皇居の入り口大手門！その存在は多くの歴史を見てきた！

Toshihiro Gamo

大手門とは城の正面玄関みたいなものですからどの城にも有りますが、現存している大手門の中で代表的な大手門は皇居と大阪城が最も知られている所でしょう。しかし皇居の大手門はまた一味違い存在感そのものが違います。その皇居大手門が見つめてきた歴史を少しでも学べればと思います。

皇居大手門の概要

大手門は旧江戸城の正門で慶長12年（1607年）藤堂高虎によって1年3ヶ月の短期間でで完成したそうです。元和6年（1620年）の江戸城修復に際し伊達政宗、相馬利胤の協力によって現在のような桝形形式の城門になったといわれています。大手門の警備は、鉄砲30、弓10、長柄20、持筒2、譜代10万石以上の大名がこれを勤めたそうです。三百諸侯が威儀を正して登城した門になり、大手下乗門（大手三の門）、大手中の門、書院門（中雀門）を経て本丸玄関前に至りました。城によっては追手門（おうてもん）といい、防御のために厳重に築造され、大規模な櫓門を開いたり石垣等により枡形をしている事が多く、見た目も大きく目立つように作られます。

皇居大手門の魅力とは？

毎年1月2日の参賀と12月23日の天皇誕生日のみ一般に開放

期間が限定されている事が余計に有難味を感じさせますね。

昭和29年1月2日、皇居正門石橋に一般参賀の人々が殺到して門内で押し合いへし合いの混乱で折り重なって16名死亡、重軽傷者63名を出す大惨事となった。戦国時代に城攻の防衛上設けたのが橋と枡形門で、有事の際に橋は切り落とし、たとえ大軍が押し寄せても枡形内では直進できず、四方からの攻撃と直角に曲がる出口に向かわせることで進行を阻むように設計されている。明治37年5月に馬場先門の枡形門内で起きた日露戦争の凱旋提灯行列の悲惨な事故が風化し、その教訓が活されなかったことが悔やまれる。現在は順次に厳しい入場制限を行い、毎年1月2日の参賀と12月23日の天皇誕生日に正門から宮殿東庭へ数万人の参観が許されている。

大江戸歴史散歩を楽しむ

荘厳なたたずまい

さすがは皇居の玄関口と言う事で存在感が違いますね。

現在「皇居東御苑」の入場口として知られているこちらの　「大手門」ですが、当時は、元旦の朝から登城する大名行列を庶民が見学していたそうですよ。藩主を外で待つ従者相手に、団子やなどの物売りも出ていたそうで、、、。そんなのどかな情景が　目に浮かんできそうですね　荘厳なたたずまいに　胸がワクワクしました。

東京さんぽ

「下馬評」の言葉の由来？

現在私たちが普通に使っている「下馬評」と言う言葉は何やら皇居に関わりが有りそうです。

皇居の東御苑は、江戸城の本丸と大奥、そして二の丸等があった場所で、昭和38年公園として整備開放された（入場無料）。大手門は江戸城の正面玄関に当たり登城する大名や役人は、ここで下馬して歩いて登城した。門外の堀端に下馬札がたっており、付き人達はここで主人の帰りを待ちながら、各藩の情報を交換していた。ここから「下馬評」と言う言葉が生まれたといわれる。

麹町ウぉーカー(麹町遊歩人）

その他の皇居周辺の見どころ

靖国と千鳥ヶ淵の桜

靖国神社も有名ですがそれ以上に見事なのが千鳥ヶ淵の桜です。これは見た人を虜にします。

気象庁の職員が主観で開花宣言をするわけですけども、その標本木があるのが靖国神社の境内にある桜。その靖国に桜を観に行ってきました。明治2年以来、靖国のシンボルとして親しまれてきた桜の木は、ソメイヨシノを中心に約600本にも及びます。この辺は｢千鳥ヶ淵緑道｣として、堀沿い約700mが遊歩道として整備されています。周辺にはソメイヨシノやヤマザクラ、オオカンザクラなど約260本の桜の木があり、都内有数の桜の名所として知られています。毎年、桜の開花時期にあわせて開催される｢千代田さくらまつり｣では、沿道の桜がライトアップされ、たくさんの人で賑わいます。

球バカ日誌

■ 基本情報

・名称：千鳥ヶ淵緑道
・住所：九段南2丁目から三番町先
・アクセス：「九段下駅」2番出口・徒歩5分
「半蔵門駅」5番出口・徒歩5分
・オススメの時期：もちろん春ですね
・千代田区観光協会公式サイトURL：http://kanko-chiyoda.jp/tabid/1117/Default.aspx

■ 基本情報

・名称：靖国神社
・住所：九段北3-1-1
・アクセス：「九段下駅」3a番出口・徒歩5分
・電話番号：03-3261-8326

天守閣跡（てんしゅかくあと）

やはり城の醍醐味は天守閣とも言えるでしょう。皇居も現在は天守閣跡しか残っていませんがそこからも当時のスケールを感じさせてくれます。

やはり、皇居東御苑の見どころといえば、江戸城の｢天主閣跡｣。大きな石垣で組み上げられた天主台が残っています。野良積みとは違い整然と積まれた石垣が見事。そこに登って｢本丸跡｣を全貌できますよ。本丸跡は芝生になっており、休むこともできます。

球バカ日誌

二の丸庭園の菖蒲田

二の丸庭園の菖蒲田では美しい菖蒲を楽しむ事が出来ます。

東京都心も都心、皇居の東側にある東御苑の二の丸庭園の菖蒲田では6月上旬に花菖蒲が見頃を迎えます。御苑内、至るところに植えられたサツキは終盤を迎えていましたが、二の丸庭園の林を抜けたところ、池のほとりの田んぼに花を一杯に咲かせた菖蒲が群を成して現れました。感動的です。菖蒲田の周囲に設えられた歩道を歩くとグルッと一周できます。また、菖蒲田からは離れますが、その足で池の周りの散策もでき、楽しみは菖蒲だけではありません。本格的な日本庭園に大きな高低差もついて、各所からの風景が楽しめます。サツキ（？）は菖蒲より、もう１～２週間早い時期ならば見事な風景を見せてくれるでしょう。

東京人の東京観光

基本情報

大手門や皇居周辺からは歴史の重みだけではなく、美しい自然を楽しめ現代の私たちの忘れている何かを思い出させてくれる様な場所とも言えます。

・名称：皇居大手門(問い合わせ先:宮内庁)
・住所：東京都千代田区千代田1-1-1
・アクセス：地下鉄各線の大手町駅（C13a出口）から約200m（徒歩約5分）
地下鉄千代田線二重橋前駅（6番出口）から約700m（徒歩約10分)
・電話番号：03-3213-1111
・宮内庁公式サイトURL：http://www.kunaicho.go.jp/

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