Cheng-en Cheng
厚狭駅は山陽新幹線で最も新しいところでもあり、開設から2014年3月15日のダイヤ改正後まで、唯一定期列車で『こだま』以外が停車したことのない珍しい駅なのです。かつては、山口県内で貨物列車を牽引するディーゼル機関車の拠点であり、幡生機関区厚狭派出が併設されており、その名残は今でも見れることができます。周辺のスポットとしては、桜が綺麗に咲く公園や動物園、ときわミュージアムといった自然が織りなす環境が多くあります。
1、厚狭駅とは?
山陽新幹線と山陽本線、起点の美祢線の3路線の接続駅でもあり、山陽新幹線は内側に上下通過線を挟む2面2線の高架駅になります。駅舎は新幹線が南口、在来線は北口となり両改札口と在来線各ホームは跨線橋で連絡しています。北口の改札から新幹線ホームへは、一旦在来線コンコースの跨線橋を通り抜け、新幹線南口の乗り換え改札を通らなくてなならず、ICカード簡易読取機が設置されていますが、山陽新幹線のEX-IC利用客用で、ICOCAそのものはサービスエリア外になります。
かっては、山口県内で貨物列車を牽引するディーゼル機関車の拠点もあった駅なのです。
2、乗入れ路線と時刻表
美祢線「美祢・長門市方面」山陽本線は「下関方面」「新山口・防府方面」となり、山陽新幹線は「広島・新大阪方面」「小倉・博多方面」が乗入れています。
詳しい時刻表は、こちらからご覧ください → リンクはこちら
3、厚狭駅アクセス
新幹線、こだま停車駅の厚狭駅は美祢線始発駅で、長門市や萩市へもアクセスが便利です。新山口駅までは10分と利便性もあり,周辺は静かな環境で駅の近くには旅館もあるのでビジネスや観光にも非常に便利な場所なのです。『二反田旅館』は加藤登紀子さんが宿泊されたこともあるそうで、日本的で趣もある旅館ですよ。厚狭殿町のSL(D51300)へは徒歩15分ほどですから、散策にも非常に良い駅ですね。
大河ドラマ「花燃ゆ」で舞台の萩への臨時運行もされており、JR西日本の臨時快速列車「幕末ISHIN」号は、山陽新幹線厚狭駅から美祢線経由で萩へ向かってくれます。3月28日(土)~6月28日(日)の土・日曜・祝日に運転で、7月以降は『JR時刻表』での確認となっています。
4、周辺観光スポット
殿町児童公園のSL
約40年前から展示されている蒸気機関車D51-300は、通称「デゴイチ」と呼ばれている人気の蒸気機関車です。黒々と輝くその姿は、SLファンにはたまらないもので、子供にも非常に人気があります。貞源寺がすぐ近くにあり、厚狭毛利家3代元宣の室の墓所がありますのでこちらも一緒にご覧ください。妙徳寺
寝太郎荒神社
三年三月寝ていた寝太郎の伝説が残る厚狭では、わらじを積んだ千石船で佐渡島に渡り、古いわらじと交換したものから砂金が出、水田を築いた寝太郎にちなんで祠の中の寝太郎の頭を触ると金運がアップすると言い伝えがあります。厚狭のパワースポットでもあるわけですね。5、厚狭駅の詳細
山口県厚狭駅構内上りホームです博多に向けて走り抜けて行きました pic.twitter.com/RuuVvdRFIr
— 佐藤 修 (@riceshower1970) 2015, 5月 23
「花燃ゆ」ラッピング快速列車 「幕末ISHIN号」美祢線厚狭駅~東萩駅間を3月28日~11月下旬(予定)の土曜・休日に運行。 http://t.co/C4wKrAaSjE / “詳細ページ” http://t.co/tt0cOQb7h4
— cinefuk (@cinefuk) 2015, 5月 4
■ 基本情報
- ・名称:厚狭駅
- ・住所:山口県山陽小野田市大字厚狭8−3
- ・電話番号:083ー672ー0503
- ・公式サイトURL:https://www.jr-odekake.net/eki/top.php?id=0800652
地図はこちら
厚狭駅はいかがでしたか?今回紹介した基礎知識を参考にして訪れてみましょう。周辺スポットも動物園や遊園地、ときわミュージアムなどがあるので楽しむことができます。春になると桜に関するイベントごとが開催されていて人気があります。その光景は空が一面ピンク色に染まった様子が綺麗だと有名です。自然が多く歴史もあるこの街は住みやすいことでも人気です。新幹線は「こだま」以外停車しませんが、今後は「ひかり」も停まれるよう働きかけているそうです。