冬だけの神秘的な絶景！見渡す限りの氷の世界「網走の流氷」が美しすぎる

氷が海を漂う幻想的な光景、流氷。日本でも北海道で見ることができます。寒い時期にしか見ることのできない絶景を見に行ってみませんか？

流氷とは？

流氷とは海の水が低温になることによって凍り、それが流されているもののことを指します。オホーツク海は塩分濃度が薄く、表面の海水が凍ることによってできます。それらが海面を流れてくるのです。流氷は比較的浅い海でしか作られず、水深が深い場所では凍る前に春になってしまうため流氷はできません。

いつ見られるの？

流氷が見られるのはやはり寒い冬の間だけ。1月中旬頃から3月末まで、流氷を観察する船の運航が行われます。特に1月下旬が見頃とされていて、海面に浮かぶ大きな流氷の間を突き進みながら間近で観察をすることができるのでオススメです。 

どこで見られるの？

日本では北海道の網走や知床などのオホーツク海側で見られます。流氷観光砕氷船に乗って、間近にせまる流氷を観察することができますよ。ぜひ冬の流氷が見られる時期に訪れてみたいものです。風向きによっては釧路でも見られるみたいですよ！レア流氷ですね～。

流氷の楽しみ方 　

クルーズツアーで幻想的な景色を楽しもう 　

流氷の浮かぶ海へ船で出かけるクルーズツアー。日の出の時刻に合わせて運行されるコースなどもあり、水平線からの朝日とともに見る流氷は、陽の光を浴びて幻想的。朝日と海、そして流氷の織り成す光景はここでしか見ることができませんよ。

流氷ネーチャリングで体感しよう

ネイチャーガイドと一緒に流氷の上を歩いたり、流氷と一緒に海に浮いたりすることを楽しめるアクティビティです。ドライスーツを着用しているので寒さも水に濡れる心配もなし！泳げない人でも安心して海に浮く体験ができますよ。 

会えたらラッキー！極寒で暮らす動物たち

アザラシ

運が良ければ流氷の上に可愛いアザラシの姿を見ることができるかもしれません。北海道周辺で見られるアザラシはゴマフアザラシが多く、流氷の上で子育てをすることもあるのだそうです。アザラシに会えるだけでもラッキーなのに赤ちゃんの姿まで見られたら、かなり幸運の持ち主ですよ！ 　

大鷲

翼を広げると２ｍを超える大鷲も流氷の季節に見ることができます。鋭い目つきに大きな体、空を飛ぶ姿はかっこいいですよね！大鷲は警戒心が強いので、見つけたら少し遠くから双眼鏡などを使って観察するのがオススメです。

キタキツネ

北海道といえばキタキツネ！流氷観光の際にも可愛い姿を見ることができるかもしれません。流氷の間をぴょんぴょんと移動しながら餌を探し、たまには海に落ちてしまうことも。けれどしっかりと這い上がってくるのでご心配なく！

エゾシカ

流氷観光ができる知床半島でよく出会えるのがエゾシカです。一時は絶滅の危機とまで言われていましたが、保護活動などにより近年では多くのエゾシカを見ることができるようになっています。

ここもおすすめ！

オホーツク流氷館

幻想的な流氷の世界を体感できる施設です。館内では流氷の世界を表現したプロジェクションマッピングや流氷の下に住むクリオネなどの生き物の飼育展示なども行われています。また、展望台からはオホーツクの絶景を一望することができ、四季のうつろいを感じることができます。

まとめ

いかがでしたか？一面流氷に覆われた海はここでしか見ることのできない貴重な光景です。運が良ければ可愛い動物たちにも会えるかも！ぜひ今年の冬は流氷の世界を堪能しにでかけましょう！

素材提供：トリップアドバイザー