京都にはいくつか銭湯はありますが今回ご紹介する「錦湯」は歴史ある京の台所商店街「錦市場」のすぐ近くにる昭和2年創業の伝統ある先頭です。錦市場のアーケードを抜けると、町屋風の木造三階建てのどっしりとした風格あるたたずまい。ここが錦湯です。窓にはよしずが吊り下げられ、その外観から、伝統ある銭湯の雰囲気が伝わってきます。
「錦湯」は、昭和2年創業の伝統的な公衆浴場。「京の台所」として今も賑わう錦市場のすぐ近くに錦湯はあります。町家造りの大きな建物からは、どしっとした風格が伝わってきます。脱衣場を見渡すと、床に敷かれた籐筵、木製のロッカーに並ぶ柳行李、格子状の天井など京都らしさが随所に光っています。
音楽が大好き、特にジャズが大好きという銭湯の主・長谷川さん。脱衣所にはBGMとして心地良いジャズが流れます。番台の中を覗くと、その狭いスペースのなかにありえないくらいのCDがぎっしりあります。
サクサクに揚がった衣の中身の具材はシンプルにじゃがいも、タマネギ、牛ミンチ肉です。
錦湯はお馴染みのお客さんが多い一方で、最近はWEBで知って立ち寄る遠方の客が増えているとか。
錦市場を訪れたなら話のネタにその存在を確認しに行ってみませんか。
錦湯とは?
錦湯の魅力
柳行李
年季の入った木製の脱衣ロッカーの上には柳行李といわれる柳で編んだ脱衣籠がずらり。一籠約8万円するという「柳行李」。常連さんの籠には名前が書かれています。ジャズが流れている銭湯
熱めのお風呂
お湯は慣れないうちは結構熱めに感じるが、常連さんは普通に浸かっています。慣れるとこの熱さが心地いいとか。イベント盛りだくさん
錦湯はただ歴史があるだけでなく、落語会や音楽会などのイベントを開催するなど、新しい取り組みを随時行っているところが注目を集めています。定期的に音楽ライブ・落語会・古本市、浴衣即売会など様々な催しも行われています。過去には大蛇イベント「錦湯でニシキヘビ」というのを開催したとか。錦湯に入った後は錦市場へ
目の前には、歴史ある京の台所商店街「錦市場」の入り口が構えています。魚・京野菜などの生鮮食材や、乾物・漬物・おばんざいなどの加工食品を商う老舗・専門店が集まる市場で、京都独特の食材はほぼここで揃うと言われています。麩房老舗
土日限定商品の『生麩の田楽』(5本入り630円)がおすすめ。むら瀬精肉店
看板メニューは『昔ながらのコロッケ』(80円)サクサクに揚がった衣の中身の具材はシンプルにじゃがいも、タマネギ、牛ミンチ肉です。
カリカリ博士
錦市場の中で唯一のたこ焼屋。『ジャンボたこ焼』(1パック6ヶ入180円)がおすすめ。錦湯を訪れた方の声
錦市場近くの錦湯へ。重厚な外観の古い町家風京都銭湯。土間から上がる脱衣場はジャズが流れ格天井に木製ロッカーに柳行李とレトロ。浴室は典型的な京都仕様で浴槽は深浅電気薬湯水風呂と充実。湯は深浅が熱めで薬湯が温めになってて良い。 pic.twitter.com/eq7pmxaXQq
— katzencafe (@katzencafe) 2015, 8月 6
その後京都へ。錦市場近くの行ってみたかったレトロな錦湯さんへ。脱衣籠は細かい網目の行李みたいな籠。「XX 定食屋」「恵子」とか書いてあって、常連さんの多さがわかりました。 pic.twitter.com/7vASRM6inh
— mayagusuku (@mayagusuku2010) 2015, 6月 13
河原町錦市場の錦湯さん pic.twitter.com/i4wkn7pDD9
— とよなかち (@sokashi1101) 2013, 7月 26
基本情報
■ 基本情報
- ・名称:錦湯
- ・住所:京都府京都市中京区堺町通錦小路下る八百屋町535
- ・アクセス:阪急京都線 烏丸駅より徒歩約10分
- ・営業時間:16:00〜24:00
- ・定休日:月曜日
- ・電話番号:075-221-6479
- ・料金:430円
- ・お風呂:深風呂、浅風呂、ジェット風呂、泡風呂、電気風呂、水風呂
- ・公式サイトURL:http://www.kyo1010.com/nishiki-yu/
錦湯はお馴染みのお客さんが多い一方で、最近はWEBで知って立ち寄る遠方の客が増えているとか。
錦市場を訪れたなら話のネタにその存在を確認しに行ってみませんか。