Luz
国の名勝にも指定されている、美しい白庭、書院庭園。細かな波紋が浮かぶ白砂は、まるで揺れている波の時間をそのまま止めてしまったかのよう。じっと見つめていると心の中のものが映し出されそうな、不思議で静かな空間です。1.「東海庵」とは?
お寺には重要文化財である、加納元信作の水墨の瀟湘八景図・絹本著色十六羅漢像等があります。また、西庭には東睦和尚が作庭した、三神仙島一連の庭を表現した枯山水があります。
2. どんな魅力が?
白くそびえる立派な寺門をくぐり、中に進んでいくと、それぞれ趣向を凝らした三つの見事な庭園があります。この庭園は書院庭園に属するものが南、西庭にあり、西庭は東睦和尚によるものです。南庭は中庭になっていて、小石を中心に波打つような紋を刻んでいる白砂が印象的です。こちらはお寺のポスターにもなっています。
3.見どころ・お勧めポイント
枯山水ズ
方丈前庭は古式禅宗様作の枯山水で、「白露池の庭」と呼ばれており、一面白砂で一方向に波紋が刻まれた清浄な空間です。書院西庭は、瀛洲島、方丈島、蓬莱島の三神仙島が右方に、左方には三尊石組があります。書院南庭には白砂に7つの置石があり、中心は小石が置かれています。7つの石は何かを指示しているかのように一直線に並んでおり、その先、壁の向こうには井戸が接地されています。
書院庭園は国の名勝および史跡に指定されていますから、一度見てみる価値はありです。
梵燈のあかりに親しむ会
日常のにぎやかさを忘れ、ゆっくりと抹茶を飲みながら(500円)、淡く幻想的な景色を楽しむことが出来ます。こちらは10月9日~18日までの開催になります。
大本山妙心寺
妙心寺は臨済宗妙心寺派の大本山になります。その起源はインドにさかのぼり、インドの達磨大師様から中国を経て、無相大師様へと受け継がれた禅を宗旨教義としています。現在、この流派を祖とするお寺は全国に3400もあり、在籍僧数は7000人もいるそうです。「おかげさま」の精神を、教義の中でも重んじています。
4.口コミ
http://30047809.at.webry.info/201301/article_6.html
http://www.zenbunka.or.jp/zenken/archives/2013/02/post_1395.html
5.詳細
■ 基本情報
- ・名称: 東海庵
- ・住所: 花園妙心寺町61
- ・アクセス: JR嵯峨野線「花園駅」 京福電鉄北野腺「妙心寺駅」
- ・営業時間: 9時~17時
- ・電話番号: 075-461-5226
- ・料金: 大人500円、中学生300円、小学生100円
- ・公式サイトURL: http://www.myoshinji.or.jp/index.html
大本山妙心寺に属する東海庵。境内にある庭園は見る人によって解釈が変わる、不思議な光景です。重要文化財の瀟湘八景図・絹本著色十六羅漢像は普段は非公開ですが、公開されているときはぜひ見てみてください。