岡山で人気の寿司屋７選！お店ごとの特徴もまとめてみました！

瀬戸内の海の幸、中国山地の山の幸など食材の宝庫でも有る岡山の鮨の人気店を紹介します。東京の名店にも負けないほどの老舗名店から気軽に入れる地元に根づいたお店まで、バラエティに富んだ7店です。岡山でのビジネス、あるいは観光の折にでもその味を確かめに訪れてみませんか。

1.　魚正（うおしょう）

岡山電軌「大雲寺前駅」の北西方向3分ほど、繁華街の路地に佇む「魚正」は昭和21年創業の老舗鮨店で、料亭のような白い土塀とシックな棟門が美味しさを予感させる佇まい。西の横綱とも称される岡山市内の有名店で、大将（女性）と息子さんが切り盛りしているお店です。

店内は静かに落ち着いた雰囲気に満ちた空間。客席は、カウンター席と座敷席の構成で30席ほどで、個室も用意されています。カウンター席に座り、大将との会話を楽しみながら盃を傾けるのも良いもの。瀬戸内の四季折々の旬の魚を堪能して下さいね。

ここでは、お任せでいただきましょう。鮪とイクラ以外はすべて瀬戸内の上質なネタ。特に、穴子にいたっては1本丸ごと七輪で炙り、穴子でシャリを挟む「バーガー」のような形で出てきます。その美味しさは、あっという間に20貫の握りを平らげられるほど。お土産用の「巻き寿司」と「ばら寿し」も人気です。

2.　鮨・縁

岡山電軌「西川緑道公園駅」から真っすぐ南に進み最初の信号を左折、100mほどの信号をさらに左折した路地に建つ「つるべマンション」の1階角にある「鮨・縁」。岡山駅からもほど近く、白い壁の奥に木の扉、隠れ家的なお鮨屋さんです。

店内は、カウンター8席だけの清潔感にあふれた落ち着いた空間です。大将の、客の様子・進行状況を見ながら鮨を握るなど、細やかな気配りも魅力の一つ。多彩なおつまみに「大正の鶴」などの良質な日本酒など…、お酒がすすみます。

鰆は10日間、白甘鯛は17日間、黒むつ17日間など種類によって熟成期間を変えて旨味を引き出した握りなど、丁寧な仕事がされた鮨は甘みと香りが口の中に広がります。中でも、岡山のママカリは秀逸の一品。炭火で丁寧に炙って、そのままつまみとして、あるいは握りでいただいてみませんか。

3.　山もと

岡山電軌「城下駅」西側すぐの交差点から北へ入って道なりに約450m進み、後楽園通り「弓之町交差点」を左手に曲がった「レジデンス弓之町」の1階に店を構える「山もと」はカウンター席12席と小さな個室だけのお鮨屋さん。小粋な板塀と長めの暖簾が目印のお店です。

店内はゆったりと広く、清潔感にあふれる瀟洒な空間。磨き上げられた檜の大きなカウンターが印象的です。カウンター越しに繰り広げられる大将の見事な手さばきには、思わず見とれてしまうほど。時間の経つのも忘れます。

握られる鮨のシャリは、ネタの味をシッカリと味わえる小さめの俵型。どれも基本的に「塩、かぼす、薄タレ等」の味が付いており、醤油をつけずにそのままいただくのがお薦めです。身が引き締まった「昆布締めキス」、香ばしさが堪らない「素焼きの穴子」など丁寧な仕事がされた鮨の数々をどうぞ。

4.　松寿司

岡山電軌「城下駅」の南西方向へ3分、住宅地の中に忽然と現れる瀟洒な和風の1軒屋。店名を記した大きな看板が目印の創業70年という老舗「松寿司」です。老舗らしい落ち着いた雰囲気に満たされた店内はカウンター10席と6畳ほどの座敷個室の構成。得も言われぬ柔らかさが漂う居心地の良い空間です。

厚みが20cm近くある、磨きこまれた見事なカウンターに座り、柔らかい物腰の大将との会話を楽しみながら鮨をいただきましょう。小さめのシャリは口に含めば、ホロリとほぐれていくほどの緩やかなにぎり。カウンターに流れている水で指先を洗って下さいね。

昼はおまかせのみ、夜もおまかせとコースのみの設定。瀬戸内の旬の味を楽しめる設定です。特に、煮穴子のふっくら感の絶妙さは感動モノ。美味しい日本酒をいただきながらゆるりとどうぞ。予約を忘れないで下さいね。

5.　みや古

岡山電軌「田町駅」から「あくら通り」を西に真っすぐ進み、市役所筋に出る手前の信号を左に折れた「YAMASHOビル」の1階に店を構える「みや古」は2013年にオープンした江戸前鮨のお店。浅草の「弁天山美家古寿司」で修行した大将が切り盛りしているお店です。

小粋な入り口を入った店内は、白木のカウンターも眩しい、明るく落ち着いた空間。客席はカウンター8席とテーブル4席の構成です。もちろんカウンター席に座り、気さくでチャーミングな大将との会話を楽しみながら福井の酒「黒龍」などの日本酒をいただく…、至福のひと時をどうぞ。

ここには、決まったメニューがありません。予算を伝えるだけで、大将が最高の鮨を握ってくれます。丁寧に仕事をした「煮アワビ」と「マグロ中とろのズケ」などのネタと、口に入れた時のほぐれ具合が抜群のシャリとの絶妙なバランス。是非、味わって下さいね。

6.　吾妻寿司 さんすて岡山店

JR岡山駅直結のデパート「サンステ岡山」2階にある「吾妻寿司」。新幹線改札口からまっすぐ入ったグルメフロアの一番奥に店を構える、明治45年創業、岡山の味にこだわってきた老舗「吾妻寿司」の直営店で、テイクアウトOKというのも嬉しいところです。

全面ガラス張りの開放感いっぱいの店内は、カウンター13席のみ。もちろん、マグロ、鯛やスズキなどの握りメニューも有りますが、やっぱりお店伝来の味「ままかりずし」「さわらの押し寿司」や「岡山ばら寿司」をいただきましょう。創業以来、100年間守ってきた味です。

事前に電話などで注文しておき、新幹線の時間に合わせてピックアップ。岡山の地ビール「独歩」や日本酒と一緒に新幹線車内でいただく、なんていう岡山のビジネスでの〆はいかがでしょうか。「ままかり」「押し寿司」それとも「ばら寿司」…、どれにしましょうか。

7.　海一

岡山バイパスと国道30号線の交わる「青江交差点」の北東角をちょっと過ぎた辺りに佇む「海一」は2009年にオープンした気軽に入れるお鮨屋さん。北海道出身、関東の名店で修行した大将夫妻の切り盛りするお店で、幅広い年齢層に愛されている人気店です。

清潔感あふれる店内は、カウンター5席とテーブル20席の構成で、入口近くの水槽にペットのウツボがいるのもご愛嬌。カウンターに座り、人当たりの良い大将との会話を楽しみながら、その日のネタがほとんど入る「おまかせ握り」をいただくのも良いもの…、シャリが口の中で解けていく絶妙な味を楽しんで下さい。

鮨はもちろん、ここの土瓶蒸しも必食の一品。春のハマグリ、夏のアナゴ、秋の松茸、そして冬の牡蠣など季節折々の味を楽しめます。


以上、岡山の人気の鮨店の紹介でした。いずれも、丁寧に仕事をされた鮨がいただけるお店ばかり。満席必至ですので予約してどうぞ。

素材提供:トリップアドバイザー