伝説の温泉で癒され、名物の朝市で地元の名産品をチェック！尾瀬観光にも便利な老神温泉で心も身体

神々にまつわる神話の残る老神（おいがみ）温泉は、片品川の谷間にひっそりとたたずみ、神が開いたとされる温泉街です。尾瀬観光への拠点として利用するのも良いし、朝市で地元の名産品を見て歩くも良いし、どちらにしても片品川の流れる音を聞きながら癒しの時を過ごせます。

老神温泉とは？

老神温泉は、片品川の谷間に宿が建ち並ぶ上州名湯のひとつです。この地には赤城山の神（大蛇）と日光・男体山の神（大ムカデ）が争った際に、弓で射られた赤城山の神が赤城山山麓に矢を突き刺すとお湯が沸き、その湯で傷を癒して男体山の神を追い払ったとされる神話が残されています。

この時、男体山の神を追い払ったという事で「追神」温泉と命名され、後に転じて「老神」温泉となりました。

老神温泉のおすすめポイント

雪ほたる（1月～2月の土曜・祝前日）

老神温泉の各旅館やホテルの玄関やアプローチに雪や氷で作られた灯篭が飾られます。これらの灯篭が夜になれば一斉に火が灯され、その光景は冬の温泉街に雪ほたるが舞い降りたようです。幻想的に明るく照らす温泉街をそぞろ歩くと寒さを忘れ時間の経つもの忘れてしまいそうです。

大蛇まつり（5月第2金曜日、土曜日）

温泉街にある赤城神社の大祭で、温泉を発見したと言われる伝説の大蛇にちなんだお祭りです。昔、赤城山の神（大蛇）と日光・男体山の神（大ムカデ）が争った際に、男体山の神に弓で射られました。

この地に湧く湯で傷を癒して男体山の神を追い払ったとされる神話が残されています。この逸話にちなんで大蛇をかたどったハリガタで温泉街を練り歩く様子は荘厳です。

風のまつり（8月下旬） 

温泉街は赤城山の麓にあるため「赤城おろし」が吹く場所でもあります。この地では、風から農産物を守る意味を込めて行われる伝統的なまつりです。

「風のまつり」では、地元の方の出店やステージイベントが行われます。群馬のご当地アイドルグループ「ＡＫＡＧＩＤＡＮ（ＡＫＧ４８）」のステージもあり、夜は２５００初の花火が上がります。昼も夜も大変賑わいのある祭りです。

老神温泉お勧め宿

源泉湯の宿　紫翠亭　

紫翠亭は、東洋のナイアガラとも呼ばれる「吹割の滝」をモチーフにした中庭のある和風温泉リゾート旅館です。地元産の旬の食材を活かした会席料理が非日常の世界に招き入れてくれます。

また、露天風呂「銀河」は壮大な星空が浮かび上がるライトアップで、温泉に浸かりながら幻想的な世界を体験することができます。

仙郷　 

仙郷は、温泉街から片品川を超えた山の懐に抱かれた、和風造りの一軒宿です。山の自然をそのまま取り込んだ日本庭園を散策できる散歩コースもある広い旅館です。仙郷の料理は地元の野菜や川魚、上州牛を使うなど食材にこだわりを感じられます。

露天風呂付客室はゆったりと温泉を独占した気分を味あわせてくれます。

 白壁の宿牧水苑　

緑に囲まれた白壁の和風旅館です。若山牧水ゆかりの由緒ある宿であり、新館の「檜館」は、ぜいたくに檜を使った造りとなっています。

各部屋に総檜風呂を備え、内風呂も古代檜を使った名物風呂や野天風呂は、お湯と檜の香りで旅の疲れを癒してくれます。また、庭には清水が湧いており、持ち帰りができます。

観山壮 

観山壮は朝市の開かれる観光会館前広場に近く、また老神渓谷を見渡せる絶好の場所にあります。上州牛のステーキやしゃぶしゃぶを堪能できるほか片品川で捕れた川魚など、素朴な田舎料理を現代風にアレンジした料理は食べるのがもったいないほど目を楽しませてくれます。

 

吟松亭あわしま

吟松亭あわしまは温泉街の中ほどにある和風旅館です。広い庭園露天風呂は「美人の湯」として評判で、お肌がすべすべになること請負です。 展望露天風呂付客室が3室あり、家族やグループでゆったり・のんびりと自然を満喫しながら温泉三昧を楽しむのも旅の醍醐味です。

食事は個室食事処や囲炉裏付きテーブルなど趣向が凝らされていて楽しみです。

老神温泉、周辺のおすすめ観光スポット

朝市

４月から11月中旬にかけて、老神温泉街の観光会館前広場で名物の朝市が開かれます。老神温泉朝市は関東一の朝市とも言われています。

地元で採れたての季節の野菜、山菜、果物、キノコや手作り味噌、コンニャク、モチ、まんじゅう、漬物、球根など、地元の人が持ち寄った特産品が並びます。素朴な土地の人々の笑顔に触れ合うのも朝市の楽しみ方です。

吹割の滝

吹割の滝は幅３０ｍ、高さ７ｍの滝で東洋のナイアガラと呼ばれ、昭和11年国の天然記念物に指定された名瀑です。川床を吹き割るように水が流れて滝になっているため、全国的にも珍しい上から眺めることのできる迫力満点の滝です。

遊歩道も整備されていて、流れ落ちる滝のそばまで行くこともできます。新緑のころ、雪解け水が豊富な４月から５月にかけて最も迫力のある姿を見ることができます。 周辺には『鱒飛の滝』『獅子岩』『般若岩』『浮島観音堂』『浮島橋』『観瀑台』などの見所が多くあります。

玉原高原 たんばらラベンダーパーク

玉原高原は標高1200～1500mにあり、子供が楽しめるキッズスキー場がある通年型リゾート地です。たんばらリゾート地にあるたんばらラベンダーパークはふわふわランドやドッグランが併設され、7月～8月に関東最大級の５万株のラベンダーが咲き誇るテーマパークです。

エントランスから中央広場、大展望台に続く園内には、スポット別にラベンダーやサルビア、マリーゴールド、穴ベル、ニッコウキスゲ、ヤナギランなど色とりどりの花が咲き競います。季節により咲く花が変わりますのでお出かけ前にチェックしましょう。

迦葉山龍華院弥勒護国寺

迦葉山龍華院弥勒護国寺は８４８年に民主安泰の鎮守護国寺として開かれました。中峰堂には、日本一の大きを誇る大迫力の大天狗面や、交通安全、諸願成就の各大天狗面が安置されており、高尾山、古峰神社とならぶ関東三大天狗のひとつとされています。

大天狗面は８月３日から始まる「沼田まつり」のイベントの一つとして、市役所前に展示されたあと市中を巡行する姿は圧巻です。

参加者の声

ジャイアンさんの旅日記見てて思い出した！ひとみも滝見に行かなきゃ☆日本のナイアガラて呼ばれてるらしいよ。行きたい！って思ったのが冬で雪の為に封鎖されてたのだ！今週行こうかな♪ #吹割の滝 pic.twitter.com/nPfP8lfo5z

— ひとみ(34) (@sutazzu_hitomi) April 14, 2015

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素材提供：トリップアドバイザー