四国の温泉旅館7選。必ずまた訪れたくなるおすすめを紹介します。

四国の温泉旅館の中から、一度行ったら必ずまた行きたくなってしまう素敵な宿7選をご紹介します。この地には、ここに暮らす気質の穏やかな人々に守られた美しい自然がたくさん残っています。また、スケールの大きな景勝地など見どころが数多く存在します。道後にことひら、祖谷渓、あしずりなど各県を代表する観光地にあるところを集めましたので、旅行に行く予定の方はぜひチェックしてみてくださいね。おすすめ度とともにお届けします！

1、琴平花壇（香川県・こんぴら温泉郷）

わたしのオススメ度：★★★★☆

創業400年！歴史のある温泉宿です。緑豊かな自然の中に静かにたたずむ、休暇をゆったりと過ごしたい日ごろの忙しさから解放されたい人にぴったりのお宿。一つの大きな建物が建っているのではなく、タイプの違う建物がいくつも敷地内に点在しています。
まるで田舎に里帰りしたかのようなのんびりとした空間がうれしい温泉宿★展望浴場「吉祥の湯」は新しくリニューアルされ、「讃岐富士」と呼ばれている飯野山を眺めることができます。部屋のタイプによっては露天風呂付きの和室もあります。

森鴎外、北原白秋、与謝野晶子他、そうそうたる有名人が愛したというこの宿は食事もとってもおいしい♪香川と言えば讃岐うどん。そして讃岐コーチン、讃岐夢豚、讃岐牛、瀬戸内の魚介類や山菜など香川の地元の食材をふんだんに使った食事が人気です♪

敷地内には、山の傾斜地を利用した回遊式和風庭園があり、のんびりと散策するのもいいですね。また、展望大浴場からは、遠くに讃岐富士を望み、門前町琴平の町並みを一望できます。とても開放感のある空間で、大きな桧造りの浴槽がある貸切露天風呂には、テラスや、独立したシャワーブース、パウダースペースもある湯上り処もありますよ。プライベート空間で、至福のひと時を過ごせますね♪

2、道後舘（愛媛県・道後温泉）

わたしのオススメ度：★★★★☆

建築家・黒川紀章氏がデザインした建物はひときわ道後の地で目立つ！一目であそこだと分かります。まるで美術館か博物館に来たかのよう。でも一歩中に入ると美しい和の空間が広がっています。「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」にいつも名前がのってくる道後温泉を代表する旅館です。

館内を歩いているだけでも楽しい美しいおもてなし。ゆったりと落ちる滝の水が川となって館内を流れています。赤い可愛らしい橋もかかっていたりして、館内を散策するだけでも楽しい。「他では食べられないもの」を食べさせてくれる思考を凝らした地物を使った料理は美味しくて初めて食べるものばかり！！
100パーセント道後温泉の引き湯の大浴場は体の芯から温まる♪うたせ湯もかけ流し式の100パーセントさら湯。日本書紀にも登場する3千年の歴史があるお湯だそう。これは入りに行かないわけにいきません♪

7階にある全9室の「松風楼」には、部屋ごとに趣向をこらした露天風呂がついています。それぞれに異なる景色を眺めながら入ることができる浴槽の素材も、石や木、タイルなど様々ですよ。施設内には、足湯もあります。こちらの足湯では、足裏マッサージ効果もある玉砂利が敷かれているので、温泉と合わせて、気軽に足の疲れをとることもできますよ♪

3、道後夢蔵 旅庵浪六（愛媛県・道後温泉）

わたしのオススメ度：★★★★★

国指定重要文化財である「道後温泉本館」すぐ近くにある温泉宿です。全部で7部屋ある客室はどれもコンセプトが違っていて魅力的。好きなタイプのお部屋と好きな料理のタイプを組み合わせて予約をする好みに合った宿泊プランが作れるのが魅力です。

小さい宿だからこその細やかな気遣いが女性に大人気★アロマの香りがほんのりとしたりアメニティーが充実していたり。申し分ないもてなしがなされています。「道後温泉本館」が近いのでゆったりと高台から眺められるのもうれしい。

すべての部屋に道後温泉引き湯の内風呂があるので時間を気にせずのんびりできます。一度使ったら手放せない人気の今治タオルで体を包めばこの上ない幸せなひと時がおくれます♪

また、タオル以外にも、肌触り、吸水性に優れていて、湯上りの体を優しく包み込んでくれる今治タオルを使用したバスローブや、フランスにの人気化粧品メーカー「ロクシタン」のアメニティ（シャンプー・コンディショナー・ボディソープ）、就寝中にお肌のお手入れをしてくれるパナソニック製「ナイトスチーマー」など、快適な滞在のための素敵なアメニティがそろっていますよ。

4、ことひら温泉　琴参閣（香川県・こんぴら温泉郷）

わたしのオススメ度：★★★☆☆

こんぴらさんまで歩いて5分ほどのところにあるので宿から歩いて参拝に出かけられる便利なお宿です。できて25年という比較的新しい温泉宿で、清潔感がある館内は居心地がいい♪金刀比羅宮がある象頭山が宿のすぐ裏にあるので桜の春、新緑の夏、紅葉の秋、雪化粧の冬と四季を通じて象頭山が見渡せます。

このお宿の名物はバラ風呂。綺麗な赤、黄色、ピンクのバラがお風呂いっぱいに浮かんでいてアロマのようなくつろぎの香りを放っています。大浴場や露天風呂から四国の自然の豊かな景色を一望できるのもうれしい♪

旬の食材を意識して作った美味しい食事も人気の理由の一つ。素材の味を生かした優しい味が自慢です。朝食バイキングも種類の数は何と50種類！豊富な料理の中から好きなものを好きなだけいただけます！

館内は、飛天の館と、讃水の館に分かれていて、それぞれに食事処があります。飛天の館2階にある料亭「一力茶屋」では、個室でゆっくりと海の幸・里の幸を堪能できますよ。讃水の館1階にある「味道」では、間仕切りのある掘りごたつ式お食事会場や個室会場などで、小グループでお食事を楽しむことができます♪

5、渓谷の隠れ宿　祖谷美人（徳島県・祖谷温泉峡）

わたしのオススメ度：★★★★★

オープンしてたった7年なのに徳島を代表する温泉宿へと駆け上がった人気急上昇のお宿です。祖谷渓谷に寄り添うようにたたずむ温泉宿ですべてのお部屋が渓谷に面しているので大きな部屋の窓からは渓谷の大パノラマが広がります。

客室の数は全部で9室。祖谷温泉郷かけ流しの湯の露天風呂がすべてのお部屋についています。硫黄の香りがするお風呂にゆったりとつかればお肌もつるつる♪渓谷を眺めながら時間を気にせず温泉を満喫できます。

「日本三大秘境」の一つに数えられる祖谷渓谷。かずら橋や琵琶の滝、大歩危峡など車で5分～20分ほどで観光できる所にいけます。地物野菜や美味しい魚介類をふんだんに使った料理も大満足！人気の理由がわかりますね☆

客室は、６名まで利用できる和室10畳のお部屋から、8名まで利用できる離れスイートまであります。離れスイートは、14畳の和室と12畳のベッド付き洋室ですよ。和室には、囲炉裏もあり、露天風呂は檜と陶器の２種類を楽しめるという贅沢なお部屋です。お食事も、お部屋でゆっくりといただくことができるので、記念日などにもおすすめですよ♪

6、あしずり温泉郷　足摺国際ホテル（高知県・土佐あしずり温泉郷）

わたしのオススメ度：★★★☆☆

四国最南端・あしずり温泉郷にあるホテルで高台にある景色のよいホテルです。ロビーから見渡せる雄大な太平洋はいつも青々としていて美しい！客室からの眺めももちろんオーシャンビュー♪これ以上ない開放感を味わえます。

足摺宇和海国立公園にある足摺岬がすぐ近く。観光して回るにも便利な立地条件にあり料理ももちろん海の幸が豊富！土佐自慢のカツオのたたきもこちらの旅館の名物！

大浴場からは太平洋を見下ろすかのように見渡せる絶景が広がっています。温泉の質は弱アルカリ性。神経痛や冷え性、高血圧、慢性疲労などに効果があると言われています。

夕食は、太平洋の海の幸をふんだんに盛り込んだお料理を堪能できますよ。その日に揚がった新鮮な海の幸を網焼きでいただけるシーフードバーベキューもおすすめです！また、朝食では、高知県産 「きびなごの一夜干し」や、高知県地鶏「土佐ジローのたまご」、削りたての「かつお節削り」などの地元の食材を美味しくいただけます。

7、峡谷の湯宿　大歩危峡まんなか（徳島県・大歩危祖谷温泉郷）

わたしのオススメ度：★★★★☆

大歩危峡の渓流沿いにある、大歩危渓谷の遊覧船乗り場まで歩いて行ける温泉宿です。断崖絶壁、自然の織りなす力強さを見せつけられる、大歩危峡の川下りなど観光名所を回る拠点になる宿。渓谷にこんなところに思い切って建ててしまった！という感じの素晴らしい立地条件☆

高級すぎない旅館だからこそのほのぼのとした雰囲気がなんとも落ち着く。地元の素材を使った田舎風懐石料理も自分では作れないプロの味わいながらどこか懐かしい感覚を味わえます。

渓谷沿いにある温泉で吉野川の四季折々に姿を変える季節の顔を眺めながらゆっくりと硫黄の香りのする温泉につかれば日ごろの疲れもどこへやら。

大浴場では単純硫黄泉を、テラス風の露天風呂では、人工鉱石温泉を楽しむことができます。大浴場は、明るく開放感のある空間です。露天風呂では、川のせせらぎに耳を傾け、四季折々の大歩危峡の景観を楽しみながら、ナトリウムを多く含み、皮膚を滑らかにし、しっとりとなめらかな肌にしてくれるお湯を堪能しましょう♪

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四国の温泉地にある最高の旅館をご紹介しました。どこもお湯やお料理が素晴らしいのはもちろんのこと、文豪が愛した創業400年の宿や、著名な建築家が手掛けた建物など浮世から離れて別世界が満喫できそうなところでしたね。海沿いだったり山の中だったりそれぞれ特色があり、どこにどの季節に訪れても四季折々異なる絶景を楽しむことができます。行ってみたいところが見つかったら、今度のお休みに出かけてみませんか？日常を忘れて贅沢な時間が過ごせますよ♪ 

素材提供：トリップアドバイザー