今更聞けない！「割烹」と「料亭」の使い分け

割烹と料亭の違いとは何でしょう？もし、誰かにお店選びを頼まれた時にはっきりとわかっておかないと、恥ずかしい思いをすることがあるかもしれません。この機会に、両者の違いについて、しっかりと頭に入れておきましょう♪

日本語としての違い

割烹を辞書で引くと『「割」は「切る」という意味、「烹」は「煮る」という意味、そこから料理のことを表す。』と書いてあります。もちろん日本生まれの言葉ですから、この場合の「料理」とは日本料理のことを指します。

簡単に言うと「料亭とは、日本料理を提供する、広くて立派な料理店」ということになりますね♪

つまり、「割烹」は日本料理自体を、「料亭」は場所を表します。では、「割烹」を出す「料亭」という言い方をしてもよさそうですね。しかし、一般的にはもっと別の分け方がされるようです！

一般的な割烹とは

高級感があること

上の写真は割烹の一例です。「割烹」とは会席料理、懐石料理、精進料理などの総称になります。また、上の写真の料理はおしゃれで上品に見えますよね♪ここも違いの一つです。ある程度高級な日本料理であることも、割烹の要件の一つなんです！

カウンター席・テーブル席が中心であること

もう一つの特徴は「気軽に注文を受け付ける」ことです！そのため、板前が調理している目の前に座る、カウンター席やテーブル席が中心となります。客の注文した料理をその場で作って提供するというのが、割烹料理店の大きな特徴なんです＊

一般的な料亭とは

敷地内に調理設備がなくてもよい

上の写真が、料亭の料理の一例です！基本的には日本食が提供されます。割烹の料理店と違い、あらかじめ決められたコース料理であることが多いです。敷地内に調理施設、または板前がいないこともあり、外部の仕出し店から料理を持ってくることも結構あります。

もてなしを重視

料亭の一番の特徴といえば、お客様をもてなすサービスにあります。仲居さんや芸妓など、接客を非常に重視しているんです♪お客様の出迎えから、お座敷遊びに飽き足らず、専属の板前を雇って料理に力を入れる料亭もあるほど！日本らしい素敵な魅力ですね★

最後に

今回、一般的な割烹料理店と料亭の違いについて説明をしましたが、料理に主眼を置いて自由に楽しみたいなら割烹へ。芸妓の舞や三味線など、プラスアルファのサービスを求めているなら料亭へ行くことをオススメします♪もちろん、どちらも楽しみたい方は専属の板前がいる料亭に行くのがよいでしょう！