湾に突き出たゴシック建築がステキ！崎津集落でキリシタンの生涯に思いを馳せる

最近、天草が何かと話題になっているのをご存じでしょうか？天草にはキリスト教にまつわる歴史が多く残っています。今回ご紹介する『崎津集落』と呼ばれる地方にも、キリシタンの苦悩などが根強く残っています。キリスト教でない方も、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。

崎津集落とは?

崎津集落とは、島原・天草の乱で多くのキリシタンの命が失われたことによって、キリシタン人口が少なくなり、それにより残ったキリシタンの人々が潜伏した場所であり、日本のキリシタンの重要な場所ともいえます。ここに潜伏した人々も表向きは仏教徒になるなど、辛い過去も持っているのが崎津集落です。

崎津集落の見どころ

そんなキリシタンが苦悩しながら生活していた崎津集落は、どのようなところなのでしょうか。見どころをご紹介して行きます！

崎津教会堂

昭和9年にハルブ神父によって建設されたこの教会は、外観はゴシック様式なのですが、内部は畳で作られていると言った、少々珍しい造りになっています。
240年という長い年月の禁教令期間を耐えてきた教会でもあり、歴史的にも貴重な建物です。

崎津諏訪神社

この神社は、キリシタンを厳しく取り締まっていた時代に、取り締まりが行われていた場所でもあります。しかし、キリシタンということを隠すため、この神社の氏子となり極刑を免れたこともあり、キリスト教ではないけれども、この土地のキリシタンの聖なる場所なのかもしれません。

遊覧船

こちらの遊覧船は『颯月丸』という名で観光客の人などを乗せてくれています。この船に乗って船上から見る崎津集落は、とても美しく、キリシタンの歴史を感じ取ることができます。ぜひ訪れた際には、この船に乗って美しい町並みを見てください。

大江教会

ロマネスク建築のこの大江教会は、フランス人宣教師であるガルニエ神父が、地元の人々と協力して建てたと言われています。白亜の外観がとても美しいので、車で10分と少々離れていますが行く価値があります。
　　　さらに教会内にいるマリア様（ルルドの聖母）はどこか厳粛な雰囲気を漂わせています。
天草空港からの車でのアクセス方法はこちらです。

岬のマリア様

この土地の岬に立つマリア様は、遊覧船からも島からも見ることができます。このマリア様は「海上マリア像」と呼ばれ、地元の人々によってつくられたようです。この地域を見守っていてくれているのかもしれません。

崎津集落に訪れた人の声

崎津天主堂。21年前に通り過ぎた事を悔んでいたが、ようやく中に入る事ができた。抑えめな色調のステンドグラスも含め、素晴らしかった。 @ 崎津カトリック教会 http://t.co/ZqEG1LnHfh

— kazuhiro (@frisellkazuhiro) 2013, 5月 4

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