甘い香りに癒された～い♪ 全国の水仙の名所7選

早いところでは11月頃から咲き始めるスイセンの花。1輪咲いているだけでも甘い香りが漂いますね。日本では海岸近くに群生地があります。今回はスイセンの花が多く咲く公園や、海岸などの群生地を紹介します。海に浮かぶ世界遺産を背景にしたスポットもありますよ。

1 . 国営ひたち海浜公園 (茨城県)

約300種類100万本

国営ひたち海浜公園といえば、初夏に咲く一面の青い花・ネモフィラで有名ですが、スイセンの花も見事です。2月中旬頃から3月中旬頃まではスイセンの丘で早咲きの花が、その後はスイセンガーデンやスイセン見本園にて楽しむことができます。4月中旬過ぎ頃までの約2ヶ月間、甘い香りに包まれてみませんか？ 

2 . マザー牧場 (千葉県)

 園内に約10万本

ヒツジや牛、アルパカなどの動物たちとふれあえる観光牧場として有名なマザー牧場。広い園内ではイチゴ狩りやポピーの花摘みなどを体験することもできます。

そんなマザー牧場では、12月下旬頃から2月中旬にかけてスイセンの花が開花。スイセンの花は園内各地で見ることができますが、梅園の入り口付近が特にオススメです。同じ方向を向いているのがポイントですよ。

3 . 爪木崎 (静岡県)

八重咲や一重咲きなど約300万本  

伊豆半島の南端に近い、下田市須崎にある爪木崎。ここには野スイセンが群生していて、その数なんと約300万本！12月20日～翌年2月まで行われるスイセンまつりは、多くの観光客で賑わいます。青い海に白いスイセンの花が映え、一足早い春の訪れを感じることができるでしょう。

灯台まで続く散策路の両側に咲き乱れる、スイセンの花はまさに圧巻。爪木崎は風が強いので気をつけてくださいね。

4 . 越前海岸 (福井県)

段々畑などに約60ヘクタール！

日本海側のスイセンの群生地と言えば、ここ越前海岸。越前岬近辺から越廼村にかけて、毎年1月中旬から下旬に白く可憐な花を咲かせます。なかでも山沿いにある梨子ヶ平付近の段々畑は、荒波の日本海を背景にした見事な水仙畑を堪能できると評判です。

2016年は1月16日(土)から31日(日)までスイセンまつりが開催されるとのこと。周囲には鳥糞岩や呼鳥門などの観光スポットもあるので、スイセン畑とあわせてどうぞ♪

5 . 灘黒岩水仙郷 (兵庫県)

海沿いの斜面一帯に約500万本！

淡路島の冬といえば灘黒岩水仙郷！江戸時代に植えられた球根が徐々に繁殖し、現在では海沿いの斜面約7ヘクタールに約500万本の野スイセンが咲き誇ります。

園内の斜面に咲いているので、急な階段が多くある灘黒岩スイセン郷。訪れる際には運動靴など歩きやすい格好がおすすめです。見渡す限りのスイセン畑でリフレッシュできそうですね。  

6 . 野母崎水仙の里 (長崎県)

軍艦島を背景に約1,000万本！　

長崎県で唯一、環境省が選んだ「かおり風景100選」に入っているのが、野母崎総合運動公園内にあるスイセンの里公園です。長崎半島のほぼ先端部分にあたる野母崎。スイセンの里公園からは海上に浮かぶ世界遺産・軍艦島を眺めることもできます。

軍艦島を背景にした1,000万本のスイセンの花を、ぜひお楽しみください。2016年1月9日(土) ～ 1月31日(日)には、「のもざき水仙まつり」も開催されます。

7 . 新宿御苑 (東京都)

都内でスイセンを楽しみたい方は、新宿御苑はいかがでしょうか。都会の喧騒を離れ緑豊かな公園内には、甘く香る野スイセンのほか、ラッパスイセンなど多品種が植えられています。数はあまり多くありませんが、公園内のあちこちで純白のスイセンの花を愛でることができますよ。

まとめ

真冬に咲く白い野スイセンの群れ。周囲に広がる甘い芳香に癒されながら、一足早く春の訪れを感じられるでしょう。群生地は急斜面な海岸が多いので、靴や服装などにご注意くださいね。

素材提供 ： トリップアドバイザー