雪景色の中の白鳥に会いに行こう！北海道の白鳥の飛来地５か所まとめ

冬の澄んだ大空に舞い上がる真っ白い白鳥。その雄大な光景は今年も冬の訪れを告げ、見る人の心に深く印象付けます。北海道には多数の白鳥飛来地があり、撮影スポットになっているところもあります。雪の白と白鳥の白。北海道の大自然の中で見る白鳥にはまた特別な美しさがありますよ。

１．根室　温根沼・風蓮湖

根室市の風蓮湖と温根沼は、日本の中でも最大級の白鳥が飛来する場所として知られていて、観光客も多く訪れています。手つかずの自然が多く残るこの風蓮湖や温根沼では、白鳥のほかにも約３００種類の野鳥が飛来し、バードウォッチングには最適の場所です。

白鳥が訪れる時期は、１０月上旬ごろから結氷する１２月下旬ごろまでと、３月中旬～５月上旬です。雄大な景色の中にたくさんの白鳥が羽を休めている姿は本当に圧巻です。

風蓮湖の近くには、室内から白鳥を観察できる道の駅「スワン４４ねむろ」が、温根沼は国道４４号線や港から眺められますので、特別な格好をしなくても気軽に楽しめるのでおすすめです♪

２．屈斜路湖

道東の屈斜路湖では、毎年１１月上旬～４月上旬ごろ、コタン温泉や砂湯の付近に白鳥が飛来します。屈斜路湖は、地熱が高くて真冬でも結氷しない部分があるため、多くの白鳥が羽を休めることができます。そして春の訪れとともに北に旅立ちます。

屈斜路湖の白鳥はすぐ近くで観察することができ、売店には白鳥用のエサも売っています。慣れれば手からエサを食べることも。飛んでいく白鳥の美しい姿も間近で見ることができ、白鳥との触れ合いを楽しみたい方にはおすすめのスポットです。

３．十勝川

音更町の十勝川は、12月初旬から3月中旬にかけて多くの白鳥が飛来します。寒さの厳しい十勝川では、ダイヤモンドダストやけあらしとともに白鳥の姿を見ることができ、とても幻想的です。ここ十勝川でも、間近で白鳥を見ることができるスポットがあり、多くの観光客が白鳥との触れ合いを楽しみます。

十勝川温泉では、1月から3月にかけて、白鳥にちなんだ「おとふけ十勝川白鳥まつり　彩凛花（さいりんか）」が行われ、幻想的なイルミネーションやアウトドア体験などを楽しむことができます。十勝に来た際には、白鳥観察と一緒にこちらもおすすめですよ♪

４．ウトナイ湖

苫小牧のウトナイ湖は、多くの野鳥が飛来する地として知られています。札幌からは車で1時間程度、新千歳空港からも近いので、観光にも便利な場所です。ウトナイ湖の白鳥は10月から4月ごろまで見ることができ、間近で観察することもできますよ♪ただし、ここではエサやりは禁止されているそうです。

このウトナイ湖のすぐ近くには、「道の駅ウトナイ湖」もあり、苫小牧の美味しい物もたくさんありますので、自然の風景を楽しんだ後は、苫小牧グルメに舌鼓なんてのも良いですね！

５．濤沸湖　白鳥公園

網走市の濤沸湖では、10月上旬から4月にかけて白鳥が飛来します。濤沸湖はオホーツクの海岸線から国道沿いにかけて広がる湖で、自然豊かな湿地帯です。白鳥を観察するには、西側の白鳥公園が間近に白鳥を観察できておすすめです。

また、濤沸湖水鳥・湿地センターでは、濤沸湖の自然についての展示もあり、こちらもおすすめですよ♪遠くには雪化粧をした藻琴山の風景も美しく、北海道の雄大な自然の眺めを楽しめるスポットとしても人気があります。