがある『高見島』へのんびりと行ってみませんか?


　

１．高見島とは？

http://mitoyo-honmamon.seesaa.net/article/375318827.html
浦・浜・そして数年前に人口がゼロになってしまった板持地区の3つの集落からなる小さな島の『高見島』その歴史は古く、弥生時代の遺跡が発見されたり、平家の落人が流れ着いたと伝えられていますが、集落の始まりは備前児島からの移住と言われています。島の龍王山は標高297m。瀬戸内海が一望できるので島民オススメのスポットです。
http://digitalcamera-travel.info/?p=4072
次のフェリーの時間まで、海岸線を歩いて島全体をゆっくり散策するのもおすすめです。石垣の集落の辺りは海を見下ろす傾斜地にあるので、島内の移動は徒歩になります。ここで『高見島』の概要をご紹介します。
  • 高見島概要

  • ・面積 2.56k㎡　
  • ・周囲 6.6km　
  • ・標高 297m
  • ・人口 43人（H22）　
  • ・学校数 なし
  • ・飲食店 なし　
  • ・店 なし　
  • ・宿 1軒　
  • ・公衆トイレ 1ヵ所
  •   http://setouchikurashi.jp/island/info/takami/
    • かつての『高見島』は人口も多く、海上交通の要衝として栄えていた時期もあったそう。しかし現在は過疎が進み、人口は約40人にまで減少。そして島の平均年齢は約80歳と高齢化。小学校も今は廃校となってしまいました。そんな静かな佇まいの島内には自動販売機もないので、島へ上陸前には飲み物はお忘れなきよう。
    https://www.facebook.com/takamijima/photos/a.983382815020787.1073741828.98330954…
    平成22年度の報告では飲食店がなかった高見島ですが、現在、高見島再生プロジェクトが行われ、なんと!高見島初の『カフェ』が2014年5月にOPENしたそうです! 取り壊される町屋がカフェに変身！止まっていた時が動き出している高見島にも注目です！
  • ギャラリーカフェ　e・cocochi　良・ここち（いここち）
    営業時間：10：00～17：00 
  • 定休日：月・火曜日 
  • 喫煙：不可 
  • 駐車場：あり 
  • お問い合わせ：0877-85-6038
  •   http://takamijima.seesaa.net/article/412682749.html

    • ２．高見島の見どころ

    http://digitalcamera-travel.info/?p=4072
    『高見島』の集落は、坂道や石段が多いのが特徴。龍王山の傾斜を利用した住居が建ち並んでいます。島の至るところでは、自然石の乱れ積みの石垣が数多く残されています。
    http://blog.livedoor.jp/cosmos727/archives/51897534.html
    約25度の急傾斜に石垣、その上に家が建ち並んでいます。今の石垣は、江戸前期に旧浦集落が大火事になった際、当時の人名（にんみょう）が中心となって石垣を築きあげ、計画的に造成して家を建てた時のままなんだそう。現在、この歴史ある素晴らしい景観を守るために高見島再生プロジェクトが始動しています。
    http://yousakana.jp/?p=25803
    すでに人が住んでいない家屋も多く、朽ち果てていく姿は時の流れの無情さを感じずにはいられません。現在も残る石垣と風情のある家屋に人々の暮らしや歴史を感じながら散策してみては?
    http://yousakana.jp/?p=25803
    現在は使われていない荷物用のケーブル。以前は集落の上にと下に1軒ずつあった商店がそれぞれがケーブルで荷物を上げるために利用していたそう。(※このケーブルは上の商店のものが唯一残されています。)そんな昔の暮らしの一端を垣間見るのも一興ですね。
    http://yousakana.jp/?p=25803
    港へ続く階段。かなりの急勾配なので手すりに掴まりながら気をつけて下りましょう。高齢の『高見島』の島民が現在も利用してるとすれば、相当足腰が丈夫なのではないでしょうか? この場所からも現在の島民の暮らしぶりがうかがえます。
    http://muraokajun.exblog.jp/7586539/

    『高見島』には珍しい風習があります。それは両墓制というもの。浜集落・浦集落・板持集落にはそれぞれに、遺体を埋葬する「埋（うず）め墓（ばか）」と霊魂を祭る「参り墓」分けて墓を設けています。↑の画像も「埋め墓」で町の文化財にも指定されているんだそう。
    http://hazimemashite.at.webry.info/201311/article_1.html
    ↑の真っ白な砂浜にあるのが浦集落の埋め墓。浜集落の埋め墓は小石を積み重ねたもの。場所はそれぞれの集落の海に向かった道沿いにあるんだそうです。独特なお墓の習わしも『高見島』の歴史を感じさせます。
    http://hazimemashite.at.webry.info/201311/article_1.html
    大聖寺は、浦集落のほぼ中央の高所にある寺院。映画『男はつらいよ　寅次郎の縁談』のロケで使われたお寺です。ここは不動明王を本尊として、弘法大師の開基と伝えられています。この山門から、桜井センリと笹野高史が田宮家に出入りする寅さんを眺めていたシーンなんですって！
    http://yousakana.jp/?p=25803
    大聖寺の石段や境内からの瀬戸内海はとても美しく、瀬戸大橋までバッチリ見渡せます。ここは山頂に登らずとも『高見島』絶好のオーシャンビューポイントです！
    http://muraokajun.exblog.jp/7588973/

    映画「男はつらいよ 寅次郎の縁談」(平成6年)寅さんとマドンナが出会う島がここ『高見島』その名残が…。寅さんのロケ地巡りで『高見島』を訪れる寅さんファンも大変多いんだそう。自販機もコンビニもない、ゆっくり時が止まったかにような島の風景は今や貴重な日本の原風景。またこの地が映画などのロケ地で登場する日もそう遠くはないかもしれない!?
    http://setouchikurashi.jp/2013/10/takamijima_chagayu/
    『高見島』の郷土料理といえば、”茶粥舞台”  茶粥は各家庭の味があってお茶の配合や入れる材料が違うそう。また『高見島』の多くのご家庭の茶粥は、高知県大豊町産の「碁石茶（ごいしちゃ）」を使用するそうですが、高見島産のハブ茶やほうじ茶を使うことも。この茶粥は、高見島で唯一の民宿の『森田屋』の奥さまが作ってくれるそう。(※民宿にお問合せの上、要予約）高見島の伝統料理を味わう貴重なチャンスです！

    ●民宿『森田屋』⇒http://tabiseto.com/moritayatakami.html

    ３．高見島を訪れた人の声

    実は『高見島』は猫の島としても知られ、多くの猫好きが訪れるとか。そんな高見島の猫の様子も含め、高見島を訪れた方々の声をお届けします！










    ４．高見島の場所・アクセスは?

    フェリー

    フェリーは1日4便（多度津～高見島～佐柳）
    http://www7b.biglobe.ne.jp/~kawasaki1400gtr/touring/t20090502/t20090502.html

    http://www7b.biglobe.ne.jp/~kawasaki1400gtr/touring/t20090502/t20090502.html

    ・時刻表・運賃【三洋汽船】⇒http://www.town.tadotsu.kagawa.jp/event/takamijima/access.htm

    基本情報

    • ・名称：高見島
    • ・住所：香川県仲多度郡多度津町
    • ・アクセス：多度津港からフェリーで約25分
    • ・島内交通：徒歩のみ。島内の各所に手作りの案内板が設置されているので、それを目印に歩くと便利。
    • ・電話番号：高見出張所　☎ 0877-34-3101
    • ・島内一周所要時間：約1時間半ほど
    • ・公式サイトURL：http://setouchikurashi.jp/island/info/takami/
    • ・Facebook：https://www.facebook.com/setouchikurashi

    いかがでしたか？高見島はゆっくり歩いて散策するのにはちょうどよい広さ。公共交通機関はないので、履き慣れた歩きやすい靴をオススメします。高見島の風景は島の人々の暮らしそのもの。心にスッと刻まれた高見島の思い出はやがて郷愁に変わり、またここに戻ってきたい感覚になるというから不思議です。ぽっかり空いた時間ができたらフェリーに乗って行ってみませんか？　ここまでお読みいただきありがとうございました。

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