芬陀院の南庭は室町時代に活躍した室町時代に活躍した有名な水墨画家・雪舟が京都でただ一つ手がけた庭(重森三玲が復元)とされています。雪舟が幼少の頃、涙でネズミを描いたエピソードは有名ですが、雪舟が手掛けるお庭はどんな風になっているのでしょうか。
今回は別名雪舟寺と言われている「芬陀院」をご紹介します。
芬陀院の庭園は、雪舟作と伝える鶴亀の庭があるところから雪舟寺で知られています。建物は1691年(元禄4)と1755年(宝暦5)の二度にわたり、火災に遭いましたが、桃園天皇の中宮、恭礼門院の御殿の一棟を賜って移築し再建されました。
‘茶関白’と言われた一条恵観ゆかりの茶室図南亭が有り、遺愛の勾玉の手水鉢が残されています。
京都最古の禅院式枯山水庭で、南庭は「鶴亀の庭」と呼ばれ水墨画家で禅僧の雪舟の作庭。雪舟の本山来山のおり、当時の大檀徒だった一条兼良の依頼により雪舟が作庭しました。向かって左の鶴島は折り鶴を、右の亀島は亀の姿を表しています。
一条昭良(恵観)好みの茶室・恵観堂の丸窓。丸窓はまるで額縁のように向こう側の景色を切り取って、見る位置によって少しずつ印象の違う「絵」を見せてくれます。
お抹茶とお菓子をいただきながら茶室「図南亭」の円窓からお庭を眺めて一息ついてみませんか。
今回は別名雪舟寺と言われている「芬陀院」をご紹介します。
芬陀院とは?
芬陀院の歴史
創建は鎌倉時代後期。元亨年間(1321~24年)と言われ、歌人であり時の関白であった一条内経が定山祖禅を開山に迎えて創建しました。一条家の菩提寺でもあります。芬陀院の魅力
画聖雪舟の作といわれる一面の苔と流れるような白砂が美しい枯山水の庭園。参道には椿の生垣が咲きそろい亀島の中心石には面白い伝説が残っています。‘茶関白’と言われた一条恵観ゆかりの茶室図南亭が有り、遺愛の勾玉の手水鉢が残されています。
芬陀院の見どころ
雪舟庭園
雪舟が幼少の頃涙でネズミを足で描いたという話は有名で、それを思い出した当時の関白だった一条兼良が雪舟に亀を描くように所望したそうです。しかし雪舟は亀を描こうとせず庭で石を動かし、その石が次第に亀の形になっていき立派な石組みの亀になった。それがここ芬陀院にある鶴亀の庭「雪舟庭園」です。京都最古の禅院式枯山水庭で、南庭は「鶴亀の庭」と呼ばれ水墨画家で禅僧の雪舟の作庭。雪舟の本山来山のおり、当時の大檀徒だった一条兼良の依頼により雪舟が作庭しました。向かって左の鶴島は折り鶴を、右の亀島は亀の姿を表しています。
丸窓
芬陀院を訪れた方の声
やっと来れた。 @ 雪舟寺 https://t.co/yNEDkeqeP2 pic.twitter.com/dzAmhwQ14c
— Yukiya Okuda / あるみかん (@alumican_net) 2015, 7月 22
唯一、雪舟寺だけ拝観できた。お庭。 pic.twitter.com/j3UKUWGkzD
— 全手動はるにーかわいいbot (@kemono_niku) 2015, 7月 19
東福寺の塔頭の一つ芬陀院。 雪舟作庭の「鶴亀の庭」 http://t.co/NkMBg5bnpE pic.twitter.com/wHCk3Y9dBe
— LIFE_LIFE ADORE (@LIFE_LIFEADORE) 2015, 8月 3
基本情報
■ 基本情報
- ・名称:芬陀院
- ・住所:京都市東山区本町15丁目東福寺山内
- ・アクセス:京阪電車「東福寺駅」下車、徒歩約10分
- ・営業時間:9:00~17:00
- ・電話番号:075-541-1761
- ・拝観料:大人300円 中学生以下200円
- ・公式サイトURL:http://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php?InforKindCode=1&ManageCode=1000202
お抹茶とお菓子をいただきながら茶室「図南亭」の円窓からお庭を眺めて一息ついてみませんか。