アンコールワットといえばカンボジアの一大観光スポットですね。 その大きな遺跡群は世界遺産にも登録され、国旗にもデザインされています。 誰もが一度は訪れたい!と思うその魅力は多岐にわたりますが、まずはその大きさ。なんと30年という長い歳月をかけて作られたものだそうです。
そして、美しいレリーフの数々!女官や踊り子たちを描いたデバターをはじめとする無数の浮き彫り彫刻は、まさに圧巻で世界でも最大規模を誇っています!また、600メートルにも及ぶ長い参道を歩いた先にある美しい神殿も見ものです。
周囲にはパワースポットのタ・プロームや夕日鑑賞で有名なプノン・バケン山などもありますので、見たことのない神秘の世界に、ぜひ足を運んでみませんか?今回は参考になる見学ルートや実際に訪問した方の声なども紹介させていただきます。
1 アンコールワットとは
archer10 (Dennis) (70M Views)
アンコール・ワットは、カンボジアにあるアンコール遺跡の一つで、遺跡群を代表する寺院建築です。
サンスクリット語でアンコールは王都、クメール語でワットは寺院を意味しており、名前に恥じない立派な寺院となっています。長い内乱と戦火によって多くの貴重な仏像が破壊されましたが、現在は大切に保管・修復が行われています。
カンボジアの北西部にある世界遺産のアンコール遺跡の中の一つことを言います。ヒンドゥー教寺院の遺跡群のなかでも代表する建築物が「アンコールワット」なんです。なのでカンボジア国旗にも象徴として描かれていますね。
サンスクリット語でアンコールは王都、クメール語でワットは寺院を意味しており、名前に恥じない立派な寺院となっています。長い内乱と戦火によって多くの貴重な仏像が破壊されましたが、現在は大切に保管・修復が行われています。
カンボジアの北西部にある世界遺産のアンコール遺跡の中の一つことを言います。ヒンドゥー教寺院の遺跡群のなかでも代表する建築物が「アンコールワット」なんです。なのでカンボジア国旗にも象徴として描かれていますね。
2 アンコールワットの魅力
nyanchew(写真提供)
やはり、一番の魅力はその大きさにあります。とにかく巨大なこの寺院は30年という長い歳月をかけて作られたものです。内戦の時には、この寺院を要塞がわりに立てこもったこともあまりに有名ですね。美しい建築様式や、レリーフなどみどころは沢山ありますので、滞在時間は出来る限り長く取っておいて下さいね。 この建物がある敷地はたいへん広く、南北に1300メートル、東西に1500メートルそして幅200メートルもの堀によって囲まれています。東南アジアから東アジアへと領土を広げ一大王国となり繁栄したクメール王国は、9世紀から15世紀の代々の王によっていくつもの絢爛な王宮が建てられました。
3 アンコールワットの4つの魅力
クメール建築の集大成
http://ltwist.com/blog/angkorwat-is-grandeur-artgallery/
クメール建築では、神のための宮殿は耐久性のある砂岩やレンガで、 人間である王の宮殿は自然の恵みを象徴する木造というように、分けて造っていたそうです。また、日本の神社や寺院と似ている部分があり、長い参道を進んでいくと、少しずつ中心に近付いて行く形などは日本人には見慣れたものですよね。 アンコールワットはその中でもヒンドゥー教の壮大な宇宙観を基に、30年以上物年月をかけて建造された寺院なんです。その魅力あふれる世界遺産は今なお世界中の人たちが「死ぬまでに一度は行ってみたい!」世界遺産ランキング上位の人気がある遺跡なんです。
素晴らしいレリーフ
http://ltwist.com/blog/angkorwat-is-grandeur-artgallery/
このレリーフだけでも芸術作品といえるでしょう。美しいレリーフが至る所に描かれています。精密なこの彫刻はまるで絵画の様で、今にも動き出しそうにも思えるほど。かつてのアンコールワットの栄華を感じさせます。 アンコールワットの寺院を囲む広い豪には、3つの回廊があります。そのなかで第一回廊の東には、総長50メートルもの壁画にヒンドゥー教で言う天地創造を描いた『乳海攪拌』が描かれていて、南には、皆さんでもわかる、死後の人間の裁定から天国と地獄を表したレリーフもあります。
神殿の美しさ
http://traveljugglr.com/angkor-wat/
600メートルにも及ぶ長い参道を歩いた先にあるのが、神殿です。レリーフなどはこの神殿の周りの回廊に位置しており、一つのお話にもなっています。 神殿上部は高い尖塔になっており、有名な長い階段を上って行く必要があります。これほど急勾配の階段は登る時に足元を注意する必要があります。足元を見ると、頭が下がりますよね?それが神殿の先にいる神様に頭を下げることに繋がるからこんな急勾配なのだという説もあるとか。
高さ65メートルの塔で遺跡の中心ですね。ここへ訪れる時は気を付けてくださいね、本当に急斜面でサンダルなどで登るととってもデンジャラスです!しかしこの塔からの眺めは360度視界を遮るものが無く見ごたえありますよ。
アンコール遺跡群で唯一の西向き
http://krorma.com/ruins/angkorwat/
アンコール遺跡群の中では、ただ一つの西向きの理由は諸説ありますが「王自身の墳墓として造られたとの説もある。それは西が「死」を意味する方角であり、この寺院も西向きに建てられているから」という説が有力です。もしかしたら、ピラミッドのような役割を果たしているのかもしれませんね。 そう、アンコールワット遺跡の正面が西向きなんです!これは訪れる時間帯で、撮影するポジション取りを考えないといけなくなりますよね。朝日を背にして浮かび上がるシルエットは周りの水面に神秘的に映って素敵ですよ。
4.世界遺産に登録されているアンコール遺跡群!
アンコール遺跡の一つ「アンコールワット」をはじめとする遺跡群を厳選して紹介します!「アンコールワット」のアンコールとは、サンスクリット語で『王都』を意味し、ワットは、クメール語で『寺院』を意味しているこの建物は、歴史は古く、12世紀の前半ごろアンコール王朝のスールヤヴァルマン2世がヒンドゥー教寺院として建立したものなんですよ。
①最大規模を誇る「アンコールワット」
約30年かけてスーリヤヴァルマン2世が建立したヒンズー教寺院(仏教寺院)の遺跡。 寺院を囲む濠、3つの回廊、5基の塔、参道からなっており、その風景は、誰もが一度は訪れたい世界遺産として人気を集めています!アンコールワットの一番外側をぐるりと囲む回廊の第二回廊は、南北に100メートル東西に115メートルでそこに連なる窓を彩る、摩訶不思議で素敵なデザインの格子と、それぞれに個性があるデバターが見どころと言えますね。
②南大門
アンコールトム遺跡の城門遺跡で、東西南北の4つの面に観世音菩薩の彫刻が施されている高さ23mの大門です。 5つの門の中では一番美しいものだと云われています。南大門前にある橋は濠を渡るためのもので、橋の両側にはナーガ(蛇)の胴体を引く神々の像と阿修羅の像が並んでおり、神秘的な世界が広がります!
南大門というのは、『アンコール・トム』の入り口の中の一つなんです。大きく伸びたこの門はとっても印象深い物になっていますね。クメール語で「大きな町」と言われるアンコール・トムの門前にある両側の像たちは、第一回廊で見られるレリーフ『乳海攪拌の神話』を表現しているそうです。
③バイヨン寺院
12世紀末にジャヤバルマン7世によって築かれたもの アンコールトムの中心にあり、一番外側が第一回廊、そして第二回廊、中央祠堂と複雑な建築様式になっている仏教遺跡です。第一回廊の壁にはレリーフ(浮き彫り)彫刻が埋め尽くされており、 中央祠堂では、巨大な観世音菩薩の四面塔が立ち並び、異様な迫力と瞑想的な表情の魅力に圧倒されます!
アンコールワットと並んでバイヨン寺院は、是非とも訪れてみたい遺跡の一つになっています。この寺院中に入ると顔がほころぶ様な素敵な彫像やデバター(女神)のレリーフが沢山あります。そんな躍動的なレリーフは、バイヨン寺院の一番の魅力ではないでしょうか。
④バンテアイ・スレイ
10世紀後半に、赤色砂岩とラテライトで築いた「女の砦」とも呼ばれている寺院です。 精巧で美しいデバターやレリーフ彫刻が全面に刻まれており、特に中央神殿の女神像は「東洋のモナリザ」と云われており、 ここでしか見られないものです。ぜひお見逃しなく!⑤タ・プローム
12世紀頃にジャヤヴァルマン7世が仏教寺院として建立。 19世紀後半に発見されるまでは、多くの樹木に覆われていたため、その現状に近い状態で現在も残されています。 遺跡を侵食する巨大なガジュマルの樹の根が、不気味ながらも力強く、生命力の強さを感じることができるパワースポットです!⑥象のテラス~ライ王のテラス
アンコールトムの中央部にあるバイヨン寺院より、 12世紀末にジャヤバルマン7世によって築かれた、王族の閲兵などに使われた場所。 広場の側壁(高さ3m、長さ約300m)には象の彫刻が施されており、柱は象の鼻で蓮の花を摘んでいる姿を現しています。まさに長い時間(とき)を超えた、神秘の芸術品は圧巻です~!
⑦プノン・バケン山
標高65mのプノン・バケン山は、プノン・クロム山、プノン・ボック山と共に、アンコール三聖山と云われています。 そこに建つヒンドゥー教寺院は、9世紀末ヤショーヴァルマン一世が建立したもので、 アンコールワットなど周囲360度が見渡せる展望が魅力です!特に夕日鑑賞では有名な人気スポットです。
⑧タ・ケウ
11世紀初頭の建築で、王の死によって未完成で放棄されたまま残っている遺跡です。 アンコール遺跡群の特徴のひとつであるレリーフ彫刻もなく、巨大なピラミッド式寺院建築が残されています。説には、石を積み上げたところで中断されているため、石を積み上げてからレリーフを彫っていたという証になる貴重な遺跡だと云われています。 特に上り下り共に階段が急なので、観光客はくれぐれも注意が必要な場所です。
⑨ピミアナカス
11世紀初頭にスールヤヴァルマン一世が建立した、旧王宮の敷地内に建つピラミッド式の小規模な寺院。 ピミアナカスとは「天上の宮殿」という意味です。当時は王族が参加する儀式の場所とされ、一般の人は近づけない神聖な場所とされていました。 かなり風化していますが、急な階段を登っていくこともできます。
5.アンコール遺跡の見学ルート!
遺跡をめぐる場合は、主に小回ルートと大回りルートがあります! ※あくまでも参考にしてください。訪問者の声
5 地図
■ 基本情報
- ・名称: アンコールワット
- ・住所: Siem Reap
- ・アクセス:シェムリアップ国際空港から車で10分
- ・料金: 1日 有効入場券 US$20 ■3日間有効入場券 US$40(顔写真が必要)
アンコールワットについて紹介しましたがいかがでしたか?ここは世界遺産として人気を集めているスポットですので、ぜひ現地へ行って自分の目で素晴らしさを確認してください♪友達と行ってみるのもいいでしょうが、一人旅で訪れる方も多いくらい魅力的ですよ。遺跡群を見て回ると、とても範囲が広く見ごたえがあると思いますし、いずれにせよ、きっと世界観が変わるはずです!おすすめは朝日が昇るタイミングです。ぜひ事前準備をしっかりとして、臨んでくださいね♪カンボジア一の観光地の魅力を少しでもご理解頂けたら幸いです。