皇室の歌に詠まれる「苔の名所」
- 平成27年11月に眞子内親王殿下は御公務により石川県へお成りになり、その折に苔の里を訪ねられました。 その思い出を振り返って、眞子内親王殿下は平成28年1月14日に皇居で開かれました「平成28年歌会始の儀」にてお歌をお詠みになられました。
- 「広がりし 苔の緑のやはらかく 人々のこめし 思ひ伝はる」
- 眞子内親王殿下は、平成27年11月にJCI世界会議金沢大会へご臨席のため石川県へお成りになり、その折に小松市の日用苔の里を訪ねられました。
- 庭一面に広がる鮮やかな緑の苔をご覧になり、また、苔のやわらかさにふれられて、心を込めて苔の世話をしている人々の思いが伝わってくるように感じられたことを、このお歌にお詠みになりました。
- 宮内庁ホームページhttp://www.kunaicho.go.jp/culture/utakai/odai.html
http://www.kanan-jp.com/mossvillage/
「心身共に癒される」空間
苔の里は、加賀温泉郷の粟津温泉から車で約4分の日用町(ひようまち)にあります。私有地である苔の里が一般に公開されたのは、ここ数年らしく、まだ石川県でも知る人ぞ知るスポットらしいのですが、多様なコケが鑑賞できる日本有数の苔の名所として、皇室の秋篠宮様や眞子様をはじめ、国連大学の学長夫妻や駐日大使夫妻、さらに松任谷由実さんや国立競技場の設計などで知られる世界的な建築家の隈研吾さんなど、著名人・文化人が来訪されている石川県で最近人気の観光スポットだそうです。苔の里では、専門家の調査で48種類の蘚苔類(せんたいるい)が確認されており、日本蘚苔類学会も開催されたことがあるそうです。更に、有名な苔だけでなく第66回全国植樹祭で天皇陛下がお手植えされた銘木「日用杉」の木立や古民家、トンボが飛び交う小川と田園など、全国農村景観百選に選ばれた美しい里山景観と日本古来の生活文化を継承する場所として評価されているそうです。実際、コケのじゅうたんと木々を眺めながら散策してみると、心身がリフレッシュされました。 コケも光合成をしているそうで、空気がとてもよかったですよ。 空気がよいというより、空気感が素晴らしいといったほうがよいかもしれません。ちなみに苔の里は、NHKの教養番組、美の壺「心癒される苔」でも特集されているそうです。それから、こちらでは眺めるだけでなく、ガイドさんのお話がオススメです。 苔の里は私有地の一般公開なので、ガイドさんと共に巡ることを原則にされているそうです。 散策時は、住民の方の迷惑にならないよう、鑑賞マナーには注意してくださいね。私はツアーでこちらを訪れましたが、ガイドさんの解説が印象に残りました。 解説を受けないと、気づかない話、知らない話がほとんどでした。 苔のこと、自然のこと、文化のことなど「へ~、なるほど~」というお話をしてくれます。 季節によって、見られる動植物に変化があって、春・夏・秋、それぞれに楽しめるそうです。ガイドさんとの散策時間は約30分でした。 開園時間は9時から16時です。個人や家族など少数で来園の場合、午前10時か午後2時30分にいけば、ガイドが受けられます。 グループや団体で来園の場合、事前に予約が必要ですが、予約をすることで9時~16時の間でガイドを受けることができます。訪れた感想としては、観光地という雰囲気はなく、「癒しと発見の里」という印象でした。 今回のツアーで一緒だった人たちも「苔の里よかったねー」という人が多かったです。石川県の観光地、というよりも、全国的にもあまり類のない観光スポットとして、オススメします。ガイド時間などに気をつけて、癒しの空間へいざ、 Let’s Go!苔の里について(基本事項)
「苔の里」は、杉の美林に囲まれた苔むす庭園や神社、古民家など全国農村景観百選に選ばれた美しい里山集落の観光開放エリアを、ガイドから自然や生活文化について解説を受けながら鑑賞することができます。苔の里は、住民組織である日用苔の里整備推進協議会が、維持管理を行っています。「苔の里」の鑑賞をされる際は、以下の事項を了承して頂きますので、宜しくお願い致します。・日用神社一帯を含め苔の里は、関係者の私有地ですが、鑑賞目的の立ち入りを限定的に許可するものです。立ち入りを許可するエリアのみの鑑賞をお願い致します。民家への立ち入りはできません。道路を横断の際は通行車両にご注意ください。尚、鑑賞時の事故等については日用苔の里整備推進協議会の重大な過失によるもの以外は一切責任を負いかねますのでご了承ください。・駐車場をご用意しましたので、車でお越しの際は「日用町Ⓟ」と書かれた緑色のサインが出ている駐車場をご利用ください。道路沿いには駐車しないで下さい。駐車場の奥が苔の里の鑑賞コース入口となります。尚、駐車場内での盗難および事故については一切責任を負いかねますので、ご了承ください。*入園可能時間:9-16時。原則:休日なし(但し、臨時対応のため鑑賞できない場合があります。荒天時及び冬季は入園不可となります)*原則、ガイドがご案内しての散策となります。■ 個人・家族など数名での来訪:原則午前10時と午後2時30分にガイドを行っています(予約不要) ご案内の際に、立入り可能エリアをご説明致します。説明後は、個別に鑑賞いただいくことが可能です。 ガイド不在時の鑑賞は、駐車場奥の入口で料金を入れての自由散策となります(9-16時)。 個人・家族など数名でのガイド連絡先 担当:ヤマギワ 090-7083ー6969■ グループ・団体・ツアーでの来訪:9時から16時でガイド対応(要事前予約) 9時から16時の間で、先約の入っていない日時を確認のうえ、受入対応(ガイド対応)を行っています。グループ・団体・ツアーガイド連絡先 担当出典:http://kanan-project.jimdo.com/眞子様が来訪された時のご様子
- 眞子さま「ふわふわですね」小松の苔の里を訪問
- 2015.11.3
- 小松空港から石川県入りされた。眞子さまは国内有数のコケ群生地である小松市の日用苔の里を訪れて、コケが織り成す「緑のじゅうたん」を見学し「ふわふわですね」とほほ笑んだ。
- 7世帯25人が暮らす里山集落の小松市日用町。グレーのツーピース姿の眞子さまが姿を見せると、住民は小旗を振って歓迎した。眞子さまは、庭の手入れ方法などの説明に何度もうなずきながら耳を傾け、コケの種類の説明では、一つ一つ手で触れ「動物のしっぽみたいですね」と楽しんだ。
- 苔の里は昨年秋に秋篠宮さまが訪れており、案内役を務めた日用苔の里整備推進協議会の有川宗樹副会長によると、眞子さまの訪問は秋篠宮さまの勧めだったという。有川副会長は「先祖が作り上げてきた庭なので、先祖みんなが喜んでいる」と感激した様子で話した。
- https://www.facebook.com/eichinomori/
■ 概要
- ・名称:苔の里
- ・住所:石川県小松市日用町寅71
- ・アクセス:(車で)JR小松駅もしくは加賀温泉駅から約20分。JR粟津駅から約10分。
- (車で)金沢市内から約1時間。小松空港から約25分。粟津温泉から約4分
- (車で)山代温泉から約15分、片山津温泉から約20分、山中温泉から約25分
- ・営業時間:9時~16時
- ・定休日:なし。(12月下旬~3月中旬は休園)
- ・料金:500円(小・中・高 250円)
- ・所要時間:30分
- ・注意事項:数名での来訪は午前10時と午後2時30分にガイド実施(予約不要)
- ガイド不在時は、駐車場奥の入口で料金を入れての自由散策
- グループ・団体・ツアーでの来訪は9時から16時でガイド対応(要事前予約)
- ・URL:http://kanan-project.jimdo.com/