元伊勢三社の1つ！京都府福知山市にある「元伊勢内宮皇大神社」について

福知山市の大江という地域には元伊勢と伝承がある神社が3つあります。今回そのうちの1つ「元伊勢内宮皇大神社」の魅力について紹介していきたいと思います。あの伊勢神宮より古い歴史をもつ由緒ある神社ですよ。

１．元伊勢内宮皇大神社とは？

そもそも元伊勢とは、三重県伊勢市にある伊勢神宮が現在の場所に着座するまでに分祀されたとされる各地に約20ヶ所存在する神社のことだそうです。天照大御神という神様を祀っており、奈良時代に元明天皇朝が建立したとされています。

またこの伝承とは別に、麻呂子親王が凶悪な鬼を討伐する際に、豊受大神社と共に勧請されたもであるという伝承も残っています。

２. 元伊勢内宮皇大神社の魅力

まず最初に目を惹くのが、見たこともない黒木の鳥居です。この元伊勢内宮皇大神社の他に、同市内にある元伊勢外豊受大神社と三重県伊勢市にある伊雑宮としかない大変珍しい鳥居だそうです。さらに本殿知覚にある樹齢約2000年の龍灯の杉と呼ばれるご神木もかなり特徴的で目を惹かれます。

家内安全・交通安全のご利益があり、パワースポットとしても知られているようです。

３．見どころ・お勧めポイント

元伊勢外宮豊受大神社

元伊勢三社のひとつで、豊受姫命という食べ物の神様が祀られています。その神様を雄略天皇が丹波国からこの神社に遷宮したのが始まりだそうです。黒木の鳥居もですが、元伊勢内宮皇大神社にあるご神木の龍灯の杉がこの神社にもあります。

また、元伊勢内宮皇大神社の近くにあります。お参りする際は外宮から内宮の順で進むのがよいとされているそうです。

天岩戸神社

こちらも元伊勢三社のひとつです。櫛岩窓戸命（くしみけぬのみこと）という神様が祀られています。なんと、社殿が峡谷の岩壁に建てられているため、備え付けられている鎖で岩壁をよじ登らないとお参りできないそうです。社殿の裏手にある大きな岩は御座石と呼ばれており、神様が座して天下ったそうです。

また、天岩戸神社の周辺の山は、京都府指定の自然環境保全地域となっており禁足地とされています。

御霊神社

元々は宇賀御霊大神という神様を祀っており、五穀豊穣・商売繁盛のご利益があるそうです。

ですが、同時に明智光秀も祀っているそうで、神社の名前はそちらに由来しているそうです。明智光秀といえば主君である織田信長を討ったとい逆臣のイメージが定着していますが、この地域における善政を讃え、明智光秀に関する数多くの資料が保存されています。

４．訪れた人の声

【土御門殿参拝記2015】つづいて、元伊勢内宮皇大神社。やっとこ山の中にありました。　#陰陽道 pic.twitter.com/kwYbMF9viH

— takuhiro （kinosy,歴担） (@Kino_see) 2015, 7月 31

元伊勢内宮皇大神社は、天照大御神が伊勢神宮へ遷る前に一時的に祀られていたかも？という場所だそうで、もう少し下った所には元伊勢外宮豊受神社も。伊勢神宮と元伊勢内宮が冬至になると太陽が通るラインになるらしく、なるほど〜と。 pic.twitter.com/TAEdBoGmYP

— ばっちこ (@usocoo) 2015, 5月 9

峠を越えて元伊勢内宮　皇大神社へ参詣！ 天岩戸神社なるものも一緒に参詣です。 pic.twitter.com/HJLRhF2wbH
— たけも@舞踏会全力待機 (@squall0326) 2015, 3月 13

５．詳細

福知山市が誇る元伊勢三社は、歴史的にもパワースポットとしても魅力がいっぱいです。元伊勢内宮皇大神社を訪れる際は、ぜひ元伊勢外宮豊受大神社と天岩戸神社にも立ち寄ってみてはどうですか。