masayukig
国立科学博物館は国立では唯一の総合科学博物館です。人類と自然との共存をテーマにした館内には好奇心を刺激する興味深い展示がいっぱい。地球の生き物の生態系やそれぞれの進化を学ぶことが出来、さらに恐竜の化石も見ることが出来るんですよ☆施設の充実ぶりにお子さんはもちろんのこと、大人も時間を忘れて夢中で見入ってしまうほどなんです。自然史や化学技術に関する貴重な資料に親しむアカデミックな時間を満喫してください。 国立科学博物館とは?
(1)国立科学博物館の歴史を知ろう!
t.ohashi
国立科学博物館は、1877(明治10)年に設立された国立で唯一の総合科学博物館です。関東大震災で建物と標本が全焼してしまいましたが、1931年には建直され、国立科学博物館の顔とも言える「日本館(旧本館)」ができあがりました。2004年には「地球館」が建てられ、現在は421万点にも登る貴重な標本や資料が保管・展示される人気の博物館となっています。(2)国立科学博物館が担う「役割」を意識してみよう!
Kentaro Ohno
国立科学博物館には、多くの人に科学をより身近なものとして感じてもらうための活動を積極的に行う博物館としての役割の他に、2つの役割があります。それは地球や生命の歴史、科学技術の歴史に関する調査や研究をすることと、貴重な自然史や科学技術史に関する資料の収集・保存と研究の成果を、人類共通の財産として将来に受け継いでいくことです。3つの役割を意識しながら、国立科学博物館の展示を見ることで、より深く博物館を楽しむことができます。
(3)国立科学博物館の多彩な施設
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国立科学博物館は、日本館と地球館の2棟からなります。日本館は「日本列島の自然と私たち」をメインテーマとした展示、 地球館は「地球生命史と人類」をメインテーマとした展示がされており、フロアごとに変わるメインテーマへのアプローチを楽しめます。 また、展示室を見ながら食事ができるレストランや、約160種のハーブを見られるハーブガーデン、ミュージアムショップなどの施設も人気です。
上野本館にある「日本館」と「地球館」
http://www.lightheartbeat.com/2013/11/blog-post_4732.html
上野本館には、「日本館」と「地球館」があります。地球館には、最先端の科学的知見を盛り込んだ、幅広い世代が楽しめるミュージアムになっています。そして、日本館にある大理石の壁をじっくりと見てみると、なんとアンモナイトの化石が埋まっているんですよ!これは見る価値ありです。展示スペースでは、日本列島の生い立ちや、南北に長い日本列島ならではの自然・生き物の多様性について紹介しています。
国立科学博物館の魅力
(1)歴史のある建築に見る「美」
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2008年に重要文化財に指定された「日本館(国立科学博物館本館)」は、ネオ・ルネッサンス様式の建物です。窓には美しいステンドグラスがはめ込まれており、光が差し込む度にキラキラと館内を彩ります。また、建物と一体化するように存在する「フーコーの振り子」は、国立科学博物館のシンボルともいえる展示です。(2)工夫が凝らされたワクワクする展示
国立科学博物館には、421万点を超える収蔵品のなかから厳選された貴重な資料や標本が、体系的に展示してあります。テーマをより深く理解するための工夫が随所に散りばめられた、好奇心をくすぐる展示に、子供はもちろん大人も時間を忘れてしまいそうです。(3)国立科学博物館をもっと楽しむためのイベント
hiyang.on.flickr
国立科学博物館では、博物館で働く研究者の話を直接聞ける「ディスカバリートーク」などのイベントが定期的に行われています。多くの展示物を専門的な知識を持った人の解説つきで観覧できるのが魅力!他にも、設備の整った環境で天体観測を楽しめる「夜の天体観望公開」や「楽しい科学実験室」などのイベントも人気です。国立科学博物館の5つの見どころ
(1)躍動感あふれる化石たち!
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国立科学博物館といえば、迫力のある恐竜の化石です。まるで生きているかのような躍動感あふれる化石たちの姿は、一度見たら忘れられません。恐竜だけではなく、「シーラカンス」や「マンモス」などの化石も見ることができます。太古の世界を感じる、ドラマチックな時間を過ごせます。(2)独特の映像体験!THEATER36○(シアター・サン・ロク・マル)
t.ohashi
日本館の地下1階にある全球型映像施設「シアター36〇」は、2005年に開催された「愛・地球博」の長久手日本館で公開されていた「地球の部屋」を移築した映像展示施設です。球状のスクリーンの全面に映し出される迫力のある映像を、まるで浮遊しているかのような心地で楽しめるのが魅力です。迫力のあるオリジナル映像を通して、自然や地球の不思議に迫ります。
(3)宇宙史に残る月の石
http://silentree.at.webry.info/200907/article_4.html
1969 年のアポロ計画で採取された宇宙史に残る石が「月の石」です。日本で初公開されてから 40 年もたちます。アポロ 11 号の月面着陸とともに,大阪万博をはじめ各所で展示された月の石は日本に一 大ブームを起こしました。その後、アメリカから日本に寄贈された月の石は国立科学博物館で常設展示されています。歴史に残る石をぜひ見てくださいね。
(4)日本独自の生き物たち
http://www.drk7.jp/MT/archives/001704.html
約170万年前から続く氷期と間氷期の繰り返しの中で、氷期に陸化した海峡を渡って大陸から日本列島に移りすんだ生き物。そんな生き物たちは海で隔てられた間氷期には、日本列島の変化に富んだ気候や複雑な地形などの自然環境に適応しつつ独自の分化を遂げました。その進化の様子を学習することができます。日本独自の生き物たちの歴史を知ることができますよ。
(5)建物の外にも注目!!
■シロナガスクジラ実物大模型 istolethetv
国立科学博物館は入る前からワクワクできます!正面に位置する「日本館」の両脇には、全長30メートルもある「シロナガスクジラ」の模型や、「蒸気機関車D-51」が展示されており、ダイナミックな姿を見ることができます。また、「地球館」のそばには、日本初の人工衛星を打ち上げるのに使われた「ラムダロケット用ランチャー」があります。 ■D51形蒸気機関車231号
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E7%A7%91%E5%AD%A6%E5%8D%9A%E7%8…
国立科学博物館の前庭脇に静態保存されているのが、D51形蒸気機関車231号です。D51形蒸気機関車は、日本国有鉄道(国鉄)の前身である鉄道省が設計、製造した、単式2気筒で過熱式のテンダー式蒸気機関車として知られています。そして、D51形蒸気機関車=「デゴイチ」の愛称は、日本の蒸気機関車の代名詞にもなりました。懐かしさと新鮮さを感じられる機関車です。
■ラムダロケット用ランチャー
http://nkarchive.blog.fc2.com/img/P8010218TN_R2014.jpg/
国立科学博物館に展示されているロケット・ランチャーと人工衛星「おおすみ」の実験模型は、最初の人工衛星の打ち上げに使用されたもので、我が国宇宙開発史上、記念碑的なものとなっています。1970(昭和45)年2月11日、鹿児島県肝付郡内之浦町の東京大学宇宙空間観測所から、人工衛星を搭載したラムダ4S型ロケットが打ち上げられました。1966(昭和41)年の1号機から4度の失敗を乗り越えて、5度目の打ち上げは成功し、無事人工衛星を軌道に乗せたという歴史があります。
豪雨・暴風疑似体験学習アトラクション(HERASEON)
http://resemom.jp/article/2015/05/26/24741.html
HERASEON は複数人の顔を認識・追尾する機能があり、自動でモニター画面に写る参加者の顔にヘルメットを装着させます。その後映像がスタートし、アトラクション参加者はモニター内で①雨のみが急激に激しく降り出すパターン(局地的短時間豪雨タイプ)と②雨と風がどちらも強くなるパターン(台風タイプ)の2パターンの豪雨と暴風を疑似体験することができます。豪雨や暴風、雷の効果音が臨場感や緊張感を演出し、自然の怖さを体験することができます。
親と子のたんけんひろば「コンパス」
http://uenogasuki.tokyo/uenotown/%E3%83%AA%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%A2%E…
コンパスは4から6歳の子供と、その保護者の方を主な対象とした展示室になっています。子供が楽しいと感じる展示を目指して作られているのも嬉しいポイントです。コンパスでは遊びの要素の中に親子のコミュニケーションを促すたくさんの仕掛けがあるので、夢中になって一緒に遊ぶことができますよ。ここでの経験を通じて、科学的な知識だけではなく、感じる力、考える力が養われることを目的としています。
かはくミュージアムショップ
http://www.onion-za.jp/kagaku-hakubutsukan/
ミュージアムショップでは、国立科学博物館の展示品をモチーフにしたオリジナル商品や、化石・鉱物等実物標本、実験・観察・工作キット、書籍など科学教材及びお土産・プレゼントに最適なグッズなどの色んなグッズが販売されています。またサイエンスナビコーナーでは、ショップで販売するグッズを利用した楽しい工作教室などを開催していますよ。(毎月第2,4土曜日)
■ 基本情報
- ・名称: かはくミュージアムショップ
- ・場所: 国立科学博物館 日本館地下1階
- ・営業時間:9:30~17:00
- ・電話番号: 03-5814-6757
レストラン「MOUSEION(ムーセイオン)」
https://feature.cozre.jp/5248
国立科学博物館のレストランがMOUSEION(ムーセイオン)です。ここの人気メニューは、限定30食の恐竜王国プレートです。早い時間に行かないと売り切れてしまうので、早めのランチがおすすめです。恐竜王国プレートが売り切れなら、限定50食のパンダプレートをぜひ注文してください!オムライスなどの懐かしい洋食メニューが様々あるので、お子様からお年寄りまで、ゆったりと美味しい食事を摂ることができますよ。
■ 基本情報
- ・名称: レストラン「MOUSEION(ムーセイオン)」
- ・住所: 東京都台東区上野公園7-20 国立科学博物館 上野本館 地球館 M2F
- ・アクセス: JR山手線、上野駅から徒歩10分
- ・営業時間: 10:00~17:00
- ・定休日: 月曜日
- ・料金: ~1000円
- ・公式サイトURL: http://www.kahaku.go.jp/userguide/access/restaurant/index.html
訪れた人の声
基本情報と地図
■ 基本情報
- ・名 称: 国立科学博物館(National Museum of Nature and Science,Tokyo)
- ・住 所: 〒110-8718 東京都台東区上野公園 7-20
- ・アクセス:JR上野駅(公園口)から徒歩5分
- 東京メトロ銀座線・日比谷線「上野」駅から徒歩10分
- 京成電鉄「京成上野」駅から徒歩10分
- ・営業時間: 通常9:00~17:00(入館は16:30まで)
- 金曜日9:00~20:00(入館は19:30)
- ・定休日 : 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)
- ・電話番号: 03-5777-8600
- ・料 金: 一般・大学生620円/高校生以下無料
- ・公式サイトURL: http://www.kahaku.go.jp/index.php
地図はこちら
国立科学博物館の魅力は伝わりましたか?こういう施設ってちょっと堅苦しいとか退屈なイメージを持ってしまいがちですが、実際に行ってみると想像以上に面白くてはまってしまう人も。長い時間をかけて自然環境や生物が変化し、今の地球があるのだなと思うと感慨深いものがありますよね。平成19年に改装された日本館では日本列島のなりたちや自然の移り変わりも学ぶことが出来ます。一日では足りないくらい見どころがぎっしり詰まったスポットへ貴方も一度お出かけください!
素材提供:トリップアドバイザー